アメリカで最も危険な男
〜ダニエル・エルズバーグの回想〜 後編 (再)
- 2010年3月2日 火曜 午後9:10〜10:00
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10年3月9日 火曜 午前10:10〜11:00
10年4月18日 日曜 午後4:00〜4:50




7千ページに及ぶ国防総省の機密文書「ペンタゴン・ペーパーズ」のコピーを終えたエルズバーグは、まず、当時戦争に異を唱えていた議員たちの元に持ち込んだ。しかし、国家の裏切り者呼ばわりされたり、愛国心がないとそしられたりするのを恐れ、内容を公表して政府の横暴を正そうという勇気ある政治家はいなかった。そこで1971年3月、エルズバーグはニューヨーク・タイムズに文書をリークする。この頃、彼はノーム・チョムスキーらとともに反戦活動に取り組んでいた。NYタイムズでは、機密文書の内容掲載がスパイ法に抵触しないかどうか、慎重な審議が行われていた。そして3ヶ月後、ようやく記事は発表される。直ちに政府から記事の差し止め請求が出され、エルズバーグはFBIとメディアの両方から追われるようになる。
しかし、NYタイムズ、ワシントン・ポストに続き新聞各紙が記事を掲載、テレビや上院議員も加勢する。エルズバーグはスパイ法違反で起訴されるが、保証金を支払い保釈。最高裁判所も、NYタイムズとワシントン・ポストに記事掲載を認め、国家の安全保障のためと叫ぶだけでは報道の事前検閲を正当化できないという、「表現の自由」に関する歴史的な判決を下した。
- 原題:The Most Dangerous Man in America
- 制作:Kovno Communications / InSight Productions (アメリカ 2009年)