<シリーズ コンクール受賞作> 血塗られたアフリカのバラ 後編 (再)
- 2009年12月8日 火曜 午後9:10〜10:00
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10年1月13日 水曜 午前10:10〜11:00
10年3月4日 木曜 午後9:10〜10:00
10年3月11日 木曜 午前10:10〜11:00




2006年1月、自然ドキュメンタリーの制作者として世界的に知られ、後に、環境保護活動に身を投じたジョアン・ルート女史がケニアの自宅で殺害された。ジョアンが暮らしていたナイバシャは、ドラマ「ボーン・フリー」や映画「アウト・オブ・アフリカ」で知られるケニアの美しい湖があり、アフリカの魅力を象徴する場所である。近年はバラを生産する巨大農場が次々と作られ、さらに数万人が仕事を目当てに押し寄せ、環境破壊が進んでいる。ジョアンは自然が壊されていく事に心を痛め、環境保護活動に傾倒していた。その活動は様々な軋轢を生み、事件はそのさなかに起こったのだ。
ジョアンが暮らしていたナイバシャでは巨大なバラ農園が作られ、多くの人たちがそこで働くために集まってきていた。農園は大量の水をくみ上げ、労働者は湖で魚の密漁を繰り返し、野生の宝庫だった地域の環境は日増しに悪くなっていった。
ジョアンは湖の密漁を監視する特別部隊を私費を投じて結成。厳しい態度で密猟者を取り締まった。活動の中で、密猟者にけがを負わせるような事もあったが、ジョアンは金を払って解決していた。貧しい人たちにとって湖での漁は貴重なタンパク源。魚を保護するために小さな魚を捕らないという知識もなかった。網を没収され、漁を禁じられた人たちの恨みがジョアンに向かっていった。やがて、特別部隊は解散を余儀なくされた。
こうした中でジョアンの周辺で不審な事件が相次ぎ、緊張が高まっていた。警備担当者も雇い入れ、警戒を強めていたが、とうとうジョアンは2006年1月、深夜2時に自宅にいるところを襲われ命を落とす。
アフリカで生まれ、アフリカで命を落としたジョアンの人生を、元夫や友人、特別監視部隊のリーダーたちヘのインタビュー、ジョアンの生前の映像などで浮かび上がらせる。
- 原題:The Blood of the Rose
- 制作:国際共同制作 NHK / Dragonfly Film / BBC / Channel 4 / WDR (イギリス 2009年)