担当:片山

2015   12   15   (火) 放送

和歌山をハーブの産地に

 
片山

家庭菜園で人気のハーブ。これを和歌山の特産にしようと、3年前に会社をやめて農業を始めた50代の男性がいます。
県内外からも注文が相次ぎ、香りがとても強いと評判です。

紀の川市にある産直市場では、15種類ものハーブがずらりと並んでいます。

その日摘み取ったばかりの新鮮なハーブは、午前中に品切れとなることもあるほどの人気です。

※写真①
※写真②

このハーブを作っているのは、紀の川市の今木史典さん。

趣味で20年間ハーブを作り続けた経験を生かし、よりおいしいハーブを和歌山の特産にしたいと3年前から本格的に栽培を始めました。

 

※写真③

新規で農業を始めるには、計画性が大切だという今木さん。

ハーブは高収益で手間をかけず栽培できるため、若い生産農家にも栽培に加わってほしいと魅力を伝えています。

※写真④

スーパーなどでは、大根が1本1kgでおよそ200円なのに対し、ハーブは1パック15gでおよそ200円、1kgにするとおよそ1万2千円です。(12月15日現在)

 

今木さんが目指すハーブは、香りが強く持続するものだと言います。

※写真⑤
※写真⑥
※写真⑦

香りの強さの秘密。それは、土づくりにありました。

国内では効率の良い水耕栽培が多いですが、今木さんのハーブは土で丁寧に育てるため、香りが強く残るのが特徴です。

また、土に石灰を混ぜることで土の酸性度をおさえ、ハーブの産地・ヨーロッパの土壌に近づけようとしています。

 

今木さんの作るハーブは、今では東京や大阪の高級料理店からも引き合いがあるまでになりました。

 

また、今木さんたち生産農家は、ハーブの様々な食べ方をより多くの人に知ってもらおうとしています。

※写真⑧

およそ10種類ものハーブを使ったサラダや、

※写真⑨

ハーブの香りを味わいつくすお酒など、

※写真⑩

ハーブの様々な楽しみ方を考えています。

 

さらに、南北に長い和歌山県だからこそ、地域の気温差を利用して多くの種類のハーブを作ることができないかと生産者に呼びかけています。

今木さんたちは、ハーブ栽培を通じて和歌山の農業全体を盛り上げたいと、産地化の夢を追いかけ続けています。

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担当:宮崎

2015   12   8   (火) 放送

よみがえらせたい手作り納豆

 
宮崎

納豆の消費量が少ない和歌山県の中で紀美野町では、自家製納豆をつくる文化があります。消えゆく食文化を守る取り組を進めている学生達を取材しました。

自家製納豆を作っている紀美野町。

りら創造芸術高等専修学校の学生たちが、紀美野町の納豆文化について調べています。
調査範囲は、紀美野町から紀ノ川市の東西8kmの範囲です。

学生達の調査では納豆は煮た大豆をわらの中に入れ、湯たんぽやこたつで温め発酵させて仕上げます。保存のため、塩で和えていました。

調査に協力している高野山大学の森本先生は「なかなか記録が残っていない中、大発見です!」と話しています。

納豆食文化を調べているのは3年生の柴田華帆さんと、小野田円香さん、1年生の東慎太朗さんの3人です。

住宅を一軒一軒回りながら、納豆を今でも作って食べているかを聞き取ります。

調査した地区は黒豆の産地です。ある農家は魚がとれない山間部のため、たんぱく源として以前、冬の間にだけ納豆を作っていたと教えてくれました。

もともと、京都の八幡宮領地だったこの辺りは田んぼの畦で白い大豆を作っていました。高齢化や過疎化が進む中で、納豆も作らなくなったといいます。

消えゆく食文化を目の当たりにした学生たちは、納豆をもう一度見直してもらうための会を企画しています。

更に納豆づくりに関する情報を聞いてまわりました。

93歳になる前中八重子さんは、納豆にまつわる話を聞かせてくれました。

昭和60年代、前中さんの住む地域で作られていた納豆は、味が良く地域でも有名だったといいます。

「消えゆく地元の食文化を残していきたい」と調査する日々が続きます。
学生達が企画した「納豆を食べる会」は2016年2月14日(日)に開かれます。

詳しくは
りら創造芸術高等専修学校までお問い合わせください。
073-497-9111

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担当:草野

2015   12   1   (火) 放送

大掃除前に整理収納

 
草野

年末の大掃除を前に、台所と子ども部屋の整理収納のコツを紹介します。

整理収納のアドバイスなど、片づけセミナーの講師をしている吉松麻由さんを訪ねました。

吉松さんが片づけに関心を持ったきっかけは、

吉松さん:「子どもが小さい時にこの家を購入しましたが、収納スペースが結構ある家にも拘わらず、どんどん使いづらくなってきたのでどうすれば探し物やなくし物のない生活ができるのかなと、興味を持ったことからです。」

そして4年前に整理収納の資格を取り、掃除サービスの仕事を経験しました。

 

まず、一般の家庭を訪問して整理収納のアドバイスをする際、最初に必要な物と必要ではない物(迷う物)に分けます。

この時、迷う物は無理に捨てず箱に入れて期限を決めて置いておく方法を提案しています。

次に食器棚の整理収納です。

片づける前は、奥の食器が取り出しにくい状態でしたが、

片づけた後、見た目もきれいで取り出しやすく整いました。

 

吉松さんは自宅でも「台所の整理収納」のセミナーを開いています。

最も大事なことは、ふだん使っているものといないものを見極めて選び出すことだと言います。

吉松さんの台所の片づけのポイントは4つ。

1.コンロまわりにはできるだけ物を置かないようにします。

コンロまわりに調理器具などを置くと、コンロとその調理器具の油落としが大変になるからだそうです。

2.コンロの下にはフライパンを置きます。

フライパンはコンロで使うので、すぐ取り出せる位置に置き無駄な動きをなくします。

ブックスタンドなども使い、立てて収納すればより取り出しやすくなります。

3.高い位置にある棚には、重い物を置かないようにします。

ここには、ふだん使わない土鍋やカセットコンロなど重い物を置いてしまいがちですが、地震などで上から重い物が落ちてきた場合の怪我を未然に防げます。

4.炊飯器のそばに、ごはん茶わんを置きます。

毎日使うものは、より少ない動きで準備ができるようにするという考え方です。

 

こうすることで、吉松さんの家では家族も食事の準備を手伝ってくれるようになったと言います。

またセミナーに参加した人も、

「手料理が増えるのではないかなと思います」とか「地震の対策にと言われて、全くそのことを考えていなかったので、帰って見直します」などと話していました。

 

吉松さんの片づけは、家族にも浸透しています。

中学1年生と小学4年生の娘さんの机の上は、キッチンのコンロまわりと同じように何も置かれていません。

勉強に必要な物は、座って届く引き出しの中にすべて収納しています。

よく使うタブレット端末は上の引き出し、勉強に欠かせないノートは真ん中の引き出しに。

かさばる教科書は下の引き出しに立てて収納しています。

教科書は、立てて収納したフライパンと同じように、取り出しやすくしています。

クローゼットの中は衣類や漫画の本など適正量を決め、収納できない物は手放し、溢れるほど持たないことをルールにしているそうです。

吉松さんは、片づけをすることでたくさんのメリットがあると言います。

吉松さん:「まず、さがし物をする時間がなくなり、料理が手早くできるなど時間が短縮される。次に、お金。むだな物を買わなくなりました。そして、気持ちの面。以前は、さがし物やなくし物でイライラすることが多々あったけど、そういったことがなくなりました。」

吉松さんは現在、企業や小学校、幼稚園などで片づけの指導を行っていますが、それぞれ片づけのルールを決めておくことが上手な整理と収納のコツだということです。

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