産地発!たべもの一直線 |
農業・漁業の現場で、「たべもの」作りに真摯に向き合う生産者を紹介し、 |
東京・長野発
東京、福生市にあるドイツ料理店では、オードブルのロースハムが人気です。このロースハムは、創業75年になるハム製造会社が作っています。社長を務める小林和人さんは、祖父の代から受け継いできた製法を守り続けています。たっぷりと時間をかけて素材の持ち味を引き出す伝統的な製法ゆえ、小林さんは原料となる豚肉も厳選しています。その厳しい眼で選ばれたのは「トウキョウX」です。「トウキョウX」は、10年前に東京都の畜産試験場が開発した豚。番組では、長野県松本市の養豚家、桃井佐門さんの農場を訪ねました。「トウキョウX」はストレスに弱く、育てるのが難しいといいます。そのため、桃井さんは様々な工夫をしています。例えば、豚を育てる環境。桃井さんは、出荷前の3か月間を開放型の豚舎で育てます。そして、床には「もみがら」を敷いて豚を清潔に保つようにしています。桃井さんは、飼育環境を快適に保ち、肉質の良い豚を育てています。
ハム製造会社
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創業75年のハム製造会社の3代目社長。厳選した国産の豚肉だけを使ってハムを作り続けている。トウキョウXにいち早く着目し、材料に取り入れた。 |
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父親が始めた養豚業を継いで30年。8年前からトウキョウXの飼育を始め、現在は450頭を飼っている。飼育環境に気を配り、試行錯誤を続けている。 |
その1
厳選した材料と昔ながらの製法で作ったハム |
小林さんの会社で作っているハムは、原料となる豚肉はもちろんのこと、味や香り付けの決め手となる、スパイスなどの材料も厳選しています。シナモンは原木から削るなど、出来るだけ自然の素材を使います。また、ハム作りの製法も昔ながらの時間をかける方法です。例えば、熟成のための塩付けに1週間。燻製には、ハムなら12時間、ベーコンは2昼夜もの間、燻します。手間暇かけた作り方は、量産には向きませんが、ハム本来の味と香りが楽しめます。 |
その2
赤身に刺しが入った |
トウキョウXは、赤身に脂の刺しが入った、いわゆる「霜降り」が最大の特長です。実は、トウキョウXは、東京都の畜産試験場が開発した、新しい品種の豚。元となったのは、脂肪の味が良いとされる「北京黒豚」、肉質が良いと言われる「バークシャー」、そして、生産性が高い「デュロック」の3種です。これを5世代にわたって交配を重ねました。トウキョウXは、これら3種の豚の良いところを受け継いだ新しい豚と言えます。筋肉の中の脂肪分を一般に多く流通している豚と比較すると、通常が2〜3%に対して、トウキョウXは5%。この差が、まろやかなうまみと口溶けの良さに繋がります。 |
その3
もみがらを敷いた豚舎の中で快適に過ごすトウキョウX |
8年前からトウキョウXを飼育している桃井佐門さんは、豚にとってストレスの少ない飼育環境を心がけ、様々な試行錯誤をしています。「環境が良ければ、豚はすくすく育つ」というのが桃井さんの持論です。例えば、出荷の3か月前は、「ハウス式」と呼ばれる開放型の豚舎で育てます。その床には、「もみがら」を敷いています。こうすることで、豚を清潔に保つことが出来るといいます。また、排泄物によって、もみがらが発酵し、湯気が出るほど暖かな床暖房の役割も果たします。本来の味と香りが楽しめます。 |
奥多摩町名産のわさびを使った |
東京の最西端にある奥多摩町は、急峻な山々に囲まれた、自然豊かな地域です。また豊富な湧き水に恵まれた清流の里としても知られています。ここでは、水の恵みを利用して、古くから「わさび」の栽培が盛んに行われてきました。そして、産地ならではのちょっと変わった食べ方もあります。「みそわさび」といいます。みそに、すりおろしたわさびと、削ったかつお節を入れ、良くかき混ぜます。みそやかつお節のうまみに、わさびのピリリとする刺激が加わり、ご飯にピッタリのおかずになります。
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今週の一直線ロースハムについてのお問い合わせは 今回取材したのは、東京・福生市の「大多摩ハム」です。 豚肉「トウキョウX」についてのお問い合わせ TOKYO・X−Association |
産地発!とっておきの味奥多摩町の「本わさび」について 今回取材したのは、東京・奥多摩町の「千島わさび園」です。 |
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ハム作りにかける小林さんの真剣さと、桃井さんの豚に対する愛情。本気でたべもの作りに取り組む2人に「食」の大切さを改めて教えられました。新番組をどうぞこれからも応援よろしくお願いします! |