<シリーズ 医療の現場> 医療費が払えない
〜アメリカ 4700万の保険なき人々〜 後編 (再)

2008年9月24日 水曜深夜[木曜午前 0:10〜1:00]
再放送09年8月26日 水曜 午前10:10〜11:00
09年9月9日 水曜深夜[木曜午前 0:10〜1:00]



耐貧生活を送りながらも、間に合わせの義足で就職活動を続けたヘクターは、努力が実を結び、倉庫での商品管理の職を得る。試用期間を終えて、無事新しい医療保険を手に入れたが、果たして就職前の出来事に原因する事までカバーしてもらえるのかどうか分からず、不安なままである。

慢性の肝臓病と糖尿病にもかかわらず、薬を買えず入退院を繰り返していたジョーは、病状が悪化する中、ある日転倒して脊椎を損傷し、介護施設に収容される。妻のデールは、献身的な看病を続けるが、ジョーはクリスマスを待たずに他界。妻の手元には、巨額の借金だけが残された。

進行性の卵巣ガンと診断されたカレンは、手術と化学療法で小康状態を取り戻す。8万ドルに及ぶ医療費の足しにするため、自宅を処分し低所得者用住宅に移ったが、過労とストレスでノイローゼ気味だ。さらに悪いことに、一年後、ガンの再発が見つかる。彼女のように保険を持っていないガン患者は、全米で50万人以上いるが、皆、不安の中で病気と闘っている。

脊椎の変形による痛みに苦しむカルロスは、幸いにも、地元自治体の健康診断で出会った医師が、30万ドルの手術費用を工面してくれることになった。それでも医師は、保険を持たない患者には、たとえ必要と判っていても、無制限な治療はできないと語る。

  • 原題:Critical Condition
  • 制作:Public Policy Productions / WNET (アメリカ 2008年)
NHKオンデマンド
担当者メモ

番組の中で、アメリカ人の死亡原因の第6位に「医療保険の非加入」が挙げられています。これは、糖尿病や呼吸器疾患による死亡よりも多い数で、現実のひどさを物語っているのではないでしょうか。

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