6月17日(水)放送  「梅干しを一工夫」

ことしもやってきました~!和歌山の特産品、梅の収穫シーズンです。

梅干し

この時期はわたしの梅好き魂に火がついてしまうんですよね。最近スーパーなどで青梅をよく見かけますが、梅干しを作っているご家庭も多いと思います。梅干しは保存食としても重宝されていますから、暑さが本格的になるこれからの季節に適した食材ですよね。
和歌山県産の梅干し。皮が薄く、大粒で、ぽってりとしていて・・あー見ているだけでだ液が出てきますね。

梅干しは、疲労回復や新陳代謝をよくする効果がある「 クエン酸」がたっぷり含まれています。
クエン酸は、ビタミンB群やカルシウムが豊富な食材と組み合わせることで、それぞれの吸収を高める働きをします。

そこで今回は、梅干しと、ビタミンB群豊富な食材の豚肉、カルシウムたっぷりの豆乳とを組み合わせ、夏バテ防止をしながらもしっかり栄養を取ることができる料理をご紹介します。

達人のおすすめレシピ

「豚ヒレ肉の蒸し焼き
梅豆乳ソース添え」
豚ヒレ肉の蒸し焼き 梅豆乳ソース添え

野菜は、今回はたまねぎとにんじんを使いましたが、冷蔵庫の残り野菜で十分です 。
梅と豆乳のソースは、豚肉以外にも鶏肉やサラダなど幅広い料理の味付けに役立ちますよ。

作り方

  1. 豚肉に塩とこしょうをたたいてよくすりこみ、下味をつけます。
  2. 野菜は、ざく切りにします。
  3. 熱したフライパンにオリーブ油を入れ、豚肉を焼きます。
    ※あとで蒸し焼きにするので、表と裏に軽く焦げ目がつく程度にしましょう。
  4. 豚肉の下に野菜を散らし、いっしょに焼きます。
    ※豚ヒレ肉は火が通り過ぎるとパサパサになります。野菜を下に敷けば、その水分で肉がパサパサになるのを防ぐことができるのです。
  5. 香りづけに白ワインをかけ、ふたをして、およそ10分蒸します。
  6. 豚肉を10分蒸す間にソースを作りましょう。まず、梅干しの種を取り除き、 包丁の背を使って果肉がペースト状になるまで細かく刻みます。
  7. ボールに、ペースト状になった梅干し、豆乳、砂糖をひとつまみ、しょうゆを 少々入れて、全体がほのかにピンク色になるまで混ぜ合わせます。
  8. 豚肉の蒸し焼きは、はしをさしてみて、肉汁が出てこなかったら蒸し上がり。
  9. お皿に野菜と豚肉を盛りつけ、梅豆乳ソースを添えます。
    ※彩りにかいわれ大根やミニトマトなどを飾ってみてください。

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一言メモ

家本先生と門脇

<キャスターからの一言>

「梅干しと豆乳!?」、初めはどうなるのかと思いましたが、梅の酸っぱさが豆乳によってまろやかになって、サワークリームのような感覚で、豚肉とよく合います 。
いつもの梅干しをアレンジして、これからの暑い夏を元気に乗り切りたいものですね。

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