2017年06月12日 (月)「植田正治の世界、その裏側を拝見!」


小林沙貴

こんにちは。
キャスターの小林です。
今年度3回目の『小林のいちおし!』を
6月9日(金)の「いちおしNEWSとっとり」で放送しました。
今回お伝えしたのは、
伯耆町の植田正治写真美術館で開かれている展覧会
『植田正治、イメージの誕生』についてです。

kobayashi170612_.1.jpg

植田正治写真美術館の廊下からの景色。
 晴れていれば、ここから大山が見られるんですが…)

今回の展覧会では、
創作のアイデアを書き留めていた初公開のノートや
作品の前後にどんなものを撮っていたかがわかる資料、
砂丘での撮影の様子を写した記録写真など
撮影の裏側がわかるものが多く展示されています。

私は、写真といえば「ありのまま」を写すというイメージが強く、
人や物を配置して構図を作って写す「演出写真」をしっかりと見たのは、
今回初めてでした。
事前に構図を考え、
撮影の時にはそのイメージ通りにいくよう工夫し、
色にこだわって仕上げる……
植田正治の創作の過程を見ていると、
「写真」というよりも
「絵画」のイメージに近い印象を受けました。

また、今回の展覧会では、
植田が仕上げた作品と同じネガからほとんど加工せずにプリントしたものが
いくつか並べて展示してあります。
時に大胆に写真の一部を切り取ったり、
逆に写っていない雲などを付け足したりしていたことも、
見比べるとよくわかります。
今でこそ、パソコンを使えば、
そうした作業も簡単にできるかもしれませんが、
アナログでさまざまな工夫をして
自分の思い描く世界を作り上げていたことがわかり、
本当に驚きました。

放送でご紹介できたのはごく一部。
まだまだたくさんの驚きと発見がありますので、
ぜひ会場でご覧ください!
会期は、9月3日(日)までです。

投稿者:小林沙貴 | 投稿時間:19:59

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