あしたをつかめ 平成若者仕事図鑑

no.60 建築塗装技能士

インタビュー
インタビュー
「オレの未来は何色?」 工事中や建設中の建物を
最後に美しく仕上げるのが「建築塗装技能士」。

鉄の柱を大理石に、金属ドアを木に見せたりなど、単なる“塗装業”から“総合仕上げ業”に変わってきています。
今回は自称・ペンキ屋、この仕事に就いて7年目を迎える前川隆広さん(24歳)が主人公です。昨年、1級建築塗装技能士の資格を取得した前川さんは、今年、塗装工たちがその技を競う「建築塗装技能士・全国大会」に東京代表として選ばれ出場することになりました。最年少出場選手です。
でも、腕に自慢の男たちがプライドをかけて挑むこの大会を前に、前川さんは迷いを感じるようになりました。
「自分には目標がない」というのです。自分にとって塗装の仕事は何なのか?出場することで前川さんは答えを見つけたいと考えています。
大勢の仲間と競い、話しながら、仕事の魅力に再び気がついていく様子を通して、塗装工の仕事の面白さを描いていきます。

自然を知り、そして生かす。磨き上げた技が、自然の美と魅力を届けます。

■ 建築塗装技能士とは? ■ 建築塗装技能士になるには?
■ 収入・待遇は?■ 仕事の味

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 「建築塗装技能士」とはいわゆるペンキ屋さんのことです。
 ペンキをかついで・・というイメージがありますが、その仕事の幅は多岐にわたっています。一般の家庭はもちろん、オフィスや事務所、そして高層ビルの外壁などなど、あらゆるところで活躍しています。
「建築塗装技能士」は、塗装に関して一定の技術があると認められた人に与えられる国家資格です。資格は1級と2級があり、実技と学科の試験を受けることが必要です。
◇全国の状況・今の状況  施工業者は全国でおよそ3万5千社ほど。新築のほか、リフォームの仕事も多くこれからも活躍が期待される業界です。
 環境やアレルギー対策などの問題が明らかになるに従って、日々、新しい基準や資材が開発されています。今では塗るだけでなく、お客様に提言できるようにその分野の勉強も必要とされています。
◇どんな人が向いてるの?  いわゆる職人の世界。この道一筋で!という気合の入った人が多い業界です。
 求められてくるのは、1.根性 2.向上心 3.体力 といった具合です。
 また、大勢の仲間たちと手分けしながら美しく仕上げていく気分は格別!チームワークも必要です。

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■ 建築塗装技能士になるには? ■ 建築塗装技能士とは?
■ 収入・待遇は?■ 仕事の味

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◇どうすれば建築塗装技能士に?  番組主人公の、前川さんのように会社に就職するほか、地元の親方について修行していく方法があります。
 また全国の職業訓練校の中に塗装の分野がありますので問い合わせてみてください。
 会社に就職してからも、塗装専門学校に通うこともできます。
◇ステップアップの道すじ  一人前の職人として必要な期間は大体4年〜6年といわれるこの業界。はじめはやっぱり掃除から、というところも多くあります。
 番組主人公の前川さんも、はじめはやっぱりゴンドラの運転・・・でした。そうやって現場の雰囲気に慣れ、徐々にローラー、刷毛と塗らしてもらえるようになってきます。
 「建築塗装技能士」の資格は、2級は2年の実務経験が必要。2級取得から2年の実務経験を経ると1級の受験ができます。学歴によって多少異なりますので、日本塗装工業会または中央職業能力開発協会にお問い合わせ下さい。

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■ 収入・待遇は? ■ 建築塗装技能士とは?
■ 建築塗装技能士になるには?■ 仕事の味

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◇収入のめやす  会社の形態・また独立した個人でやっているのか、親方なのかで、かなりの差があるようです。実力があればそれなりの収入は期待できるのでどういった形がいいのか、調べてみる必要があります。
 前川さんの会社の場合、高校卒業でおよそ15万円です。
◇建築塗装技能士のある一日

前川さんの一日
ある一日

◇生活サイクルと休日  基本的に職人さんたちの時間は朝8:00から夕方5:00まで。
 10:00と15:00には、必ずお茶の時間がもうけられます。塗装の仕事は1日で終わるということがないので、しばらく同じ現場に通うことになります。
 休日は基本的に週1日程度は取れますが、日給で給料を計算するところも多くあります。また前川さんのようなオフィス街の場合、仕事が終った夜の間に塗装するという夜勤もあります。

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■ 仕事の色 ■ 建築塗装技能士とは?
■ 建築塗装技能士になるには?■ 収入・待遇は?

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◇種類  塗装の仕事と一言でいっても、その内容は千差万別です。
 一般の家庭、ビル、テーマパーク、オフィス・・・と塗る内容も方法も変わってきます。
 自分がどういった分野の仕事をしたいのか、よくよく検討した上で会社なり親方なり選ぶ必要があります。
 独立を考える人は、様々な現場で経験を積み、一通りできるようになってから一人立ちするというケースが多いようです。
◇美しさ  何といってもきれいに仕上げるのが仕事。
 仕事のヨシアシがすぐ結果となって現れるのは魅力の一つです。
 “刷毛塗り3年色10年”といわれるくらい、一人前になるには時間がかかりますが、きれいに塗れた時の気分は格別のようです。また、独立するのが当り前、のこの業界では、お互いの交流が盛んで仕事を分け合う場合がよくあります。
 義理も人情も仕事にも熱い。それがこの仕事場の魅力です。

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NHK日本放送協会