<ねごろ大唐>
今回の食材は、和歌山生まれのとうがらし「ねごろ大唐」です。
この名前には ①地元・根来寺の大塔 ②大型のとうがらし ③値ごろ感 という意味が込められているそうです。「大型のとうがらし」とは言っても、辛みはありません。気温や水の加減で、まれに辛いものが出来てしまうこともあるそうですが、辛いものが苦手な子どもでも食べやすいよう、農家の皆さんは努力しています。
夏真っ盛りに収穫は最盛期を迎え、秋ごろまで続きます。
<ねごろ大唐の特徴>
・実が厚く大きい ・・・大きいものはおよそ20センチにまで成長します。
・みずみずしく、甘みがある ・・・見た目はピーマンに似ていますが、苦みはほとんどありません。
※写真の右側が一般的なししとう。左側がねごろ大唐。
<ねごろ大唐を含めたとうがらし類の主な栄養分>
・ビタミンA ・ビタミンC ・クロロフィル ・カプサイシン
<キャスターからの一言>
収穫したての「ねごろ大唐」をそのままいただきました。
甘みとみずみずしさ、そしてシャキシャキ感に、一口もう一口・・・と、
あっという間にへたと種だけになってしまいました。
ねごろ大唐を出荷する際の選別基準は厳しく、曲がった透き間が2センチを超えるものは出荷しないそうです。
多い時は、収穫したうちの3分の1が出荷出来ないことも。
こうした厳しい基準の中にも、農家の方の「ねごろ大唐」への思いの強さを感じました。