あしたをつかめ 平成若者仕事図鑑

no.295  ウェブデザイナー

インタビュー
インタビュー
「より多くの人に見てほしい」 生活や娯楽の情報発信だけでなく、企業の広告塔の役割も担うウェブサイト。
集客を目指すクライアントの要望をくみ取り、それに沿ってサイトを自身のセンスでどうデザインし、作り上げていくかがウェブデザイナーの腕の見せ所です。沖縄県那覇市で働く主人公の大城友香(おおしろ・ゆか)さん(24)はデザイナー歴2年。今年8月、自然体験施設から団体客を呼び込むための新しいサイトのデザインを任されました。
団体客という決められたターゲットにウェブサイトを見てもらうためには、どのようなデザインをすればいいのでしょうか。納期は1ヶ月後。多くの人にサイトをクリックして見てもらうために工夫を凝らす、ウェブサイト制作現場の奮闘をお伝えします。

自分のセンス次第で自由自在。見る人を魅了する、世界で一つのウェブサイトを作ります!

■ ウェブデザイナー とは? ■ ウェブデザイナー になるには?■ 収入・待遇は? ■ 仕事の味

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◇ ウェブデザイナー とは?  クライアントからの依頼を受け、ウェブサイトをデザインするのが仕事です。
 企業やお店、民間団体や行政機関など、様々な所からサイト制作の依頼が来ます。
 依頼を受けると、ウェブデザイナーはクライアントから、サイトを作る目的や掲載したい情報などを聞き出し、その内容を実際のデザインに反映させます。

 集客、売上げ増加、広報や宣伝・・・クライアントによってウェブサイトに望むものは様々。ウェブデザイナーは見る人とクライアントにとって最適なウェブデザインを考え出し、自分のセンスをフルに活かして画面上に表現していきます。
◇全国の状況・今の状況  ウェブデザイナーの数についての正式な統計はありませんが、今日本国内でインターネット関連の仕事に就いているのは4万人以上。その数は年々増え続けています。
◇どんな人が向いているの?  まず、デザインやレイアウトを考えるのが好きなこと。「こうやって見せると面白いのではないか?」「こうすると見やすいのでは?」など、自分で工夫して、どうデザインすればサイトがより魅力的に見せられるのかを考えることが、この仕事一番のやりがいです。奇抜なデザインにしなければいけないわけではなく、サイトを訪れる人が惹きつけられる、見やすいデザインを心がけていくことが大切です。

 また、パソコンで行うプログラミングについて一定の知識が要求されます。ウェブデザインが通常のグラフィックデザインと異なる最大の特徴は、「インターネット上」で作ったデザインを表示するということ。ただデザインを作るだけではなく、それをどうパソコンの画面上で表示させるかまでも考えなくてはなりません。そのため、プログラミングをする上で不可欠なタイピングが苦にならないことも大切です。

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■ ウェブデザイナー になるには? ■ ウェブデザイナー とは?■ 収入・待遇は?■ 仕事の味

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◇どうすれば ウェブデザイナー に?  ウェブデザイナーになるために特別な資格はいりません。しかし、プログラミングの知識や画像編集ソフトの使い方、デザインの基礎などを学ぶためにITの専門学校に通ったり、独学でプログラミングの勉強をするなど、実際にウェブデザイナーとして働く前に最低限のデザイン技術やプログラミング知識を身につける人が多いです。また専門学校によっては就職先の紹介や、就職の相談に乗ってくれるところもあります。
 採用試験は新卒者を対象とした定期採用の他に、中途採用もあります。 ◇ステップアップの道すじ  ウェブデザイナーの場合、まずは仕事をこなしながら、自分のデザインの「引き出し」を増やさなければなりません。他の人が制作したデザインやレイアウトを参考に勉強したり、ウェブデザインに関する本を読んだり・・・そうすることで自分の表現やデザインの技法に幅を持たせ、自分オリジナルのデザインを作り出していくことが大切です。

 また、ウェブデザインの技術は日進月歩。新たな技術が新基準になっていることも多いそうです。忙しい仕事の合間にも、新しいプログラミングやデザインの技術をチェックしておく必要があります。
 キャリアを積むことで大きい仕事を任されるだけでなく、更に独立してフリーのデザイナーとして活動する人もいます。

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■ 収入・待遇は? ■ ウェブデザイナー とは?■ ウェブデザイナー になるには?■ 仕事の味

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◇収入  ウェブデザイナーの収入は企業や雇用形態によって様々です。
 大城さんの会社の場合、初任給はおよそ16万円です。 ◇ ウェブデザイナー のある一日

◆ 大城さんの一日
ある一日

◇生活サイクルと休日  大城さんの働く会社は現在急成長中。デザイナーは大城さんともう一人しかいないため、常にいくつもの案件を掛け持ちしなければなりません。仕事に押しつぶされないようにするため、自分でスケジュールを全て管理し、仕事の優先順位をコントロールしていく必要があると言います。平日の場合、残業が続く日も多いそうです。

 大城さんの会社の場合、週休は土日の2日です。ただし、制作の納期が迫っている場合には、休日出勤をすることもあると言います。

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■ 仕事の味 ■ ウェブデザイナー とは?■ ウェブデザイナー になるには?■ 収入・待遇は?

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◇おいしさ  デザイナーとして、自らデザインしたウェブサイトが全世界に向けて発信され、あらゆる人々から見られるようになることには、大きな達成感があります。

 また、依頼主の要望に応じたウェブサイトが完成を迎え、喜んでもらった時には、「やっていてよかった」と喜びを感じると言います。 ◇苦さ  正解や答えがないデザインの世界。「これだ!」と思って制作したデザインも、クライアントの反応によってはがらっと変更することもやむを得ません。悩みながらデザインを生み出すことは、非常に大変ですが、その分やりがいがある仕事です。

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NHK日本放送協会