富山百景 カタクリの花
海老誠(カメラマン)
2023年03月28日 (火)
富山県高岡市の高岡古城公園では、
万葉集にもうたわれた春の訪れを告げる花、
「カタクリ」が、うす紫色の可憐な花を咲かせています。
「カタクリ」はユリ科の多年草で「かたかご」とも呼ばれ、
奈良時代、越中の国守として高岡に滞在した大伴家持が
「もののふの、八十をとめらがくみまがふ、
寺井のうへのかたかごの花」と、和歌に詠んでいます。
高岡古城公園には園内4か所にカタクリが植えられていて、
ことしは春先に暖かい日が続いたことから、去年より2週間早く開花しました。
高岡古城公園のカタクリの花は、4月上旬まで楽しめるということです。
(撮影:2023年3月20日)