産地発!たべもの一直線 |
農業・漁業の現場で、「たべもの」作りに真摯に向き合う生産者を紹介し、 |
福井 坂井市発
早刈りそばの産地、福井県坂井市丸岡町。全国でも知られるそばの産地です。もともとは稲作が盛んに行われてきた地域で、減反をきっかけにそば栽培が増えてきました。産地としての特徴を出すために生まれたのが「早刈りそば」。味や香り、食感に特徴があり、今、全国で注目を集め始めています。しかし、新そばよりさらに1週間早く刈り取るため、収穫に手間がかかり、収穫量が減るというリスクもあります。手間や負担が増えるものの、中瀬さんたち農家は「お客さんが求める物を…」と早刈りに積極的に取り組みます。早刈りそばの収穫量を少しでも上げようとミツバチを放すなど工夫を重ねてきました。中瀬さんは早刈りそばづくりに一直線です。
中瀬 輝雄さん(57)
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新宅 俊之さん(34)
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その1
花が残るうちに始まる収穫 |
新宅さんは緑色の実が多いそばへのニーズを感じ、農家に働きかけてきました。しかし、農家の反応は厳しいものでした。大きな理由の1つが、早刈りすると収穫量が減ること。そのため、農家は早刈りに踏み出せずにいました。積極的に踏み出すきっかけの1つが、2002年秋に丸岡地区を襲った「あられ」でした。この時は、収穫間近のそばに大きな損害がでました。翌年から、中瀬さんを始め早刈りに取り組む人が現れ、少しずつ早刈りの収穫量が増えています。 |
その2
鮮やかな色と香りの |
未熟な緑色の実をひいた早刈りそばは、麺にした時に「若草」の様な鮮やかな緑色になります。また、ゆであげた時に、独特の「若草」の様な香りがします。食感はもちもちしていて、そばの世界を広げる新たな味です。 |
その3
緑色の実が目立つ早刈りの実(左)と完熟の実(右) |
刈り取ったそばの風味を保つため、大切なのが「乾燥作業」です。水分量15%が他の産地での目安ですが、中瀬さんたちは1%多い、16%を目指します。その1%が、そばを打った時の味・色・香りの違いにあらわれるといいます。収穫したばかりの早刈りそばの実の水分量は30%以上。また、実によって水分量に大きなばらつきがあるため、16%に仕上げるのは経験と勘が要求される作業です。おいしい早刈りそばを届けようと、農家は出荷まで手間を惜しみません。 |
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福井市の山あいにある味見河内町。伝統野菜の「河内赤かぶら」は、今も一部は焼き畑で栽培されています。その葉で作る「葉のいため煮」はこの時期ならではの味です。食材を無駄にせず使い切るという知恵がつまった一品です。 |
今週の一直線番組で紹介した「早刈りそば」について JA花咲ふくい 本店 |
産地発!とっておきの味番組で紹介した「河内赤かぶら」について
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いやー そば好きの私には幸せな日々でした。そば農家の中瀬さんのそばをいただいたり、ロケの昼食も敢えてそばを食べ続けておりました。多い日には昼晩十杯近く食したでしょうか。店によってなんでこんなに個性があるのか考えるのですが、結局「そばって好きだなぁ」で結論となります。そんな私も初めて食べた「早刈りそば」。私の一押しはその食感です。中瀬さんの苦労を聞くと「ゆっくりかみ締めて食べよう」と思うのでした。 |