産地発!たべもの一直線 |
農業・漁業の現場で、「たべもの」作りに真摯に向き合う生産者を紹介し、 |
栃木 大田原市発
「山うど」は、春の山菜として知られる「うど」を、一足早く食べられるように栽培している野菜です。野山に自生するものはアクが強く、苦手な人もいますが、山うどは非常にやわらかく、またアクや苦みもほとんどありません。みずみずしく、うどならではのすがすがしい香りが自慢です。大田原市で作られる山うどは、見た目の美しさと味の良さから全国でもトップクラスの評価を受けています。これは「もみ殻」を使い光をさえぎって育てる方法を確立し、品質向上に努めてきた成果です。また、農家のみなさんは、食べ方がわからない、という人たちのために、山うどを使ったアイデア料理も開発しています。おいしい山うど作りへのこだわりと、ユニークな山うど料理をご紹介します。
助川 悦夫さん(56)
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その1
光をあてず根に蓄えた養分で育てる |
山うど作りは、春から秋にかけてうどをいったん大きく育て、根の部分を太らせます。冬にその根をハウスに植え替え、新たに生えてくる若い茎の部分を「山うど」として収獲します。白くやわらかい山うどを作るためには、光をあてないで育てることが必要です。そのためには、山うどに養分を供給する「根」の部分を太く、立派に仕上げる必要があるのです。 |
その2
収獲前に光をあて色と香りをつける |
もみ殻の中で光にあたらずに育つ山うどは、真っ白な美しい姿になります。収穫前に必ず行う大切な作業が、3時間ほど日光をあてることです。こうするともみ殻から顔を出した先端の部分が緑に色づき、天然のうどのような風合いになります。そして何より重要なのが、うど独特のすがすがしい香りが出てくることです。最後の最後に光をあてるこだわりが、山うどならではの姿と香りを生み出すのです。 |
その3
山うどのおいしさを消費者に伝える |
山うどの消費量は近年、減少しています。大田原市の農家のみなさんは、消費拡大のために山うどのおいしさをもっと知ってもらう必要があると考えています。今回は栃木県庁で行われた直売会に参加し、山うどのおいしさをPRしました。試食用の料理を用意し、訪れた人に味見をしてもらいます。また、定番の山うど料理やアイデアメニューのレシピをのせたチラシも作りました。品質のよいものを作るだけでなく、自らおいしさ伝える活動も始まっています。 |
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那須高原特産の牛乳をだし汁とあわせてたっぷり使ったうどんです。牛乳の消費が落ちる冬に、おいしく利用してもらう方法がないかと、地元の農家や酪農家のみなさんが考え出したアイデアメニューです。大根、白菜、にんじん、ごぼうなど、野菜もたっぷり入った栄養満点のうどんです。隠し味は「みそ」。ぜひお試し下さい! |
今週の一直線番組で紹介した「山うど」について JAなすの 南部園芸センター 番組で紹介した「山うど」を使った料理を出すお店 今回取材したのは、東京・銀座のお店です。 |
産地発!とっておきの味番組で紹介した「牛乳うどん」について 今回紹介したのは、那須塩原市のレストランです |
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「迷っているんだったら買っていきなよ、お母さん!」「とりあえず試食しちゃいなよ。美味いよ!」山うどの直売をしている時の助川さんの売り文句です。もう本当に積極的。売り場の前で躊躇している人たちも、あれよあれよと助川さんのペースに引き込まれ、いつしか山うどを手にしているのです。取材中どこでインタビューしても、消費者のことを気にかける助川さん、その姿勢を見ていると、頭が下がります。もっともっと高品質の山うどを目指して、頑張って下さい! |