あしたをつかめ 平成若者仕事図鑑

no.157 ファッション誌編集者

インタビュー
インタビュー
「カワイイを発信」 80誌以上、年間1億7000万冊が発行されている女性ファッション誌。
みなさん1つぐらいお気に入りのファッション誌ってありますよね。
日本の女性ファッション誌の数は世界でもまれに見る種類の多さ。
日本はファッション誌大国なのです。今回はそんなファッション誌の編集者の仕事に迫ります。
大手出版社に勤める今村紗代子さん(28歳)は編集者になって7年目。
若い女性向けファッション誌の編集部に所属し、最近では大きな特集を任されるようになりました。4月発売号で担当する特集は【春のロープラリッチ】。
値段が安くてもリッチに見えるコーディネートを提案する企画に挑戦します。
1つの雑誌ができていく過程を追う中で見えたもの…、それは今村さんのページをつくることにかける情熱でした。毎日、夜遅くまで奮闘する今村さんに密着します。

1ページ1ページに全力投球「男の子にモテたい!」そんな女の子のためのオシャレを提案します

■ファッション誌編集者とは? ■ファッション誌編集者になるには?■ 収入・待遇は?■ 仕事の味

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◇ファッション誌編集者とは?  編集者とは企画の立案からスタッフの手配、ロケでのスタッフへの支持、レイアウトなど、雑誌を最初から最後まで作り上げる責任者です。
 カメラマン、スタイリスト、モデル、ライター、デザイナーなど雑誌に携わる全スタッフは編集者の指揮のもとに動いていきます。編集者の仕事は激務。
 やる仕事は次から次へと湧いてくる仕事ですので、みなさん、毎日夜遅くまで仕事をされていました。徹夜作業になることもしばしばだそうです。好きでないとやっていけない仕事です。 ◇全国の状況・今の状況  今、全国に女性向けのファッション誌は80誌以上あります。
 大手出版社が年令などのターゲット別に数誌出しているケースもあれば、小さいプロダクションが1誌出しているケースもあります。

 また、最近では出版物としてではなく、電子雑誌としてインターネットで購読、閲覧するファッション誌もでてきました。インターネット時代においてこれからこのようなケースは増えてくると予想されています。 ◇ どんな人が向いているの?  ファッション誌の編集者ですからファッションが好きというのは大前提。
 その上で求められるのはコミュニケーション能力。編集者は自分の考えやイメージを多くのスタッフに伝える必要があるからです。

 また、時間に追われる厳しい世界のため、一人前になるまで怒られるのは当たり前です。小さなことにいちいち悩む人は向いていないかもしれません。何事にもプラス思考な人でなければ勤まらないといいます。

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■ファッション誌編集者になるには? ■ファッション誌編集者とは?
■ 収入・待遇は?■ 仕事の味

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◇ どうすればファッション誌編集者に?  特別な資格は何も必要ありません。
 ただし、新卒採用の場合、大手出版社では4年制の大学卒業者を対象としているところがほとんどです。さらに、競争倍率は数百倍にもおよび、かなりの難関といえます。

 また、短大卒や専門学校卒でもアルバイトや契約社員を経て、正社員となる人もいます。
 新卒採用以外では中途採用を行う出版社も多くありますので、詳しくは各出版社にお問い合わせください。 ◇ ステップアップの道すじ  編集者になって半年ぐらいは小さい特集を数ページまかされ、2〜3年のキャリアを積んだあと、雑誌の目玉となる特集ページを任されることが多いです。また大手出版社では編集部の人事異動も頻繁に行われ、ファッション誌だけに担当することができるという人はまれです。
 キャリアアップに必要な資格は何もないので実力だけがものをいう世界でもあります。 ◇ 参考  全国の各出版社および編集プロダクションにお問い合わせください。

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■ 収入・待遇は? ■ファッション誌編集者とは?■ファッション誌編集者になるには?■ 仕事の味

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◇収入のめやす  今村さんが働く出版社では初任給が26万8430円。
 一方、小さな編集プロダクションでは初任給が20万円に満たないところもあります。
 働く会社によって給料には幅があります。 ◇ファッション誌編集者のある一日

今村さんの場合
ある一日

◇生活サイクルと休日  今村さんの場合、土日祝日は基本的に休日になっていますが、ロケが入ったり、家に持ち帰って資料を作成したりすることも多いそうです。
 完全な休日には買い物などで気分転換するそうです。ただ、遊びに行った場所で雰囲気がカワイイと思った場所は撮影に使えるように写真を撮っておくのだとか。
 休日にも仕事のためにアンテナを張って過ごしているようです。

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■ 仕事の味 ■ファッション誌編集者とは?■ファッション誌編集者になるには?■ 収入・待遇は?

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◇おいしさ  「良い写真が撮れたときはカメラマンがほめられ、コーディネートが良いときはスタイリストがほめられ、ただ何かトラブルや失敗があったときは全て編集者の責任になる。誰にもほめられない仕事だよ。」と今村さんは教わってきたそうです。

 残業の毎日で大変なのに誰にもほめられない過酷な仕事ですが、やはり一つの担当ページが出来上がって雑誌という形になったときは何ものにも変えがたいほどの喜びがあるのだとか。 ◇苦さ  多くのスタッフと一緒にページをつくるため、気を使うことが多い編集者の仕事。
 相手のことを考えすぎて、「こうして欲しい」と言いたいことを言えずにあとになって後悔することも多いのだとか。スタッフに「気を使うところ」と「はっきりものを言うところ」の境目を見極めるのが難しいそうです。

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NHK日本放送協会