あしたをつかめ 平成若者仕事図鑑

no.83 芸能マネージャー

インタビュー
インタビュー
「未来の”大物“支えます」 若者の憧れ、芸能界。歌に、お笑い、ドラマに映画・・・
そこで活躍する芸能人のためになくてはならない存在が芸能マネージャーです。

スケジュール管理や売り込みなど仕事のサポート全般を引き受け、タレントの将来の鍵を握るといっても過言ではありません。
今回の主人公は、関西の老舗芸能プロダクション入社2年目の長岡昇吾さん(23)。長岡さんは今年の2月から笑福亭鶴瓶一門の弟子12人のマネージメントを一手に担うことになりました。
今、お笑いは第5次ブームといわれますが、メデイアで活躍し長者番付に載るまでに売れる芸能人はごく一部。無名の卵たちの資質を見抜き、育て、管理し、売り込む能力もマネージャーには求められます。
また、芸能人は自らの芸で食べていくリスクの高い商売。孤独とも言える彼らの気持ちを盛り上げ、悩みの相談に乗ることも大切な仕事です。
さらに問われるのが企画力。長岡さんは落語と漫才のコラボレーションという新しいお笑いライブを提案、4月下旬の開催を目指します。番組では、華やかな表舞台の裏側で奔走する若手芸能マネージャーの仕事を紹介します。

地道な毎日の積み重ねが命の芸能マネージャー。芸人の活躍によってお客さんが喜ぶ姿にやりがいを感じます。

■ 芸能マネージャーとは? ■ 芸能マネージャーになるには?■ 収入・待遇は?■ 仕事の味

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 芸人やタレントの才能を発掘し、伸ばしていくべき方向性や、セールス戦略などを練って世の中に売り出していくのが仕事です。基本は、スケジュール管理、宣伝、営業、芸へのアドバイスなどです。
 日頃から、テレビやラジオ、雑誌などをチェックし、今、何が世の中に受けているのか、どんな才能が求められているのかなど、タレントの売り込み先の情報収集をします。また、孤独に陥りやすいタレントの良き相談役となり、少しでも活き活きとタレントが活躍できるよう、盛り上げていく気遣いも求められます。 ◇全国の状況・今の状況  大きな芸能プロダクションは東京に集中しています。長岡さんの会社は大阪の代表的な芸能プロの一つで、所属タレント数およそ300、社員70人のうち7割がマネージャーです。
 今はテレビ、ラジオ、映画、舞台、雑誌、ネットなど、芸能人が活躍する舞台は様々。マネージャーは常に新しいタイプ、様々なタイプの人材をプロデユースしていくことが求められています。売り出すためのイベントを自分で考え出すなどの企画力も必要となっています。
◇どんな人が向いてるの?  芸人の魅力、芸そのものを愛する気持ちがあり、人を楽しませる、夢を与えることに生きがいを感じられる人。常に自分の頭で考え、どうセールスしていくべきか考え続ける情熱がある人が向いているでしょう。また、コミュニケーションが物を言う仕事のため、基本的な礼儀正しさ、好感を持たれる姿勢が大切です。

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■ 芸能マネージャーになるには? ■ 芸能マネージャーとは?■ 収入・待遇は?■ 仕事の味

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 一般的には芸能プロダクションの採用試験を経て、マネージャーになります。
 大手プロダクションでは大学卒業の新卒者も採用していますが、社会人経験を積んだ人を求める場合も多いようです。競争率が100倍以上の会社もあります。 ◇ステップアップの道すじ  様々な業界の人との人脈を地道に広げ、信頼関係を作り売り込みの機会を増やします。メディアだけではなく、CMやイベントのスポンサーになってくれる会社とのつながりも大切です。
 自分の担当しているタレントの卵たちがブレイクすることで、実力が認められることになります。

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■ 収入・待遇は? ■ 芸能マネージャーとは?■ 芸能マネージャーになるには?■ 仕事の味

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◇収入のめやす  芸能プロダクションの規模などによって幅があり、実績次第で収入が変わる会社もあれば、固定の給与が与えられる会社もあります。
 長岡さんが勤める会社の場合、初任給は19万8千円(四大卒)です。 ◇芸能マネージャーのある一日

長岡さんの一日(4月)
ある一日

◇生活サイクルと休日  長岡さんの勤める会社では、基本的には、タレントの仕事現場に同行する日や打ち合わせなどがある日が、仕事の日になります。担当タレントや現場によっては、プライベートが無い日が続くこともあります。基本は週休2日制です。

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■ 仕事の味 ■ 芸能マネージャーとは?■ 芸能マネージャーになるには?■ 収入・待遇は?

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◇おいしさ  自分の担当する芸人が、お客さんの前で最高のパフォーマンスをし、お客さんが喜ぶ姿を見る時に喜びを感じます。長岡さんの場合、大好きな「笑い」の現場で、働けることそのものが、とても嬉しいと感じています。 ◇苦さ  担当するタレントが簡単に売れるのであれば、苦労はしません。日々 取引先に出向き、情報収集を行うなどの地道な作業の積み重ねをし、タレントの方向性などの戦略を練り、実行し続けていても、ビッグスターが生まれる保証はどこにもありません。また、タレントの人生を背負う責任がマネージャーにはあります。安易なアドバイスや行動がタレント生命を短くすることもありえます。その中で常に迷いながらも、答えを決断していく厳しさがあります。

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NHK日本放送協会