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この夏、いろいろなデザインが街を彩っている『麦わら帽子』。 |
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個性的なデザインも増え、自己表現のアイテムとなっている帽子。 |
壱のツボ ステージを彩る伝統の技
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年代物の麦わら帽子を収集している、山本ゆきこさん。 |
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こちらは、1950年代の山の部分がない、珍しい帽子。 山本「非常に織り方が繊細な、もう今では作れる人がまずいないであろうと思われるような材質を使っています」 美しい編み方には芸術さえ感じます。広いつばは、まるで魅惑のステージ。 今日1つ目のツボ、 |
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かつては日本屈指の麦の産地で、麦わら帽子が作られるようになった、岡山県。 山本「農家で、家の中でこの麦稈真田(ばっかんさなだ)が簡単に編めて小遣いが取れるというので、非常に盛んであったわけです」 |
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『四菱(しびし)』と呼ばれる編み方。 |
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明治30年創業の工房の石田昌司さんは4代目。 石田「細くなるほど難易度が高くなるので、そこがちょっと難しいところです」 3.5ミリの細い真田を使った石田さんの技に注目してみると・・・。 |
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渦巻き状に縫う時、まず決め手となるのは左手の指の動き。 石田「ほとんどが感覚だけですね。経験値を積むほどやっぱりうまくなると思います」 |
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つばがゆるやかに下がっている帽子は、日ざしよけになり、また小顔に見える効果もあります。 |
弐のツボ てっぺんに個性あり
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たくさんの帽子を持っている、萬田久子さんのこだわりは、「山」の部分にありました。 萬田「一番大事にしているところって言うのはやっぱり帽子の高さ。 今日2つ目のツボ、 |
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自宅の工房で麦わら帽子を専門に作る、本田依子さん。 本田「自分がかぶる帽子っていうのを考えているので、さりげなく形があるっていうのがいいです」 |
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本田さんが使う材料は、あらかじめ全体を編んだ、こちらの「帽体」。 |
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ぬらして曲げやすくした帽体を木型に乗せ、蒸気を当てて細部を整えます。 |
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完成したのはてっぺんのドーナツのようなへこみと、つばのシャープなりりしさが調和した帽子。 |
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ミュージシャンの帽子や舞台衣装も手がけている横山智和さん。 横山「無地だったり形だけでおもしろいなあとか、全体的な雰囲気で良いなとか、そういう方が好きで作ってます」 |
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デザイン性と機能性を見事に両立させた、一見、シャープな山を持つ中折れ帽ですが、実はうちわにもなります。 横山「うちわをあおぐように暑い、暑いってやるようなしぐさで、そのままうちわっぽくあおげたら良いなって思って」 夏にもピッタリなユニークな麦わら帽子です。 |
参のツボ プラス・ワンで主役に
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ファッションの歴史にも通じた、服飾評論家の大石尚さん。 大石「19世紀の後半からエドワーディアンの1912年まで。その時代の非常に豪華で華やかな帽子がやはり最盛期だったと思います」 |
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西洋が育んだ、豊かな帽子文化。 大石「お金持ちや地位の高い方たちは、その帽子をかぶることによって自分の威厳を示されたんじゃないかと思います」 今日3つ目のツボ、 |
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広尾にある帽子店。親子2代で、帽子のデザインをしています。 |
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娘の石田欧子さんに、シンプルな帽子に花かざりをつけると印象がどのように変わるのか、試していただきました。 石田「例えばこういうピンクだと、かわいらしい雰囲気だったり、ノスタルジックな雰囲気になると思います。 |
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飾りをリボンに変えてみるとシックな雰囲気になり、色や太さによって帽子全体の安定感が決まります。 |
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父親の平田暁夫さんが手がけた、つばの上下に咲き乱れるピンクの花、そして全面を覆うチュールが美しい麦わら帽子です。 平田「麦わら帽子というのは、非常にカジュアルなもの。 |
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平田「帽子というのは顔の額縁だと思っています。 顔を多彩に演出する麦わら帽子・・・。この夏、あなたも主役になってみてはいかがですか? |
麦わら帽子、かぶるだけで夏気分が高まるアイテムですよね。制作日記でかぶらせていただいた帽子、かわいらしかった~!
私もふだん使っている麦わら帽子があります。
頭の丸い部分はラフィアで、つばの部分は黒い綿で出来ているもの。異なる素材が不思議と調和するのが、麦わら帽子の魅力かもしれません。
最近、街を歩くと、男性が麦わら帽子をかぶっている姿をよく見かけます。
夏らしいおしゃれなカジュアルなファッションに麦わら姿、とてもすてき!
涼しげに感じるんですよね。
暑~い夏、上手に麦わら帽子を使って、おしゃれに涼しく過ごしましょう!
楽曲名 | アーティスト名 | 使われた場所 (番組開始後) |
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Moanin' | Art Blakey & The Jazz Messengers | 0分2秒 |
La Bistraille~Et Dieu crea la femme | Paul Misraki | 0分50秒 |
Heigh-Ho | Dave Brubeck | 1分24秒 |
Susie the Poodle | Art Pepper | 2分54秒 |
Winter Festival | ハクエイキム | 3分48秒 |
sleep | Duke Ellington | 5分8秒 |
My Bells | John Mclaughlin | 7分29秒 |
Play Ray | Lou Donaldson | 9分51秒 |
Original Jelly Roll Blues | Jelly Roll Morton | 11分56秒 |
Valse Des Bonnes Femmes~Les bonnes femmes | Paul Misraki | 12分42秒 |
A Bid For Sid | Lee Morgan | 13分18秒 |
The Late Late Blues | Milt Jackson, John Coltrane | 14分46秒 |
You're Driving Me Crazy | Zoot Sims | 16分24秒 |
A Sunbonnet Blue And Yellow straw Hat | Billie Holiday | 17分31秒 |
Oh Sunny Sunny Day | Fredrika Stahl | 18分43秒 |
Suite for Flute and Jazz Piano Trio-Baroque and Blue | Laurel Zucker, Joe Gilman, David Rokeach, Jeff Neighbor | 20分17秒 |
Song For Sass | Alto Summit feat. Phil Woods | 22分19秒 |
While We're Young | Peter Bernstein Quartet | 23分48秒 |
Waltz for Debby / La Noyee | Clotilde Rullaud | 25分7秒 |
Something For Audrey | Henry Mancini | 27分58秒 |