「パワステ」は3月30日で放送終了しました。
長らくのご愛聴及び、メッセージ&リクエストありがとうございました。

東日本大震災 被災地へのエール #3

ゲスト: 平田隆行さん(和歌山大学システム工学部准教授)

2011年4月22日放送

平田隆行さん

3月11日に発生した東日本大震災の被災地に、和歌山から何ができるのかをテーマにお届けしてきた「パワステ」。

第3回は、近い将来予想されている「東南海・南海地震」と、それによる大津波に和歌山県民がどう備えるべきなのか、まちづくり・むらづくりと防災をテーマに研究されている、和歌山大学システム工学部准教授の平田 隆行(ひらた たかゆき)さんをゲストにお迎えしました。

平田さん・野方・金岡

実は、平田さんは、1995年の阪神淡路大震災を大学生のころ神戸で体験されたことが、現在の研究テーマを選択するきっかけになったそうです。

地震の瞬間、あたりが無音状態に静まり返り、何分後にあちこちから大音量のラジオの音が聞こえ始め、我に返った。そのことをはっきりと覚えておられるということでした。

平田さんは、今回の震災からほぼ1か月後の今月9日から、岩手県の三陸海岸沿いの被災地に入り、防災という観点から検証をしてこられたそうです。その中で、三陸をたびたび襲った大津波を受けて、高い場所に集落を移動した「高所移転」の集落が、被災を免れていたのが印象的だったということです。

しかし、津波や地震にたびたび襲われる場所は、海の幸が豊富だったり、温泉がわき、気候が温暖だったりして、人々が暮らしやすい場所でもあるので、せっかく高所移転した人々が、津波から10年、20年と時がたつにつれ、次第に海沿いへ移動していき、再び被災ということを繰り返してきたことも、今回わかったということです。

平田さんは、「そもそもまちづくり、むらづくりを始める際、災害に見舞われた時どう命を救い、その後どうまちを再生するかという、『復興』まで視野に入れなければならないと思います。」とおっしゃいました。

その上で、「今回の震災は、大規模で被災地の範囲も広く、原発事故というこれまで経験したこともない災害で、復興には相当長時間必要になってくるでしょう。だからこそ和歌山の人たちが、いざというときどう備えるか、という意識を高め、ずっと長く被災地の人々に心を寄せ、ともに復興に向かっていくという思いを持ち続けることが、何より大切だと思います。」と話してくださいました。

平田さんの和歌山大学でも、被災地の学生や、被災地の大学で学んでいた和歌山県出身の学生への支援などを検討しているということです。

FM TANABE

この日はもうひとつ、地域のコミュニティーFMが、災害の時にどう機能するのかというテーマで、FM TANABEの取り組みもご紹介しました。

3月11日は、和歌山県にも大津波警報が発表され、海の近くのサテライトスタジオからスタッフを引き上げ、本局からの放送に切り替えたそうです。

中川彩さんは、「スタジオにパソコンを常備し、リスナーからのメール情報を即時に放送できるようにしているのですが、当日の夜、避難所の情報として、車で来るなら運動場が駐車場だという情報が届くなど、助かりました。
反面、『今海が引いている。』などの情報も多く寄せられたのですが、大津波警報中に海沿いにいることがいいことかどうか、迷った末に結局放送しなかった情報もありました。」と、当日の緊迫した様子を話してくださいました。

また、社長の泉 清さんは、「大津波警報が出ていても、どこまで危険なのか実感がわかず、まちの防災放送も出ている中、とりあえず放送を続けているという意思表示で音楽を流し続けました。
しかし、東北の大津波を目の当たりにし、もし和歌山で同じことが起きたなら、今度はひたすら『高いところに逃げてください!』と呼びかけ続けようと思います。」と決意を語ってくださいました。

平田さん・野方・金岡

東北の被災地でも、FM石巻、FMいわきなど、いち早く地元のコミュニティーFMが放送を再開し、生活情報を送り続けているといいます。

いざというときのために、お互い補い合いながら協力し大切な情報を送り届けるため、今後も話し合っていきたいと思います。改めてよろしくお願いします。

とても考えさせられるお話をしてくださった、ゲストの平田隆行さん、どうもありがとうございました!

さて、「パワステ」は、2週間お休みをいただき、次回5月13日(金)からは、装いを新たにお届けします。パーソナリティーは、安里愛美とタウン誌編集部長の松本雅樹さんです。

新生「パワステ」は、リスナーの皆さんからのメッセージとリクエストで構成していく音楽情報番組です。身近なこと、感動したこと、さまざまなメッセージを添えて、リクエストを投稿フォームからお送りください(携帯電話からも投稿できます!)。

「パワステ」リクエスト&メッセージ投稿フォーム

(パソコン)  こちらの 投稿フォーム から!

(携帯電話)  メニュー→TV→NHK→地域→和歌山放送局→パワステ から!

引き続き、東日本大震災の被災地へのメッセージとリクエストも募集します。たくさんのリクエストをお待ちしています!

ご紹介したメッセージとリクエスト曲

平田隆行さん

リクエスト曲

赤とんぼ  三波春夫とコーネリアス

RN: おーしゃんさん

メッセージ

先日からこの放送で和歌山からも被災地に様々な支援がされていることを知りました。わたしたちがなかなか現地に行く事はできませんが、ささやかかもしれませんが、応援したいと思います

リクエスト曲

何度でも  Dreams Come True

RN: あなたがわらうまで2号さん

メッセージ

「福島県」は、津波被害、地震被害、原発災害、風評被害に苦しめられ、未だに『災害』が続いているという見方もできます。避難所での「生活」とはとても言えない日々を送り、絶望・暗闇の中に光を求めているような状況です。原発災害については、ボランティアの域を越えていますが、原発避難エリアの地域と残された住民支援をどう考えるのか。私たちは、このまま手に負えない問題として目を背けることなく、被災者の心に声に耳を傾け、見守り続ける、見つめ続けるという支援が長く長く必要と感じます。

「福」のある福島へ、「歌」のある和歌山から。歌が全てを救うとまではいいませんが、このパワステに集い、私たちが応援歌を響かせ続けることが一筋の光となり、現地に届くことと信じています。

リクエスト曲

Mirror  Mr. Children

RN: うさぎとかめさん

メッセージ

東北にほとんど知り合いはいないのだけど、そんな中でも何人かの友達が被災しました。連絡がつくまでの数日間の長かったこと!でも、あの大津波から命を長らえた人たちも、これからが大変ですよね。みんなが毎月1000円ずつ倹約して積み立てて、被災地の義捐金にするとか、 そういう息の長い応援をしていきたいと思います。

だいじょうぶです!いっしょにいますから!

被災地に送りたい曲として、新人時代の工藤慎太郎のこの曲があったことを思い出しました。やさしい声で、でも、強い思いがこもっていて、聞いていて、前を向きたくなります!

リクエスト曲

Message  工藤慎太郎

東日本大震災 被災地へのエール #2

ゲスト: 木村尚博さん

2011年4月15日放送

新年度からバージョンアップしてお届けする新番組「パワステ」。
「パワステ」は、元祖「わかやま パワステ ーション」の略語なんです!
え?そんなことは分かってる?そんなあなたは、筋金入りの「パワステ通」です。

木村尚博さん

今回も先週に引き続き、番組のテーマを「被災地へのエール」と題しお送りしました。ゲストは、和歌山市磯ノ浦でしらす加工業を営む木村尚博(きむら・なおひろ)さん。

木村さんは、今月6日(水)にワンボックスカーいっぱいに支援物資を積み、東北地方の被災地に向けて出発し、各地で救援活動をしたあと、13日に和歌山に戻られました。

木村さんは、趣味でサーフィンをされていて、今回、プロサーファーのカービー福永さんを含む仲間 8人で 東北へ向かいました。被災したサーフィン仲間の情報を頼りに、福島県から宮城県に入り、孤立している集落などをまわり、支援物資を配ったということです。

サーファーのみなさんは、日ごろからチームを組んでサーフィンをするために遠征する「サーフトリップ」を行うそうで、今回の支援活動もその団体行動力やコミュニケーション力がとても役に立ったとおっしゃっていました。

今回の支援活動で木村さんが感じたことは、支援の行き届いてない地域がまだまだあるということ。支援物資だけでなく、今、心のケアやコミュニケーションが求められているということ。特に孤立した地域では、それが目立ったそうです。

安里・木村さん・野方

最後に、「被災者の人たちが求めているのは、私たちが日常生活で必要としているもの」と木村さん。支援する側も、無理なく生活の一部としてできるような支援をしていくべきだ、という言葉が印象的でした。

(木村さんは今月19日に再び、2トンの保冷車に、生鮮食品野菜やくだもの、肉、魚などを積んで現地に向かったそうです。)

ご紹介したメッセージとリクエスト曲

木村尚博さん

リクエスト曲

One Love  Bob Marley

RN: はやっしー@祈りとともにさん

メッセージ

東日本大震災の被害にあわれた皆さまに心からお見舞い申し上げます。

新聞やニュースで被災地の様子を見聞きしていると、泣きそうになります。
一体どれだけたくさんの人が亡くなったのか、家族や友人にみとられてではなく人知れず濁流に呑み込まれていった人たちの無念さを考えると心が痛みます。

遠く離れた和歌山に暮らしていますが、今、被災地の人たちにできることは何か、いつも考えています。
自分なりに色々と考え、行動できることは実行していきますが、何よりも大事なのは意識を薄れさせないことだと思います。

今回の災害は規模があまりに大きくて、国を挙げて、私たち国民一人一人が復興に向け、少しずつ力を出し合って、一歩ずつ復興に向けて歩んでいくことだと思います。

リクエスト曲は、先日ふとしたときに耳にして気になった曲です。被災地に向け、静かに思いを巡らせる時間を大切にしたいと思います。

支え合おう、日本☆

リクエスト曲

時代  中島みゆき

RN: あなたが笑うまで1号さん

メッセージ

毎日、入れ替わり立ち代わりたくさんの方が自分たちのために全国各地から支援に駆けつけてくれる。被災者にとって、こんなにありがたく、心強いことはなかなか無いことです。

「ありがとう」という言葉に感情がついつい乗ってしまい涙を伴うことも少なくありません。

しかし、何日か経過していくうちに、現実を客観的に見えるようになってくるとついつい理想のボランティア像と比較してしまったり、「ありがとう」を言う元気も失ってしまったりする時期がどの被災地にもあるのではないかと感じます。

誰でもきっとしんどい日があるんですが、被災者の心のそばに寄り添い、共感的に関わらせていただくためにも、私たちは支援のチームメイトに「ありがとう」「お疲れ様」、「いってらっしゃい」「いってきます」「ただいま」「お帰り」の言葉をかけ続けることができる存在でありたいですね。

リクエスト曲

おつかれさまの国  斉藤和義

RN: KO(コー)さん

メッセージ

大災害のたびに、現地に駆け付け、活動をしてきました。寄り添うことしかできませんが、、、。

2009年、台風9号(佐用町)のおばあちゃん、ゲリラ豪雨(和歌山市)の親子…僕は被災された方にお会いする前に「明日に架ける橋」を心に流します、音楽を聴く環境・装備を持っているならばぜひ。

リクエスト曲

明日に架ける橋  サイモンとガーファンクル

東日本大震災 被災地へのエール #1

ゲスト: 有井安仁さん(わかやまNPOセンター副理事長)

2011年4月8日放送

新番組FM「パワステ」では、4月いっぱい「東日本大震災」の被災地に向け、「和歌山から何ができるのか」をテーマに、生放送でお届けします。

有井安仁さん

第1回は、わかやまNPOセンター副理事長で、和歌山のボランティアや企業、団体、個人の力を結集して「支える人を支える」ネットワークの立ち上げに向け奔走している、有井 安仁(ありい やすひと)さんをゲストにお送りしました。

有井さんは、和歌山のNPOを支援し、ふるさとを元気にしようと頑張る人々の活動をサポートする目的で、10年前に設立された「わかやまNPOセンター」の副理事長として、さまざまな活動を行っています。

有井さん・水島・野方

今回は発災と同時に、和歌山にいて被災地にどう支援していけるかを考え、個人の力を結集し、被災地へ支援する組織づくりに着手しました。

目的は、被災者の支援者たちを支援する、「支える人を支える」ネットワークづくりです。

水島・野方

すでに、発災直後から和歌山県からも、公私を問わず救援の人々が被災地に入って活動をしています。

その人たちの報告によると、あまりにも被災の規模が大きく広範囲で、しかも福島県では原発からの放射性物質漏れの影響もあるという、これまで誰もが未経験の救援活動となっているという。

その中でも、自らが被災者で避難所の運営に奔走している自治体の福祉・防災担当者たちが、長期化で疲れきっているなど、緊急に解決を求められている問題と、復興に向けた長期支援の問題が提起されているということです。

そんな問題解決に、支援を希望する個人の力を集結させ、募金はピンポイントの支援先に届ける、そんな活動を有井さんは目指しています。

大震災から1か月の4月11日(月)、「支える人を支える」ネットワークが発足式を開き、いよいよスタートします。

詳しいことは、

「支える人を支える」ネットワーク事務局

わかやまNPOセンター  (電話) 073-424-2223

までお問い合わせください。

ご紹介したメッセージとリクエスト曲

有井安仁さん

リクエスト曲

世界の人に自慢したいよ  忌野清志郎

RN: たまさん

メッセージ

今回の大震災で被災されたみなさんに心よりお見舞いを申し上げます。
今でも何と言っていいかわかりません。

一昨年、仙台や石巻を訪れたのですが、まさに訪れたところが、今回大きな被害を受けています。
和歌山にいても、胸がつぶれそうになりました。

インターネットで、被災地の中学校の卒業式で卒業生が話した言葉をみつけました。

「天が与えた試練というにはむごすぎるものでした。つらくて悔しくてたまりません。
しかし苦境にあっても、天を恨まず運命に耐え助け合って生きていくことがこれからの私たちの使命です。」

これを見て涙が出そうになりました。

少しでも、被災された方に思いをはせ、いま私たちにできることをする、それが、彼らの使命を果たす助けになるのではないかと思います。

リクエスト曲

おなじ星  Jungle Smile

RN: ヤスさん

メッセージ

このような大きな災害が起きると、誰もが何かをしたくて右往左往します。
そうして自分の無力感に気づいて落胆します。

私自身がそうなのですが、そういった時にこの Man In The Mirror という曲が心に響きます。

"もし君がこの世界をより良くしたいなら
自分自身を振り返ってみよう
そして自分から変わるんだ"

という一節が好きです。和歌山から何かできればと思います。

リクエスト曲

Man In The Mirror  Michael Jackson

RN: Sweet Smileさん

メッセージ

「みんな同じ空の下」。いつも空を見上げて浮かんでくることばです。
空を見上げると世界中の人とつながっている気持ちになれます。

東日本大震災、今すぐに現地に行くことができないことが悔しくて悔しくてたまらないけど、
同じ空の下、心はつながっていることを信じて、
今この場所で自分ができることに一生懸命に取り組ませていただきたいと思っています。

リクエスト曲

みんな空の下  絢香

2011年4月の「パワステ」は、「東日本大震災」に関する復興支援情報や防災情報を中心に専門家を交えた放送をいたします。

また、被災地への応援メッセージを募集し、番組から送りたいと思います。