農業・漁業の現場で、「たべもの」作りに真摯に向き合う生産者を紹介し、
そのこだわりを通して「食」のいまを見つめ直す番組です。

9月7日(日)過去の一直線

三重 松阪市発

モロヘイヤ

高級和牛松阪牛の産地として知られる三重県松阪市はモロヘイヤの一大産地です。1980年代後半から栽培が始まったモロヘイヤ。それ以前は養蚕の産地として有名でした。しかし、中国製の生糸や絹製品などにより養蚕業が衰退していき、養蚕に変わるものとして作られ始めました。養蚕時代に使っていた道具や保管方法を活用するなど、土地柄を活かした方法で作られるモロヘイヤは粘りがあり、とろっとした食感が楽しめます。

川合 秋一さん(71)

代々受け継いできた養蚕から転作し、モロヘイヤ作りを始めて19年。消費者のために「安心、安全でおいしいモロヘイヤ作りを目指して栽培を続けています。

 

食材のポイント

その1

ポイントその1

たい肥を使った土作りで
粘りを出す

川合さんがモロヘイヤ作りで力を入れているのが土作り。近くの松阪牛の牧場に行き、松阪牛の牛フンたい肥を土作りに利用しています。こうすることで、畑の土は、保水力が増し、同時に水はけも良くなります。適度な水分を保つことがモロヘイヤの粘りを引き出す大切な条件です。

その2

ポイントその2

桑爪

モロヘイヤの収穫に使うのは、蚕のえさの桑の葉を収穫する際に使っていた「桑爪」と言われる道具。さらに、収穫後のモロヘイヤの鮮度を保つためにビニールシートで覆う方法も、元々は桑の葉の鮮度を保つために行っていたやり方で、養蚕の経験や技術が、品質の高いモロヘイヤを作るのに生かされています。

その3

ポイントその3

茎ごと食べられる長さで
出荷する

普段は捨てられることの多いモロヘイヤの茎も食べてもらいたいと、葉先から茎まで20センチの長さで出荷しています。それ以上長い部分は硬いため、家庭で切り落とさなければなりません。その一手間を出荷の際に省き、袋から出したらすぐに調理できるようにしています。

おんこ寿司

 

三重県志摩市のおんこ寿司は漁師の間で生まれたと言われる郷土料理。地元の人だけでなく、観光客にも人気があります。カツオだけでなく、季節の魚の刺身でも、その味を楽しむことができます。

<材料>(5〜6人分)
カツオ・・・500g
塩・・・少々
●すし飯
米・・・5合 
酢・・・100cc
砂糖・・・130g
塩・・・少々

<作り方>
1)カツオを少し大きめに切る。
2)切ったカツオをザルにならべ、塩をふり1時間おく。
3)すし飯を作り、よく冷ましておく。
4)冷ましたすし飯をカツオの刺身の大きさの、おにぎりを作る。
5)塩をふったカツオをおにぎりの両面にはり付け、もう一度にぎりなおして出来上がり。

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お問い合わせ

今週の一直線

番組で紹介した「モロヘイヤ」について

松阪農業協同組合 販売課

【お問い合わせ】
受付時間 月〜金 8時30分〜17時30分(土日祝は休み)
※川合さんのモロヘイヤを指定して購入することはできません。
※モロヘイヤの販売は9月上旬までです。
※茎が最もおいしく食べられるのは7〜8月です。
電話:0598−28−8801

番組で紹介した「モロヘイヤのおひたし」を使った料理を出すレストラン

今回取材したのは、三重県松阪市のお店です。

【お問い合わせ】

詳しくは、視聴者コールセンターまで
電話:0570−066−066

産地発!とっておきの味

番組で紹介した「おんこ寿司」について

志摩市観光協会

【お問い合わせ】
受付時間 月〜金 9時〜17時(土日祝は休み)
※おんこ寿司を食べるには予約が必要です。
詳しくは、下記の番号までお問い合わせください。
電話:0599−46−0570

放送内容のポイント

今週のレポーター

津放送局
望月 豊(もちづき ゆたか)
アナウンサー

三重県松阪市といえば、皆さん思い浮かべるのが高級和牛の松阪牛ですが、モロヘイヤだって松阪の大切な特産品です! モロヘイヤの原産地・エジプトでは、葉をスープに入れて食べるのがほとんどのようですが、松阪の生産者の皆さんは、牛丼やグラタンといった料理や、茎までおいしい食べ方などを熱心に研究しています。モロヘイヤが松阪で栽培されておよそ20年。新たなモロヘイヤ文化は確実に生まれつつあると実感しました。

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