農業・漁業の現場で、「たべもの」作りに真摯に向き合う生産者を紹介し、
そのこだわりを通して「食」のいまを見つめ直す番組です。

2月5日(日)今週の一直線

鹿児島 西之表市発

黒糖

鹿児島や沖縄の南の島々で長い間親しまれてきた黒糖。なかでも種子島の沖ケ浜田では、明治時代から続く製法での黒糖づくりが今も続けられている。カリッと固い歯ごたえと、ふんわり広がる口どけが特長だ。黒糖作りは、サトウキビが最も甘くなる冬場が最盛期。ギュッとしぼったサトウキビの甘い汁を、三つの釜を使ってひたすらに煮詰めてゆく作業だ。一見単純に見えるが、実はそこには「しぼり汁の色」や「泡の動き」「滴のしたたり」などの微妙な変化を見抜く職人技の世界が広がっている。番組では、地元で「砂糖小屋」と呼ばれる作業場と、原料のサトウキビ畑を訪ね、こだわりの黒糖づくりを紹介する。

持田 光広さん(48)

幼いころから父親たちの仕事ぶりを間近に見て育ったベテラン黒糖職人。自らの畑でサトウキビを栽培し、それを原料に黒糖を作っている。持田さんのサトウキビは、厳選した品種を、風の当たらない畑で大切に育てたもの。高品質のサトウキビを熟練の手技で加工し、こだわりの黒糖を作りだす。

 

食材のポイント

その1

ポイントその1

なぜか懐かしい空間「砂糖小屋」

沖ケ浜田の黒糖づくりは、60年以上にもわたって使い続けられてきた木造の小さな小屋(通称「砂糖小屋」)で行われます。そこにあるのは、薪を使う昔ながらの登り窯と、大きな三つの釜。これでじっくりとサトウキビのしぼり汁を煮込んでゆくのです。作業の前日は、地元農家の人たちが総出で大釜をピカピカに磨きあげます。

その2

ポイントその2

黒糖づくり職人技の世界

しぼり汁のほんのわずかな変化を見抜くのが、職人の技。しぼり汁にあとどれ位の水分が残っているか、釜の中での「泡の流れ」から判断します。また、ギリギリまで煮込んだしぼり汁には「滴りかた」にも変化が現れます。それをチェックして黒糖の仕上がり時を判断するのです。長年積み上げた職人の経験と勘の世界です。

その3

ポイントその3

サトウキビ畑に奥義あり

原料のサトウキビづくりにもこだわりが。まず、畑は風の当たらない場所を選びます。風で倒れずにまっすぐ育ったサトウキビは、十分に糖度が高くなるのです。また、複数の品種のサトウキビを栽培することで、ブレンドされたしぼり汁の奥深い味わいを出そうともしています。そんな中最近は期待の新品種も現れて・・・。

安納芋のシャニンだんご

 

シャニンだんごは餅米の粉とお芋から作ったオヤツです。シャニンの葉で包むと、さわやかな香りがして、また保存もきくと昔からいわれてきました。今回は地元特産の安納芋を使って挑戦します。
<材料>(5人前)(1人2本の場合)
安納芋:200g
砂糖:200g
餅米の粉:200g
シャニンの葉:数枚
<作り方>
1)安納芋を蒸す
2)蒸しあがった安納芋をつぶして練る
3)砂糖と餅米の粉と混ぜてこねる
4)シャニンの葉でくるむ
5)蒸したら出来上がり

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お問い合わせ

今週の一直線

番組で紹介した「沖ケ浜田の黒糖」について

沖ケ浜田黒糖生産組合事務局

【お問い合わせ】
※生産者への直接の問い合わせはやめてください。
受付時間 月〜金 9:00〜17:00(土日祝は休み)
電話:0997−28−0240

つくろう!ふるさとの味

番組で紹介した「安納芋のシャニン団子」について

榎本和枝さん

【お問い合わせ】
※シャニンの葉は、熱帯から亜熱帯にかけての分布のため、入手は困難な地域があります。また市場では流通していません。
受付時間  月〜金 9:00〜17:00 (土日祝は休み)
電話:0997−22−1417

放送内容のポイント

今週のレポーター

鹿児島放送局 高木 優吾(たかぎ ゆうご)アナウンサー

「自分たちはどこにも負けない黒糖を作っている」。生産者・持田光広さんの言葉です。黒糖の味はどこも同じと思いきや、全く違います。コクのあるもの、少し渋みがあるもの、甘みが強いものなど様々です。伝統的な製法を受け継ぎ、自分の理想とする黒糖を求め続ける持田さんの目は輝いています。番組をご覧になると、黒糖一粒を口に運ぶのが楽しみになりますよ!

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