”昭和家電収集家”とは!?

「昭和ハウス」館長 冨永 潤さん

三重発地域ドラマ「ラジカセ」・主人公の有山は、“昭和家電収集家”の男。
架空の人物のような変わった肩書きを持つ有山ですが、実はモチーフが存在します。

昭和初期の懐かしい電化製品を中心にしたコレクションを展示している、「昭和ハウス」の館長・冨永潤さんです。

冨永さんが集めた昭和家電は多くの映画・ドラマで使用されており、今回「ラジカセ」に登場する昭和家電の数々も、冨永さんのコレクションです。

そんな冨永さんの昭和家電・三重発地域ドラマ「ラジカセ」への思い、実際に「ラジカセ」で使用された昭和家電たちをご紹介します。

昭和家電を集めたきっかけ
15年くらい前に、壁掛けの古時計を買ったとき、昭和のレトロな雰囲気がいいなと思い、それから集め始めました。昭和の家電って無駄なところがたくさんあるんですよね(笑)。テレビで言うと、今のものは機能性・収納性を重視し、無駄を削ぎ落としているけれど、昔のものは、高価に見せようと画面の枠の部分を大きくしたり、金色を使って派手に見せたりと、そういうところが魅力的で大好きなんです。今ではテレビだけで100点以上。昭和のもの全部合わせると10,000点ほどになっています。
モチーフになったと聞いて
最初にドラマのモチーフにしたいと話を頂いたときは、実感が湧かず、どちらかというと聞き流していました…(笑)。けれど、だんだん撮影日が近づいていくうちに、これは大変なことだと気づき、自分がモチーフで良いドラマになるのか不安になりました。それでも、一生に一度あるかないかの素晴らしい機会だと思い直し、精一杯協力しました。ロケ中は、滝藤さんのような素晴らしい役者さんが、自分を演じるのを見て、ちょっとカッコよすぎるんじゃないかなと照れくさくなりながらも、とっても光栄に感じていました。
ラジカセへの期待
ロケにも携わって、出演者の方々やスタッフの皆さんたちが、一生懸命撮影している様子を肌で感じていました。絶対に良い作品に仕上がっているはずですので、たくさんの人に見てほしいです。また、ドラマの一部ではなく、全体に自分の家電が出るのは初めてでとても嬉しいです。内容も楽しんで頂くのはもちろんですが、個人的にはぜひ背景の方にも注目して見てほしいです。また違った楽しみを感じられると思います。

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