あしたをつかめ 平成若者仕事図鑑

no.62 広報

インタビュー
インタビュー
「トレンドは僕がつくる!」 サラリーマンの花形・広報。
主な仕事はマスコミへの対応です。商品がマスコミに取り上げられれば、売れ行きは大幅にあがります。いかに魅力的に、そしてタイミングよく企業の情報をマスコミに売り込めるか。それが、広報マンの腕の見せ所です。
日々、社内を取材し、企業の“いいネタ”を見つけ、マスコミに発信する広報マン。独りよがりの情報を流しても、マスコミは飛びついてきません。会社の内部が伝えたいことと会社の外部が求める情報の接点を見極める冷静な目が広報マンには不可欠です。
番組では、大型小売り専門店の広報担当1年生大林領さん(29)の仕事ぶりを通して、広報の仕事の難しさ、そして魅力など、仕事の舞台裏を描き出します。

トレンド情報発信中。僕のオススメ、手にとってみませんか?

■ 広報担当者とは? ■ 広報担当者になるには?■ 収入・待遇は?■ 仕事の味

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 広報のお仕事は読んで字のごとく、広く報(しら)せること。マスコミから取材依頼があれば、その対応は広報担当者が行います。また、企業のイメージアップにつながる社内情報を厳選し、世の中に発信することも重要な使命になっています。
 主な発信先は、マスコミ。私たちが目にしているマスコミの商品情報の多くは、実は、企業の広報担当者から発信されたものです。
 また、最近では、仕事に関係する外部の情報を、積極的に仕入れ、社員に報せることも重要な仕事の一つになっています。
◇全国の状況・今の状況  インターネットの普及により、広報の仕事の幅は拡大しています。企業のHP作成なども、広報に任されるようになっている為です。
また、企業のイメージが株価を左右する今の時代、広報の重要性はますます高まってきています。企業のイメージアップにつながる情報を戦略的にマスコミに流していくことはもちろん、企業が不祥事を起こした際、その対応をするのも広報担当者の仕事です。一つ対応を間違えれば、企業の首をしめかねない重大な責任を広報担当者が担っています。
◇どんな人が向いてるの?  会社の顔として発言する広報担当者。話した言葉が、マスコミを通して、そのまま世の中に発信されます。その為、情報を正確に発信できる高いコミュニケーション能力が必要とされます。
 また、企業のウリと思われる情報をマスコミに流し、イメージづくりをするのも広報担当者の仕事。マスコミの目にとまるような情報を選び、発信する為には、世の中の流れを正確に読みとる力が不可欠です。

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■ 広報担当者になるには? ■ 広報担当者とは? ■ 収入・待遇は?■ 仕事の味

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◇どうすれば広報担当者に?  広報は、会社の顔です。その為、入社してすぐ広報に配属されることはほとんどありません。いくつかの部署を経験し、その会社のことを理解してから配属されるのが一般的です。
 最近では、いくつかの会社で「職種別採用」を行っており、「広報」として採用されるケースもあります。しかし、これは、かなり狭き門。即戦力が求められます。
◇ステップアップの道すじ  広報マンには、持っていた方が有利な資格は特にはありません。しかし、どの情報をどのタイミングで発信すれば、会社のイメージアップにつながるのか、セレクトの眼力を養い、自分で積極的に打って出ることが大切です。
 また、経験を積むことにより、会社の経営を左右する危機管理や経営広報的な仕事を担当することもあります。いずれにしろ、ネットワークを広く作り上げ、「この会社に○○アリ」といわれるようになると仕事の幅も広がっていくかも。

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■ 収入・待遇は? ■ 広報担当者とは?■ 広報担当者になるには?■ 仕事の味

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◇収入のめやす  広報担当者だからといって、他の職種の社員より給与があがるということはありません。所属する会社それぞれの規定にそった給与になります。
◇広報担当者のある一日

大林さんの一日
ある一日

◇生活サイクルと休日  会社によってまちまち。大林さんの場合は、勤め先の休業日がほとんどない為、ローテーション勤務になっています。
 休日の曜日は特に決まっていません。早番の時は9時45分出社、遅番の時は12時出社になります。

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■ 仕事の味 ■ 広報担当者とは?■ 広報担当者になるには?■ 収入・待遇は?

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◇おいしさ  たった1枚の紙、ニュースリリースで、世の中が動かせる!
 企業の情報をつめこんだマスコミ向け文書をニュースリリースと呼びます。実はトレンドの多くはこのニュースリリースから生まれています。大林さんも、売り場に埋もれていた商品をリリースに掲載し、その商品を大ヒット商品に成長させたことがあります。ヒットは、大林さんのリリースに地元のTV局が興味を持ち、その商品を番組で取り上げたことがきっかけでうまれました。
 1本のニュースリリースからつくりだされる大きな反響。それが、他の職種では味わえない広報担当者ならではの醍醐味です。
◇苦さ  大林さんは、広報担当者になってから半年の間で、80通ものニュースリリースを作成してきました。しかし、マスコミから反応がかえってきたのはそのうちわずか3割ほどだといいます。
 情報を発信し、マスコミや世の中から反応があって初めて、広報の使命、「企業のイメージアップ」がはかれます。世の中の流れを的確に読み取り、話題を呼べるような情報を、ベストのタイミングで発信しなければならない広報マン。情報選択の眼力なくしては、実績をつくれない、難しい仕事です。

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NHK日本放送協会