2020年09月25日 (金)【みえDE川柳】 お題:守る

天 幸せの笑顔を守り抜いてます/久実さん

丹川修先生 笑顔を崩されることのないように、気を付けなければならないとの決意とも受け止められるが、ピンチの時こそ笑顔を崩さない。それが、周りの人へも幸せを与え、自分にも幸せを引き寄せることにつながる。スポーツの世界でも苦境に立たされた時、たとえそれが、つくり笑顔だとしてもピンチを救う原動力になる。そういった光景をしばしば見る機会がある。笑顔で立ち向かう姿に、こちらまで幸せな気分にさせられる。○○スマイルと言われる所以(ゆえん)である。このように受け止めれば、さらに勇気が湧いてくる。「守り抜いてます」が、いきている。

 

地 口下手も信念守り絆得る/らっきー麗さん

丹川修先生 決して饒舌(じょうぜつ)ではないが、自分の信念を貫く事により得た絆こそ本物の絆ではないだろうか。むしろ、口のうまい人との間には、なんとなく表面的で薄っぺらなものを感じてしまう。口下手、無口な人であっても、しっかりとした信念を持った人には魅力を感じるものだ。

 

人 とりあえず指切りをして聞くヒミツ/汐海 岬さん

丹川修先生 「言わないから、絶対に言わないから」と指切りをして、ヒミツを聞き出す。それは、ヒミツを聞き出す為(ため)の作戦だったのか? それとも、初めはヒミツを守る気でいたが、知ってしまったらどうしても話したくなったのか?はたまたヒミツを聞く時のお決まりのルールなのか? 上5の「とりあえず」にその真意が込められている楽しい句である。

 

<入選>

転んでも玉子を守る主婦の意地/いちかわいさおさん

時々は正義をまもるフリをする/おじいさんさん

守らねば青い地球が錆びてくる/スイッチさん

思い出を守ってくれる日記帳/猫原えみさん

守秘義務を知らない人に囲まれる/金子鋭一さん

スカーフで首元守り若づくり/小宮やすさん

手の平の中がわたしの守備範囲/まゆゆさん

かろうじて四季を守っている地球/加藤当白さん

お守りの消費期限が分からない/ムギさん

結び目の固さで守る組織力/福村まことさん

 

丹川修先生 丹川修先生

 それぞれに「守るもの」 「守るべきもの」が、数多くあり楽しく選をさせて頂きました。ただ、「守る」と言うお題が、硬いためか標語に近いものが、数多くみられました。
 きっと、真面目すぎる方の作品でしょう。作品を聞いたあとに「そうですね」と思わず続けたくなります。そこから脱却するためには、作品の中に「人間」が存在するか自問自答してみることです。そして、その「人間の持つ心の動き」を少し、裏からや斜めから見る工夫をしてください。例えば(あてつけのように・・・・・・・)。言い換(か)えれば、「皮肉」や「おどけ」の心もちを加味できれば大成功です。口で言うのは簡単ですが、やはり、たくさん作ってみること以外に、近道はないとの結論になりそうですね。

投稿者:NHK津放送局 | 投稿時間:18:50


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