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金沢で茶屋とは、芸妓(げいこ)の歌や踊りを楽しむ場所のことです。「ひがし」「にし」「主計(かずえ)」と3つの茶屋街(ちゃやまち)が残っています。茶屋街は、そんな金沢の人々が生み出した高い美意識を今に伝えています。 |
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「金沢」後編では、茶屋街を中心に栄えてきた色彩美の世界をご紹介します。百万石の城下町に花開いた “もてなしの美”、鑑賞法お伝えします。 |
四のツボ 群青壁にもてなしの心あり
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1820年に建てられ、国の重要文化財に指定されている茶屋があります。 |
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金沢には、この地方ならではの色壁もあります。群青壁です。 |
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壁が、紫や朱に塗られたこの部屋の天井に、鮮やかな群青色を見ることが出来ます。 四つ目のツボは、 |
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青は武士が好んだ色。 小林 「群青色が、そうとう高級な色、高貴な色だということは、日本全国ある上層階級の人たちにとってはあたりまえのことだったと思います。成巽閣の大名家の別邸としては、やっぱりふさわしい色だったのではないでしょうか」 |
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成巽閣の鮮やかな群青色。実は、ヨーロッパからもたらされたものでした。 |
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1826年フランスでラピスラズリの色そっくりの合成顔料が発明されます。代々ヨーロッパの文化に傾倒し、長崎に御用商人を常駐させていた前田家。この顔料を買い付け、成巽閣に用いたのです。 |
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成巽閣館長の吉竹泰雄さんです。 吉竹 「これは明治以降になると次々とどんどん出来ますので広まっていきますが、当時は金よりも高いくらいの顔料だったそうです」 日本に一つの特別な天井。 |
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明治に入ると群青色の壁は、一般の人々にも広まります。平木(ひらぎ)辰子さん宅では、戦後まもなくお客をもてなす部屋を群青色に塗り替えました。 平木 「主人の好みで群青がいいなと言われて、そうしました。これ落ち着いていい色ですわね。私朱ばかりの綺麗(きれい)は頭にないですけれども、そういうことでやっぱりよかったわね、と主人も言っておりました」 |
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雪に閉ざされ室内で過ごすことの多い、金沢の冬。群青色の壁は雪国の暮らしを、華やかに彩ってきました。 |
五のツボ 器ごと味わう百万石の贅(ぜい)
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山や海に囲まれた金沢は、昔から近在で新鮮な食材が採れました。 |
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前田家の料理人を代々つとめてきた大友家。大友佐敏さんは、加賀料理の伝統を今に伝えています。 大友 「加賀料理というと、みなさん大名料理っていうイメージがありますけど実際はそうではなくて、庶民の人たちが長い年月をかけて洗練された一つの郷土食なんです。そういうものを総合的に演出することがやはりこの加賀料理の一つの大きな特徴じゃないでしょうか」 |
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加賀の家庭料理を代表する“治部(じぶ)”には、「治部椀(じぶわん)」と呼ばれる、専用の器が使われます。具があんかけに沈んでしまわないよう、浅めにつくられた金沢漆器のおわんです。加賀料理の特徴は、こうした料理と器の絶妙なマッチングなのです。 五つ目のツボは、 |
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加賀料理に用いるのは、九谷焼き、金沢漆器などの伝統の器です。 大友 「シンプルな料理をどうやって際立たせるか。そういう時には盛りつけというひとつの本当に感性のいる演出をしないとやはり器に負けてしまいます」 金沢の器は赤、白、黒など原色を多用し、派手な花柄などが多いため、料理で使いこなすのは難しいとされています。 |
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では、どのような演出をするのでしょうか? 大友 「こういうものはですね、なるべく、竹を使ったことがわかるように竹の皮を出して、ちょっと立体的にすることによってそのもの自体も上手く見せることができます」 |
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同じく九谷焼きの絵皿を使った料理。 |
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大友 「前田家の何百年にわたる文化政策を主として金沢は生きてきた町ですから、そういう意味では城下のいろんな人たちが、それに向けての感性をずっと養ってきました。食べ物もそうですよね。やはり郷土には郷土の色合いがありますから。それを十分に引き出すと」 器と食材が響き合う、くふうに満ちた加賀料理。器と料理の「足し」「引き」を味わいながら食する楽しみがあるのです。 |
六のツボ 加賀友禅に“金沢の白”を味わう
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金沢芸妓の磨き抜かれた舞いを際立たせるのが、地元で染められた加賀友禅。 涼香 「やっぱり土地のものですし、お客さまにも見て喜んでいただいて、加賀友禅を着ると本当に気持ちもいいですし、またがんばろうっていう気になります」 |
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涼香さんの着物を作った、友禅作家の藤村建雄(たつお)さん。加賀友禅を魅力的にみせる色があるといいます。 藤村 「実は私は一番白を大事にしているんです。着物は一番最初に白場をどのくらいとるかが、一番のポイントになると思うんですよね」 六つ目のツボは、 |
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加賀友禅は「加賀五彩」と呼ばれる多彩な色使いが特徴ですが、それを際立たせているのが、“白”。 |
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加賀友禅は、模様を縁取る線の白にもこだわっています。友禅染めは京都で生まれ、日本各地に広まった技法。柄に合わせ、糸状の糊(のり)で輪郭線を描いていきます。 |
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加賀友禅は、白い線を魅力的にみせるため、特別な糊を使います。蘇芳糊(スオウのり)と呼ばれる赤い糊。モチ米とスオウという木の煮汁を混ぜて作ります。 |
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糊置き職人の東正博さんです。 東 「モチ糊の場合は材料がモチ米の粉ですから、水に溶けるんです。その解け方で生地に浸透するときにやわらかい線をうまく出していくのがモチ糊なんです。それとちょっと赤いものですから、その赤い色が白い生地に付着するもんですから、ちょっと黄色く変色してあがるんです」 |
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加賀友禅の線に見られる黄色がかった白は、かすかなにじみとあいまって、温かみのある雰囲気を醸し出しています。一枚の着物の中に隠された、味わい深い白。そこには、加賀の自然の豊かな美しさが映し出されていたのです。 |

旅の楽しみの一つといえば、自分へのお土産を買うこと!お店で何を求めようかとウダウダ考えている時間も好きです。土産物を選ぶときの基準にしているのは、「特別な日にだけ使うのではなく、日常生活の中で気にせずに使えるものであるか」ということです。
金沢へ初めて旅行したときに買い求めたのが、「すり漆」のお椀。漆塗りなのですが、薄く塗ってあるため木目がくっきり見えているものです。この素朴な感じにひかれて、ひとつひとつ異なる柄を見比べながら時間をかけて選びました。あまりに真剣に選んでいたものだから、お店のご主人もいろいろアドバイスを下さり、とても良い買い物ができました。このお椀、深さがあるので一般的な汁椀よりも量がたっぷり入るのです。冷蔵庫の大掃除をするため、たまぁ~に作る具たくさんの野菜スープをよそうのにも持って来い!!使い心地もいいですし、使う度にその時の旅の思い出もよみがえる一品。これからもずっと使い続けていくつもりです。
| 楽曲名 | アーティスト名 |
|---|---|
| Corey et Jansen | Eric Demarsan |
| I got rhythm ~from girl crazy | 東京セレーノ・バスクラリネットアンサンブル |
| E Poi~8 1/2 | 菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール |
| Cry me a river | Anat Cohen & The Anzic Orchestra |
| Toshi | 金澤英明 |
| Cheney lane | Nostalgia 77 |
| Tanglewood '63 | 小曽根真 |
| I've got a crush on you | Nat Adderley |
| But not for me | John Coltrane |
| La Baignade | Philippe Sarde |
| Reginella | Jan Lundgren Trio |
| The sound of water | Metheny Mehldau Quartet |
| Sabia | 古武道 |
| Samba G | Roberto Tarenzi Trio |
| In the wee small hours of the morning | Yaron Herman |
| Corey et Jansen | Eric Demarsan |