産地発!たべもの一直線 |
農業・漁業の現場で、「たべもの」作りに真摯に向き合う生産者を紹介し、 |
神奈川 三浦市発
海に囲まれ温暖な気候の神奈川県三浦市。みずみずしくて、さわやかな歯触りの「とうがん」が作られています。三浦では、20年前、健康志向が高まる中、低カロリーの「とうがん」を作り始めました。当時作っていたのは、重さ5sほどの「大とうがん」。しかし「大きくて重く不便」という消費者の声に応えて1.5sほどの「小とうがん」を生産するようになります。その後も「ミニとうがん」「ミニミニとうがん」を次々と開発し、現在、三浦では5種類の「とうがん」が作られています。生産者の芹沢貞夫さんは20年前にとうがん作りを始めました。芹沢さんは、日本一のとうがん産地をめざし、とうがん作りに様々な工夫を凝らしています。
芹沢貞夫さん(65)
|
|
その1
美味しい実は |
芹沢さんがこだわっている「たい肥」は「ゆっくり」と効果を発揮します。最初のうちは、茎や葉の成長も抑え気味。茎や葉が早く育ちすぎると、実のつきが悪くなると言われています。「たい肥」は植えてから一ヶ月ほどたってから効果があらわれ、おいしい実がたくさん着きます。芹沢さんは30年以上前から「たい肥」を使っています。こうした積み重ねがおいしいとうがんを作る秘訣だと芹沢さんは言います。 |
その2
デリケートな表面を守る |
おいしいとうがんは、全体的に日があたり、色むらや傷がないもの。そのために、とうがんの下にマットを敷いています。こうすることで均等に日光が当たり甘みが増します。また、地面とこすれて傷つき病気になるのを防ぎます。さらに、ある程度色の着いたとうがんは、専用の粘着テープで覆い、日光を当てすぎない工夫もします。デリケートな肌をもつとうがんのおいしさを損なわないための工夫です。 |
その3
消費者の「声」に応えた |
10年前から三浦のとうがん生産者がおこなっている店頭宣伝。その副産物がお客さんの率直な意見を聞けることでした。「大きくて重く持ち帰りにくい」という声を受けて、三浦では、海外から「小とうがん」の種を輸入し生産を開始。さらに、より小さくて便利な「ミニとうがん」「ミニミニとうがん」を三浦市農協が品種改良し、生産するようになりました。現在、5種類のとうがんを作るまでになりました。三浦のとうがん作りを進化させたのが消費者の「声」だったのです。 |
|
相模湾に面した三浦半島の長井。魚介類が豊富なこの地域の特産が「テングサ」です。「テングサ」を寒天にし、砂糖をかけて食べる「砂糖のぶっかけ寒天」は昔から伝わるおやつです。漁師町ならではの素朴な味わいです。 |
今週の一直線番組で紹介した「とうがん」について 特産・三浦野菜生産販売連合 |
産地発!とっておきの味砂糖のぶっかけ寒天 材料の「長井のテングサ」について
|
![]() |
冬の瓜(うり)と書く夏野菜「冬瓜(とうがん)」。名前は知っていても、中国料理や京料理などプロが使う食材・・・というイメージがありますよね? このとうがんをキュウリやトマトと並ぶ身近な夏野菜にするために、三浦のとうがん生産者たちは、様々なサイズを品種改良などで作り出したり、おいしい食べ方のレシピまで考えて配布したりと努力を重ねてきました。初めて味わった「とうがんの簡単サラダ」のおいしいこと! ハムをお供に、ドレッシングであえただけ。10分ほどの調理時間で、シャキシャキ、さっぱりのサラダが完成。食べ始めたら、止まりません。お酒のつまみには、甘酢に漬けたピリ辛の浅漬け。夏、ビールを飲むにはピッタリの味でした。この夏、とうがんを見つけたら、是非、自分でも試してみようと思う日々です。 |