2019年01月15日 (火)

自分の声で語ってみたら

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映画監督の周防正行さんと浪曲師の玉川奈々福さん、という今回。周防監督最新作「カツベン!」の撮影現場と、奈々福さんの生の舞台が見られるという、とてもとても貴重な体験をすることが出来ました。周防監督、奈々福さん、本当に感謝です!

 まずは周防監督の撮影現場を玉川奈々福さんが見るというシーン。初めて見る現場に興味津々の奈々福さんが指摘したのは、映画スタッフの方々の動きです。誰に指示されるともなく、演出、照明、音声、美術、大勢の人たちが手際よく動いてムダがありません。大声で怒鳴る人もおらず、よく映画の宣伝で見かける「撮影快調!」という言葉がまさにピッタリ。そしてお昼になると、豚汁つきのお弁当で、皆さん仲良く食事。こんな撮影現場になるのは、言うまでもなくその中心に監督の存在があるからなのでしょうが、その点について奈々福さんが鋭く追求しています。周防監督の「よーい。ハイ!」のかけ声の背景にある監督術、実は私たちテレビ番組の制作にも、ものすごくためになる話で、きっと皆さんも「なるほど!」連発になると思います。

 一方、周防監督が浅草に奈々福さんを訪ねるシーン。周防監督が劇場内に入ると幕が上がり、奈々福さんの浪曲が始まるという設定です。我々番組スタッフはカメラに映らないように、廊下や別室に待機したのですが、突然始まった奈々福さんの声のすごいこと!今回はマイクを使わず「ナマ声」で披露していただいたのですが、客席の外にいる我々の内蔵までグングン響いてくるような感じ、客席で聞けばどんな迫力になることか・・・。

 ところで周防監督の新作映画の主人公は、映画の活動弁士。そのため日本の語り芸について調べる過程で、浪曲師・玉川奈々福さんに出会ったそうです。そんな訳で、今回は声、語りの魅力についても存分に感じられる回になっています。考えてみれば浪曲や活動弁士の他にも歌、落語、講釈・・・など、声・語りによる芸事は何と多いことでしょうか。最近は介護においても「声」の重要性がわかってきているようですが、本来、人間にとって人の声は何より心地良いものなのでしょうね。

では私もメールや文書を止めて、仕事の連絡は全部「地声」で伝えれば上手くいくのか!?

結果は言うまでもないですが・・・。

投稿者:スタッフ | 投稿時間:08:08


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