2016年8月

記事投稿:茂澤 虎彦

2016年08月17日待望の体操金メダル

体操が、2004年アテネ以来の金メダルをとりましたね!

学生時代体操をやっていた私。自分のことのように喜んでおります。

 

2004年の時、私は中学1年生でした。リアルタイムで冨田洋之選手の鉄棒をみていました。

あまりにも有名なあの実況のフレーズと、冨田選手の着ぴた。(着地が止まることを着ぴたといいます。)

しばらく言葉を失うくらい衝撃をうけました。器械体操がしたい!そう思ったんですが、あいにく学校に部活動がなく、高校生になって地域のスポーツクラブに通いました。

そして、大学に入って本格的に体操をはじめました。

体操は幼少期から始める人が多い競技です。大学からでは大してうまくなりません。

でも4年間を使って頑張りました。

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胸が落ちていて、これだけで下手なのが伝わる倒立姿勢ですね

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十字懸垂です。得意だったはずなんですが、肘がゆるんでいますね。減点です。

そして、特にこだわりがあったのは、やはり鉄棒でした。

鉄棒は、大車輪(くるくる回る)ができなければなにもできません。まずは大車輪の練習から始めます。車輪器という器械を使って練習します。

鉄棒にパイプが付いていて、そのパイプと手を固定して、スイングする練習をひたすらします。5月から練習をはじめて一周回ったのが、7月中旬でした。それを体に叩き込みます。そして、車輪器ではなく、鉄棒で実際に車輪ができたのが12月。鉄棒からの景色はぐるぐるとまわり、冨田選手もこういう景色を見ていたのかとうれしくなりました。

 

こうしてひとつずつできる技を増やしていき、ようやく7技そろって、一つの演技という形になったのは大学4年生の時。丸3年かかりました。

(体操の演技は、採点のルール上、技を7つ以上組み合わせてようやく一人前の演技になるんです。)

といっても冨田選手が行うような技はひとつも入っていません。

内村選手が行うカッシーナ(鉄棒から手をはなして伸身で2回まわる間に1回ひねる技)はG難度です。私の技はせいぜいB難度。栄光への架け橋を描いた伸身の新月面はE難度。私の降り技は伸身の一回宙返り、A難度です。

でも確かに鉄棒という同じ種目をして、天と地ほどの差はあるにしろ、延長線上に、憧れた彼らの演技がありました。

そして引退試合、着地はなぜかぴたりととまり、最高の思い出ができました。

体操は演技が終わったらポーズをして、審判に挨拶をするんですが、挨拶するのを忘れておたけびをあげてしまうほど感無量でした。

 

そんなことも思い出しながらオリンピックの体操をみていました。

NHKでアナウンサーをしているのも、アテネの瞬間があったからです。いつか自分も体操の放送に関わりたい。そんな思いを強くした金メダルでありました。

 


投稿時間:16:02 | 固定リンク | 

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