広島県世羅町で暮らす髙橋玄機さんは、お茶農家。放棄され、荒れてしまった茶畑を再生したり、地元のお茶農家の畑の世話をしたりしながらお茶作りをしている。学生時代バックパッカーとして海外を渡り歩いたことがきっかけで日本文化への興味がわいたという髙橋さん。大学卒業後は老舗のお茶メーカーに就職するも、次第に自分でお茶作りがしたいと思うようになり退職。お茶農家に飛び込んでお茶作りを一から学んだ。そして独立する場所に選んだのが、かつては有名な産地だった広島県世羅町。地元の「世羅茶再生部会」のメンバーにも加わり、荒れ果てた茶畑の再生を始めた。農薬や化学肥料に頼らない髙橋さんの茶畑。今年5月、初めて新茶を収穫する。世羅の土地が育む“個性”あるお茶を広めたいと意気込むが・・・

1週間スケジュール

  • しごと
  • くらし
MON TUE WED THU FRI SAT SUN

6:00

7:00

8:00

9:00

10:00

11:00

12:00

13:00

14:00

15:00

16:00

17:00

18:00

19:00

20:00

21:00

22:00

23:00

24:00

1:00

睡眠

起床・お茶を飲む

移動

茶畑の草刈り

昼食

茶畑の草刈り

移動

夕食・入浴

睡眠

睡眠

起床・お茶を飲む

移動

茶畑の草刈り

昼食

茶畑の草刈り

移動

経営戦略会議

夕食・入浴

睡眠

睡眠

起床・お茶を飲む

移動

放置茶畑を
再生

昼食

玉露用茶畑の
ワラかけ

移動

販売の準備

夕食・入浴

睡眠

睡眠

起床・お茶を飲む

移動

放置茶畑で収穫

昼食

製茶

広島市内へ移動

夕食・入浴

睡眠

睡眠

起床・お茶を飲む・販売準備

移動

デパートで
販売

昼食

デパートで販売

移動

販売の準備

移動

夕食・入浴

睡眠

睡眠

起床・お茶を飲む・販売準備

移動

デパートで販売

昼食

デパートで販売

移動

納品

移動

夕食・入浴

睡眠

睡眠

起床・お茶を飲む・販売準備

移動

デパートで販売

昼食

デパートで販売

移動

夕食・入浴

睡眠

9:00

茶畑の草刈り

しごと

トピック1

農薬や化学肥料に頼らない農業にこだわる髙橋さん。土の栄養分が新芽に届くように、この時期はひたすら草刈り。刈り取った草は、畑にまく肥料になる。

×

20:30

経営戦略会議

しごと

トピック2

離れは会議室兼寝室。実は母屋は床が抜け落ちているため今は使えない。改修したいけど中々手がまわらないんだとか。会議の議題はカフェ出店と取引先の拡大。今、目をつけている高級ホテルやクルーズ船に絶賛営業中。大口の取引に期待!

×

8:00

放置茶畑を再生

しごと

トピック3

世羅茶再生部会の先輩たちと。この日は草刈り機専用の歯の磨き方を教わった。先輩たちは別の仕事とかけ持ちの人ばかりのため、専業でお茶作りをする髙橋さんたちが頼もしくてたまらない。

×

14:00

玉露用茶畑のワラかけ

しごと

トピック4

玉露は摘み取り前のおよそ3週間、直射日光をさえぎって育てる。化学繊維の黒いシートをかぶせることが多い中、髙橋さんは天然素材にこだわってワラを使うことに。新芽の成長が気になって仕方がないようで、何度ものぞき見。

×

14:00

製茶

しごと

トピック5

日本で生産されるお茶の主流は『うま味』がしっかりのった味。しかし、放置された畑で取れる茶葉は、うま味はあまりない。髙橋さんはそれを逆手にとり『香り』重視の個性的なお茶を作ろうと試作を重ねている。

×

19:30

ファッションも…

しごと

トピック6

イベントなど、お客さんの前に立つときのお決まりの服が「茶染めのシャツ」。濃いめにだしたお茶を使って自分で染めたそう。ところどころに入れた絞り模様がポイント!

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今回のU-29へメッセージ

松坂 桃李さん

番組ナレーター

松坂 桃李

髙橋さん、お茶が大好きなんですね~!優しい雰囲気の髙橋さんが、放棄された畑で新芽を取り、お茶を作っているときに見せた没頭している表情が印象に残りました。広い広い茶畑で細々とした作業。資金繰りや販売計画など、悩むこともたくさんありそうですが、そうした焦りなどを感じさせない落ち着いた人柄は、20代というよりも、まるで仙人のように感じました。お茶作り、販売以外の道は考えていないようでしたので、きっとこれからも覚悟を持ってお茶作り一本で進んでいかれるのではないでしょうか。のんびりとした佇まいの内側に隠れている熱くたぎる思いが見えたような気がしました。
実は今回、髙橋さんが作ったお茶を飲ませて頂きました。これまで、お茶を飲んだときには感じなかった独特の香りが際立っていて、とても個性的なお茶でした!日本だけではなく、海外での販売も視野に入れていらっしゃるとのこと。日本茶の世界のあたらしい風として、ぜひがんばってください!

ディレクターMEMO

栃薮 さやか

NHKプラネット中国
ディレクター7年目

栃薮 さやか

「一杯のお茶から世界平和!?」

「一杯のお茶でゆっくりリラックスして、世界から紛争とかなくなれば一番いいですけどね」湯飲みをすすりながら、のほほんと大きな夢を語る玄機さんの姿がとても印象に残っています。番組ではお茶を愛してやまない、朴訥な青年というイメージかもしれませんが玄機さんの心の奥には一杯のお茶で世界平和を願う、熱い想いがあるんです。それは原爆で焼け野原になった広島を生き抜いてきたおじいちゃんが、いつも玄機さんのそばにいたからなんだと思います。両親が共働きだったため、おじいちゃんと過ごすことも多かったそうで、戦後の苦労を多くは語らずとも、背中を見て感じていたのではないでしょうか。
実は英語がとても堪能な玄機さん、海外販売に向けての準備も着々と進んでいるようです。広島発玄機印のお茶を世界中の人が飲んで、一人でも多くの人がのーんびりと平和な時間が過ごせること、私も祈っています。
ちなみに、築150年の家の中で撮影したインタビューしたときも、玄機さんはお茶を飲みながら答えてくれていました。着ていた服も”お茶染め”したお手製のシャツです。ほんっとに、お茶、大好きなんですね。

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