放送内容

Vol.101丹波・丹後への旅

初回放送日 Eテレ 2016年11月20日

仲間たち
山城睦子さん
エッセイ
和紙

豊かな自然に囲まれた京都・大原で手作り暮らしを楽しむ、イギリス出身のベニシア・スタンリー・スミスさん。来日して45年目の2016年秋、青春時代の思い出の地、京都府丹波・丹後地方を旅する。
最初に訪ねたのは、日本三景の一つ、天の橋立の近く、丹後半島の伊根町。海沿いに舟屋と呼ばれる独特の家々が立ち並ぶ風景を海上タクシーから一望した後、舟屋の内部も案内していただき、海に生きる人々の知恵に驚く。また、港の市場を訪ね、新鮮な海の幸を手に入れて味わう。
続いて向かったのは、和紙の里として知られる、丹波地方の綾部市黒谷地区。山間を縫うように流れる黒谷川の清らかな水と原料となる楮(こうぞ)が豊富だったことから、良質な和紙が作られてきた。およそ 800年の歴史を持つという黒谷和紙、その職人の手すきの技に感嘆するとともに、ベニシアさんも紙すきに挑戦する。

  • 山城睦子さん

    祖母も母も手漉(す)きの和紙職人という家に生まれ、子どもの頃から親が紙漉(す)きをするのを見て育った。結婚後、一度生まれ故郷の綾部市黒谷地区を離れるが、子どもの手が離れたのを機に黒谷に戻り、伝統の紙作りを母親から受け継いだ。現在は黒谷和紙協同組合専務理事を務める。

  • 和紙

    ロンドンで暮らしていた
    10代後半の頃
    和紙のランタンを初めて買いました

    柔らかな光と影が部屋に放たれ、
    私はリラックスして
    にこやかになりました

    その数年後、
    来日して和紙がさまざまな用途で
    使われているのを見て
    嬉しくなりました

    和紙の柔らかさと強さに感嘆しました
    長く持ちこたえるのです

    楮(こうぞ)から作られた和紙は、
    夏は涼しく、冬は暖かくしてくれます

    アリストテレスは言っています
    “自然界のすべての事象には、
    必ず驚くべき何かがある”

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