2016年07月14日 (木)松阪木綿の新しいかたち【松井かれん】

今回東海モノ語りで紹介したのが、三重県の伝統工芸品、松阪木綿。

藍色に縞柄が特徴です。(うさぎさんが着用しているものや、座布団がそうです)

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一般的に着物用として織られている松阪木綿は、丈夫に分厚く織られています。

その新しいかたちとは・・・こちら↓

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向こうが透けて見えるのわかりますか?これまでにない、薄くて透ける松阪木綿なんです。

藍色に縞柄の特徴はそのまま生かしています。

この新しい松阪木綿で仕立てられたのが、

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扇子です!(写真の撮り方に難ありですが・・・実際かなり透けています)

涼しげな見た目が、上品で美しいですよね。

この扇子を作ったのは、松阪市の工房。

代表、梅垣かおりさんです。

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これまでにない新しい商品を作れないかと考え、

仲間ともに、薄くて透けるデザインの松阪木綿作りに挑戦しました。

では、どのようにして織られているのか?

基本的に松阪木綿は、経糸と緯糸を交互に浮き沈みさせて織られています。

その織り方は変えず、生地を薄くするため糸を細くしました。

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左が一般的なの松阪木綿に使用される糸、右が、薄くて透ける松阪木綿を織るときに使用する糸です。

パッと見ただけでも細いのがわかりますよね。

この糸を、透け感を出すために、絶妙な力のかけ具合で織っているのです。

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細い糸の扱いには根気が必要ですし、力のかけ具合を一定にして織るのは神経を使います。

↑しかし、この美しい仕上がり!梅垣さんの技術とこだわりがつまっています!

思わず触れてしまいたくなるような、やさしげで上品な印象の新しい松阪木綿。

扇子に仕立てられ、涼やかな風を送ってくれます。

投稿者:松井かれん | 投稿時間:15:59


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