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生活にすぐ取り入れられる防災情報
「防災インタビュー」では、県内外の専門家を招いて、身近な防災に役立つ情報をお伝えしていきます。
いざという時のために、出来ることから備えを始めましょう。

第29回 幼稚園の防災教育

東日本大震災の様子 熊本地震の様子

3月で発生から6年を迎える東日本大震災。夜間に発生し、住宅の倒壊など大きな被害をもたらした熊本地震。
こうした大規模災害から身を守るために、県内でも防災教育が進んでいます。
東日本大震災以降に生まれた幼い子どもたちには何をどう教えていけば良いのでしょうか。
今回の防災インタビューは「幼稚園の防災教育」についてさぬき市の幼稚園教諭の森本祐子さんにお話を伺います。

子どものうちから教える防災

防災インタビュー 幼稚園の防災教育

「防災教育」といいますと小学校や中学校をイメージしますが、幼稚園児くらいの子でもできるんですね?
被災するときは、子どもも大人も関係ありません。
「防災教育」と言えば大きいことのように聞こえますが、子どもたちはこの時期とっても素直なので、大人の私たちが正しく防災減災を伝えていくってことを大事にすれば、子どもたちには必ず伝わることだと思います。

防災・減災にむけての取り組み

さぬき市の幼稚園教諭の森本さん さぬき市の幼稚園教諭の森本さん

さぬき市の幼稚園教諭の森本さんは、東日本大震災の発生した年から被災地でボランティア活動を始め、今でも年に3回ほど被災地を訪れています。 そうした活動を通じて、幼稚園で子どもたちに防災についての話をしたり園としての行事も積極的に企画するなど、子どもたちへの防災教育を熱心に実践されています。

被災地との交流 被災地との交流

実際に被災地に何度も訪れているんですね?
初めて被災地に行ったときに、みなさんが笑顔で、明るく、たくましく生きていらっしゃるのを見て、こちらが勇気をもらいました。 被災地での出会いにこちらが感謝して「ありがとう」という気持ちで香川に帰ってきました。そこでの出会いや経験は、子どもたちに絶対伝えたいと感じました。

親子防災教室 被災者を招いての講演会

森本さんの勤務する幼稚園では、防災や減災にむけて、どんな取り組みをなさっていますか?
私たち教職員が被災地でのボランティアなどに行って、見てきたこと経験したことを子どもたちに伝えています。そのほか、先日は防災士を園に招いて、親子で遊びながら防災を体験できる催しを企画しました。 さらに、被災地で出会った方に幼稚園に来て頂いて子どもたちにメッセージを送ってもらったり、そして保護者には今の現状や東日本大震災当日の話などをお話していただきました。

子どもたちの気づきと変化 子どもたちの気づきと変化

そうした催しや日頃の話で、子どもたちの反応は?
去年の夏の七夕の時なのですが、春には熊本で地震があったので、短冊にはみんなの願いごとだけでなく、熊本や東北の人へのメッセージを書くことになりました。 子どもたちが、自分の言葉で「山が元に戻りますように」や「おうちが早く治りますように」、「みんないいお顔になりますように」など、子どもたちらしいメッセージを自主的に書いてくれました。やっぱりこうして子どもたちに伝え続けていると、子どもたちの心に残り、興味関心を持ってくれるんだと、改めて子どもから教えられました。

防災教育のポイント

防災教育のポイント 防災教育のポイント

教師歴30年の森本先生に挙げて頂いた子どもに防災を教えていくポイントはこちらの2つです。
 1.「行動の理由づけ」
 2.「繰り返し教える」
やはりこういうことが大事なんでしょうか。

日々の暮らしで生かせるように

防災の中にも、「どうしてそうするか」という理由を伝えます。 それは日常生活の中でも危ないときとか、友達とちょっとしたやりとりでも、「どうしてそれをしたら相手は悲しいかな」とか「どうして危ないかな」とか、そうした理由づけをしていくことは、日々の生活の中で大事だと思います。 日常生活のすべてが子どもたちにとっては経験なので、なにげない生活の中で、繰り返し繰り返し失敗をしていきながら覚えていくことが大切なことかと思います。

東日本大震災を知らない世代へ

東日本大震災を知らない世代へ

最後に改めてこどもたちに伝えていく親や大人はどんなことを考えれば良いですか。
ちょうど今の幼稚園も年長さんが、東日本大震災のときに生まれた子どもたちなので、これからの子どもたちは、この東北の東日本大震災のことは知らずに、幼稚園に来る子ばっかりだと思います。だから私たちは、震災の教訓や経験を伝えていくことが大事だと思います。 どんなことがあっても乗り越えられるたくましさとか、そういう前向きに生きられる強い心を、育てられるように、私たち大人も強くたくましく、生活の中で子どもたちに見せていきたいなと思います。

※番組およびこのページは特定の製品・店舗を推奨するものではありません。製品・サービスの特性や使用上の制限、契約内容・条件などについては、各自におかれまして、メーカーや販売会社に十分ご確認ください。
※なお掲載している情報は放送当時のものです。
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