放送内容

2016秋〜京都 大原 ベニシアの手づくり暮らし〜

初回放送日 Eテレ 2016年11月5日(土)午後3時00分〜3時50分

豊かな自然に囲まれた京都・大原で手作り暮らしを楽しむ、イギリス出身のベニシア・スタンリー・スミスさん。古民家の庭に秋を告げる花々が咲く頃、ベニシアさんは収穫の季節を迎える。畑で眼精疲労によいと言われるフェンネルを収穫し、ハーブティーやアイバスで楽しむ。裏庭では大好物のイチジクを摘み取り、熟した実をかじったり、オーブン料理を楽しんだりする。そんな秋のある日、愛用している西陣織の小物の織り元を訪ね、60年以上のキャリアを持つ織り師の手織りの技に魅了される。
後半では、ベニシアさんは、青春時代の思い出の地、京都府丹波・丹後地方へ旅する。海沿いに舟屋と呼ばれる珍しい家々が立ち並ぶ伊根町では、海に暮らす人々の知恵に驚くとともに、海の幸を味わう。また、和紙の里として知られる綾部市黒谷地区では、和紙職人と出会い、手すきの技に驚嘆するとともに、ベニシアさんも紙すきに挑戦する。

  • フェンネルの収穫

    実りの秋。ベニシアさん、畑に大きく育ったフェンネルを収穫。眼精疲労に効果があるというフェンネルの種を使ったオリジナルレシピをご紹介。

  • 行灯(あんどん)の修繕

    友人と、京都府綾部市で作られる黒谷和紙を使って行灯(あんどん)の修繕に取り組む。世界に一つだけの行灯が出来上がる。

  • 西陣織

    ベニシアさんが愛用している西陣織の小物。織り元を京都市内に訪ねる。60年以上のキャリアを誇る織り師と出会い、その美しく繊細な手織りの技に感嘆する。

  • 伊根の舟屋群

    海沿いに舟屋と呼ばれる珍しい家々が立ち並ぶ伊根町。海上タクシーに乗り、海から望む舟屋群の眺めを堪能し、海に暮らす人々の知恵に驚く。

  • 定置網漁

    住民の多くが漁師として生計を立てている伊根の漁は、その大半が定置網漁。港に水揚げされる魚は、獲れたその場で誰でも買うことができるため、伊根には魚屋がないという。

  • 黒谷和紙

    和紙の里として知られる綾部市黒谷地区では、和紙職人と出会い、手すきの技に驚嘆する。ベニシアさんも紙すきに挑戦する。

Venetia’s Friends
  • 岩間利夫さん

    西陣織の老舗織り元の織り師。戦後間もない中学2年の頃から父親の仕事の手伝いで織物を始め、23歳の時に現在の西陣織の会社に就職。以来60年以上、手織りを続けている。2015年には長年の功労とその技術の高さに対して、国から叙勲を受けている。

  • 山城睦子さん

    祖母も母も手漉(す)きの和紙職人である家に生まれ、子供の頃から親が紙漉きをするのを見て育った。結婚で綾部市黒谷地区を離れるが、子育てが一段落したのを機にふるさとに戻り、伝統の紙作りを母親から受け継いだ。現在は黒谷和紙協同組合専務理事を務める。

Venetia’s Essay
  • 大原の秋

    早朝目がさめると、肌寒さが身にしみて
    感じられるようになってきました

    庭の花に鈴虫が心地よいメロディを聞かせていました
    私は早朝の空気を味わいたくて
    ちょっと散歩に出ました

    二番穂を狙って鹿が田んぼに現れるでしょうか

    私は山々の彩りがゆっくりと変わっていくのを
    眺めています

    “秋はすべての葉が花となる、第二の春だ”
    −−−アルベール・カミュ

  • 西陣

    日本に来て初めて読んだ本が源氏物語でした

    平安時代の宮廷での豪華で美しい生活が
    鮮明に描かれていました

    遠い昔から絢爛豪華な織物がおられてきました

    西陣の機織りは今も芸術品を織り上げています

    織り機のカタカタという音は昔から
    途絶えることはありません

    まるで時間を超えてしまったかのようです

    いつまでも美しい、身の回りのものを
    大切にしなければと思います

  • 和紙

    ロンドンで暮らしていた10代後半の頃
    和紙のランタンを初めて買いました

    柔らかな光と影が部屋に放たれ、
    私はリラックスしてにこやかになりました

    その数年後、来日して和紙がさまざまな用途で
    使われているのを見てうれしくなりました

    和紙の柔らかさと強さに感嘆しました
    長く持ちこたえるのです

    楮(こうぞ)から作られた和紙は、
    夏は涼しく、冬は暖かくしてくれます

    アリストテレスは言っています
    “自然界のすべての事象には、
    必ず驚くべき何かがある”

Venetia’s Resipe
  • フェンネルのハーブティーとアイバス

    【材料】
    フェンネルの種 10ml
    水 300ml
    コットン 2枚

    【作り方】
    ・ハーブティー
     お湯を沸かし種を入れたポットにそそぎ10分蒸らす
    ・アイバス
     ハーブティーをコットンに浸して軽く絞り、まぶたの上にのせる

    ※ 妊娠中や授乳期の摂取については、適量を心がけ、十分注意しましょう。

Venetia's Herb Note
  • イチジク

    1992年、私と正は仙丈ヶ岳の山頂で結婚しました。 当時 英語学校の生徒たちが結婚祝いにイチジクの木をくれました。 今その木はとても大きくなり、8月から10月にかけてほぼ毎日、熟したイチジクを収穫できます。 乾燥イチジクは砂糖に代わる甘味料として、また伝統医学では整腸剤として使われました。 パンがあるときはイチジクとゴルゴンゾーラチーズのスライスをのせ、ハチミツをたらしてオーブンで焼きます。この組み合わせが実においしいのです。

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