2010年01月18日 (月)合縁奇縁
“人の気が合うのも合わないのも、不思議な縁ということ”
先日、取材のために加藤登紀子さんにお会いしました。「知床旅情」を歌っていただくにあたり、故・森繁久彌さんとの思い出を聞かせて頂くのが目的でした。たくさんの思い出のなかで、加藤さんがとても嬉しそうに話してくださったエピソードがあります。
それは、加藤さんが森繁さんに、ご自身のコンサートに飛び入りゲスト出演をお願いしたときのこと。当時、舞台でとても忙しかった森繁さんは、「15分だけ」と都合をつけてやってきてくださったそうです。数曲披露の後、森繁さんは・・・「もう1曲歌いたい」と、なんと自分でアンコール。加藤さんが訳詞をしたロシア民謡「草原」(「果てもなき荒れ野原」としても有名)という歌を歌われたのだそうです。
その歌は、荒野で死にそうな「ぎょしゃ」が、愛馬に「自分の死を家族に伝えてくれ」と言い残すという内容のもの。何か、「知床旅情」の”忘れちゃいやだよ 気まぐれカラスさん”というフレーズと通じるものを感じませんか?
森繁さんの「知床旅情」を人づてに聞き、歌い始めた加藤さんと、加藤さんが訳詞した「草原」をお歌いになった森繁さん。会うべくして会ったお二人なのだなあと、実感した取材でした。
その他のエピソードは番組の中で。本番での熱唱にご期待下さい。
(ディレクター・ケン坊)
投稿者:番組スタッフ | 投稿時間:21:12
