あしたをつかめ 平成若者仕事図鑑

no.69 コンテンツプロデューサー

インタビュー
インタビュー
「可能性を掘り起こせ!」 アニメ、映画、漫画、ゲーム、音楽などの「コンテンツ」。
その市場規模は、今や13兆円。

携帯電話やインターネットなど、流通のチャンネルが飛躍的に増えた現在、日本のコンテンツ産業は自動車産業と並ぶ一大産業に成長しようとしています。
市場拡大に伴い必要になってくるのが、コンテンツを世の中に流通させる「コンテンツプロデューサー」。契約の交渉と権利の管理など、コンテンツ制作のビジネスの部分を担当する仕事です。
今回の主人公は森下勝司さん(33歳)。アニメの企画製作会社に勤める入社6年目のコンテンツプロデューサーです。森下さんはコンテンツプロデューサーとして数々のアニメを企画し、世の中に流通させてきました。
現在、森下さんが手がけているのがマーチャンダイジング(グッズ展開)を念頭に置いた、OL向けのキャラクターの開発です。実現すると数億円の利益も見込めるこの企画。森下さんは企画の実現に向け、グッズ開発会社と話し合いを行い、アニメを放送するためにテレビ局へ売り込みに行きます。
今後、人材が求められるコンテンツプロデューサーの仕事を紹介します。

人と人を繋ぎ、コンテンツビジネスの可能性を広げる!

■ コンテンツプロデューサーとは? ■ コンテンツプロデューサーになるには?
■ 収入・待遇は?■ 仕事の味

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 アニメ、映画、漫画、ゲーム、音楽などの「コンテンツ」。コンテンツを世の中に流通させるのがコンテンツプロデューサーの仕事です。契約の交渉や著作権の管理など、コンテンツ製作のビジネスの部分を担当します。
 海外からも注目されている日本のコンテンツは、輸出産業としても期待されています。市場拡大に向けて、海外でも通用するようなコンテンツプロデューサーが求められているのです。
◇全国の状況・今の状況  日本のコンテンツ産業の市場規模は、今や13兆円。自動車産業と並ぶ一大産業に成長しようとしています。
 また、全世界で放送されているアニメーション番組の6割が、日本から発信されたものです。政府は日本のコンテンツを重要な知的財産であり、輸出産業であると着目しています。2004年には12.8兆円だったコンテンツ市場を、2010年には15兆円に成長させたいと考えています。
 市場拡大に向けて必要になってくるのがコンテンツプロデューサー。政府の育成支援や、各大学での養成講座も始まっています。
◇どんな人が向いてるの?  コンテンツプロデューサーは、制作企画、著作権管理、契約、予算管理、資金調達、マーケティング、販売・流通まで統括する職種です。様々な業務に関わらなければならないため、プロジェクトの全体を見渡せる能力が必要です。
 また、ビジネス的な経営の視点と、制作クリエイターとしての視点の両方を持っていなければなりません。良質なコンテンツ制作しながら、利益も追求していくバランス感覚が大切です。

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■ コンテンツプロデューサーになるには? ■ コンテンツプロデューサーとは?
■ 収入・待遇は?■ 仕事の味

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◇どうすればコンテンツプロデューサーに?  コンテンツプロデューサーになるには、資格は必要ありません。
 就職先は、アニメやゲーム、マンガなど、コンテンツを製作する会社です。多くの人がアシスタントプロデューサーを経て、コンテンツプロデューサーを目指します。
 近年、大学院や専門学校でのプロデューサー育成講座が増えています。そうしたところでコンテンツ制作と流通のノウハウを学ぶのも一つの道です。
◇ステップアップの道すじ  実力主義のコンテンツビジネス業界。自分の発想と努力次第で、コンテンツプロデューサーへの道を切り拓くことができます。
 多くの人と繋がりを持つように心がけ、ビジネスチャンスを逃さないことが大事です。

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■ 収入・待遇は? ■ コンテンツプロデューサーとは?
■ コンテンツプロデューサーになるには?■ 仕事の味

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◇収入のめやす  待遇や給与に関しては、勤務するコンテンツ製作会社によって異なります。
 一般的なアシスタントプロデューサーの初任給はおよそ18万円です。
◇コンテンツプロデューサーのある一日

森下さんの一日(打ち合わせ・会議中心の日)
ある一日1

森下さんの一日(社内業務中心の日)
ある一日2

◇生活サイクルと休日  各コンテンツ製作会社によって休日は様々です。
 森下さんの会社の場合、基本的に土日が休日です。しかし、コンテンツプロデューサーは、常に抱えている仕事がいくつもあるため、休みも退社時間も不規則です。

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■ 仕事の味 ■ コンテンツプロデューサーとは?
■ コンテンツプロデューサーになるには?■ 収入・待遇は?

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◇おいしさ  自分が企画したコンテンツが世の中に出たときの喜びはひとしおです。さらに日本のコンテンツは世界からも高い評価を受けています。自分の関わったコンテンツ作品を、日本国内だけでなく、世界中の人が目にする可能性もあるのです。
◇苦さ  コンテンツプロデューサーは、コンテンツ作品をビジネスとして成功させることに責任を持たなければなりません。数々の企画を考え、人材を集め、制作を進めるプロデューサー業務。
 しかし、必ずしもプロジェクトが順風満帆に進むとは限りません。スケジュールやコスト、品質などの面で、どうしてもビジネスの成功をクリアできないことに気付き、何らかの決定を下さざるを得ない状況も発生します。
 コンテンツプロデューサーの発言の一つ一つがビジネスに繋がるため、責任重大な仕事なのです。

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NHK日本放送協会