<新たまねぎ>
和食・洋食・中国料理、どんな料理にも合う「たまねぎ」。
一年を通してなじみのある食材ですよね。
昭和40年代、和歌山県は、兵庫県や愛知県とともに「たまねぎの御三家」と言われるほどの産地だったそうです。
今回訪ねた紀の川市では、昔からお米作りの裏作としてたまねぎの栽培が盛んで、現在、県内産のたまねぎの7割は紀の川市とその周辺で作られています。
春を迎えたこの時期、真っ白な新たまねぎや、葉付きのたまねぎの収穫が始まっています。
<新たまねぎの特徴>
・みずみずしく、軟らかい。
・しゃきしゃきとした食感。
・甘みがあるので、サラダなど生食に向く。
・葉付きのたまねぎの葉は、煮込むと、とろけるような食感が楽しめる。
(すき焼きや親子丼などがおすすめ)
・水分が多いので、日の当たらない風通しの良いところで保管。
<新たまねぎの栄養分>
・ビタミンB1、B2、ビタミンC
・カルシウム
・硫化アリル
中でも、注目したいのは「硫化アリル」。これは、独特の香り(ねぎ臭)の元になる成分で、胃の働きを良くし、食欲を増進させる働きがあるそうです。
ただ、熱に弱いので効果的にとるには、生で食べるのがおすすめだそう。
「新たまねぎのサンドイッチ」
「新たまねぎのサラダ」
<キャスターからの一言>
たまねぎが甘いものだということを、今回の取材で初めて知りました。新たまねぎや葉付きのたまねぎは今の時期にしか食べられませんので、この季節、ぜひ春の新たまねぎを味わってみてください。
今までは脇役のように感じていましたが、この時期のたまねぎは味が濃く、サラダでも、サンドイッチでも、主役となる素材です。
新たまねぎや葉付きのたまねぎは今の時期にしか食べられませんので、この季節、ぜひ春の新たまねぎを味わってみてください。