放送内容

2017春〜京都 大原 ベニシアの手づくり暮らし〜

初回放送日 Eテレ 2017年5月27日(土)午後3時00分〜3時50分

豊かな自然に囲まれた京都・大原で手作り暮らしを楽しむ、イギリス出身のベニシア・スタンリー・スミスさん。この地に移り住んで21年目の春を迎えた。
この季節、ベニシアさんの楽しみは近所の散歩。途中で山里に自生するヨモギを摘んで、“ヨモギと黒豆のパウンドケーキ”を作るのも楽しみの一つだ。また、満開の桜に誘われて、手作りにこだわる若者たちが開くマーケットに出かける。オーガニックの農産物や手作りの工芸品を楽しく見て回る。
ある日、ベニシアさんは友人の刺しゅう作家を兵庫県猪名川町に訪ねる。最近、孫が2人生まれたベニシアさんに特別なベビー服を用意してくれていた。子どもの魔よけとして、服の背中に“背守り“と呼ばれる刺しゅうを刺したものだ。さらに、大阪府摂津市の欄間職人の工房を訪ねる。欄間はベニシアさんが日本家屋の中で特に気に入っているもの。繊細な模様を彫り上げる、職人技に感動する。

  • スイセンの手入れ

    春の訪れを告げるスイセン。見頃を過ぎると、花を取り除いて茎を縛る。

  • ヨモギと黒豆のパウンドケーキ

    山里に自生するヨモギとお気に入りの食材、黒豆を使ってパウンドケーキを作る。

  • ネギを植える

    ベニシアさんが“日本のハーブ”として大切にしているネギ。孫のジョー君と一緒に、家の前に借りている畑に苗を植える。

  • ファーマーズマーケットを訪ねる

    京都市内で毎月2回開催されるマーケット。手作りにこだわる若者たちと出会うのがベニシアさんの楽しみだ。

  • 刺しゅう作家を訪ねて兵庫県へ

    友人の刺しゅう作家・村田かつ子さんを訪ねる。最近、孫が2人生まれたベニシアさんのために、ベビー服に刺しゅうを刺してくれた。

  • 大阪欄間

    大阪府摂津市の欄間職人、木下文男さんの工房を訪ね、その繊細な職人技に驚く。

Venetia’s Friends
  • みやざき眞さん

    1979年、東京生まれ。20代の頃は東京でミュージシャンとして活動。2009年に京都に移住し、翌年に淳子さんと結婚。建築や木工を学んだ後、2015年に大阪府岸和田市に転居。古民家を改築して自宅兼工房を作り、木工作家として開業。コップやしゃもじなど暮らしの道具を中心に、さまざまな木工作品を制作している。

  • 木下文男さん 木下朋美さん

    大阪府摂津市で欄間の製作所を営む親子。父・文男さんは15歳で欄間の世界に入り、この道一筋60年。娘・朋美さんは文男さんの下で修行を重ねている。欄間の技術を取り入れた小物作りにも力を入れており、オリジナルの小皿や姫鏡などを作っている。

Venetia’s Essay
  • 地球は私の庭

    四月は英語で「April」といいますが、
    「開く」という意味のラテン語が
    語源といわれています

    私にとっては春の美しい花だけでなく、
    自分の心も「開く」季節

    大原をのんびり散策していると、
    地球上のすべての生き物は
    自然がもたらした奇跡だと感じます

    虫や鳥や野草などすべての命あるものから
    私たちは恵みを受け取っているのです

    心を開きさえすれば、
    周りの世界の美しさに気付きます。
    空気の中に春を感じます

  • 生き方の選択

    最近 日本では
    田舎暮らしに憧れる若者が増えています

    田舎のきれいな空気の中で野菜を作りながら
    子育てをするのが夢だというのです

    田舎で職人として生計を立てる若者もいます

    彼らは新たなアイデアで
    暮らしを快適にする方法を生み出します

    地球がみんなにとって最高の贈り物であることを
    誰もが気付いてくれますように

  • 欄間

    縁側や欄間がある日本家屋は
    外観も内装もすてきです

    家が美しい庭や外界と
    つながっていると感じられるからです

    何世代にも渡って受け継がれてきた技術の上に
    世界各地の文明や社会は築かれてきました

    しかしこの200年 その技術の多くが失われ
    大量生産の使い捨て社会が生まれました

    忘れられた工芸技術は人間の手による技能だったと
    多くの人が気付き始めました

    工芸は職人の不断の努力と愛情が
    作り出したものなのです

Venetia's Herb Note
  • ネギ

    何十年も前に日本に来たばかりのころ、食事のたびにネギがさまざまな形で出てくることに驚きました

    イギリスでは 湯がいたネギにクリーム状のホワイトソースをかけて副菜としていただきます

    リーキと呼ばれる太くて短いネギは子供ころから私の好物でした

    ネギは日本の大切なハーブ。風邪やのどの痛みを予防するといいます

    日本の食卓に薬味として欠かせないネギは私たちを健康に、パワフルにしてくれます

Venetia’s Resipe
  • ヨモギと黒豆のパウンドケーキ

    【材料】
    牛乳 200ml
    ヨモギ(生の葉) 40g
    黒豆の水煮 70g
    小麦粉 250g
    ベーキングパウダー 小さじ1と1/2
    バター 80g
    ブラウンシュガー 180g
    卵 3個

    【作り方】
    1. ヨモギをたっぷりの湯でゆで、水にさらしてアクを抜いたら、軽く絞っておく。 2. 牛乳を鍋に入れて火にかけ、さらにヨモギを加えて軽く煮る。粗熱がとれたらミキサーでピューレ状にする。 3. バターとブラウンシュガーをボウルに入れ、クリーム状になるまでよく混ぜる。 4. 3.に溶いた卵を少しずつ加え、混ぜ合わせる。 5. 別のボウルに小麦粉とベーキングパウダーをふるって入れておく。 6. 2.と4.と5.をサックリと混ぜ合わせる。 7. 6.に黒豆の水煮を加え、混ぜる。 8. 26センチのパウンドケーキ型に7.を入れ、190℃に温めておいたオーブンで約45分間焼く。 ※ヨモギの葉がない場合は、抹茶でも代用できます

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