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ディレクター’sメモ

初回放送日:2018年3月9日(金)

ディレクター'sメモ

「深刻ないじめを経験された方が、こんなにもカッコよく、自分らしく、笑顔で、人とともに生きている・・・」
世界中の放送機関と連携し、いじめ被害を受けた方たちの声と今を紹介するプロジェクト「FACES(フェイシズ)」。そこに集まったVTRを私が初めて見た時の感想です。

自分をないがしろにされ続けると、【自分に自信を持つこと】や【ありのままの自分を出して】【人とともに生きること】に困難や不安を感じ、それを払拭することは決して容易ではないと思うからです。

FACESに出演してくださった皆さんが、どうやって自分らしさを取り戻し、どう生きられるようになったのか?そのヒントやきっかけ、ノウハウを具体的に考えていくことは、いじめ被害にあったことがある方にとってだけではなく、今はまだ深刻な体験をしたことがない人も含め、大人も子どもも、この世界で生きている全ての人に通じる気づきの宝庫だと思いました。

今回いじめをノックアウトではご紹介できなかったメッセージの中から、私が印象的に感じた発言とそこから気づいた「誰もが自分らしく生きられるためのヒント」を参考までに記します。

世界中から届いたみなさんからのメッセージは、特設Webサイトから動画でご覧いただけます。
出演者していただける方も募集しています。
(FACES日本語版HP)

自分を信じ、大切に思うこと
「最も大事なのは自分を信じて愛することよ」(LAURAさん)
「自分自身が大切だって自覚できれば決して傷つかないわ それが最も大事よ」(YURIさん)
「自分を大切にして下さい いじめられたからこそできることがあるはずです」(IVANAさん)
「"悪いのは僕だ 僕が変わらなきゃ"なんて考えなかった」(DANIELさん)

誰かの励ましが大きな力になること
「両親はいじめに負けぬよういつも励ましてくれた」(LAURAさん)
「一番の支えは母でした。いつだって好きなことをさせてくれました」(DEJANAさん)
「つらさを乗り越えられたのは、友だちになってくれる子もいたからです。
優しく私を見守ってくれて味方になってくれたんです」(IVANAさん)

自分が楽しいと思える時間・何かに夢中になる時間を持つことの大切さ
「ランニングを始めて人生が変わりました」(GINさん)
「身体を動かすのが好きです。いいストレス解消なんです(PO YINGさん)

自分が今いる場所の価値観とは異なる人たちと出会えること
「外に出ると世界がもっと広がって自分の居場所は必ず見つかります。自分が悪いなんて思わないで。あなたは悪くない」(GINさん)

今回の番組とWebコンテンツ「みなみの考え」は、いじめられた経験がある人にとってだけではなく、「テストの点数が友だちと比べていつも悪い・・・」「自分は他の子と違うのではないか・・・」など、人と比べて自分に自信を持てなくなっている子にも届く内容です。

また、自分に自信が持てなくなっていそうな子やつらい状況の子に、周りの人はどう手を差し伸べられるのか考えるきっかけとしたり、友だちの「その人らしさ」について、お互いに一緒に考える授業作りにもつなげられると思います。

学校で、職場で、家庭で、街中で、、、(etc.)誰もが自分らしく生きられるようにするには、どうしたらいいのか?言うのはたやすく、現実はとても難しいことですが、世界中の仲間と手を取り合うことでその実現に向かって歩いていけると信じています。

身近な友だちや知り合いで元気がない人がいたら、そっと今回の番組とWebコンテンツ「みなみの考え」両方をさりげなく薦めていただけると嬉しいです!

【FACES(フェイシズ)とは】
「FACES」は、世界中のいじめでつらい思いをしている方々に、一人ではないこと、自分らしく生きるきっかけは多様であること、世界は広いことを伝え、いじめ自殺防止・いじめ撲滅を国際的に広げていこうとNHKが呼びかけ、現在、20以上の国や地域からプロジェクトへの参加希望が寄せられている一大プロジェクトです。それぞれの国の放送局が、2分の「いじめをこえ自分らしさを取り戻した体験を語る」メッセージ動画を制作し、NHKが一同に集めて、放送・ウェブで公開しています。
今後もメッセージ動画はどんどん増えていく予定です。
FACES日本語版HP
FACES海外向け英語版サイト

ご意見・ご感想は・・・
〒150-8001
NHK「いじめをノックアウト」
または、番組HPのおたより投稿ページへお寄せ下さい。
(※今後の番組づくりの参考にさせていただきますので、感想なども気軽に送ってください)

2018年 春



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