2018年07月09日 (月)

Direct & Deep!

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今回の『SWITCH』に登場するのは、不思議な“縁”でつながったお2人。まずは歌舞伎俳優・市川猿之助さん。「歌舞伎初心者にも楽しんでもらえるものを」と、人気マンガを原作にスーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』の主演・演出をつとめるなど、八面六臂(ぴ)の活躍を続けています。そんな猿之助さんが去年10月、公演中に大けがを負いリハビリ生活を余儀なくされていた時に知ったのが今回のトークのお相手、製硯師(せいけんし)・青栁貴史さんでした。中国のいにしえの様式から現代的な作品まで、あらゆる時代・形式の硯(すずり)を彫り上げる硯作りの第一人者です。書画骨董にも造詣(ぞうけい)の深い猿之助さん、青栁さんの活動を知るや早速お店を訪れ「家宝になる硯を作ってほしい」と依頼したのだとか。それから4か月、硯の完成が見えてきたころ、このトークも実現したのです。

 対談はまず『ワンピース』を上演中の劇場を青栁さんが訪ねるところからスタート。ミュージカル風ダンスシーンあり、プロジェクションマッピングあり、と現代的な要素がいっぱい詰まった作品ですが、青栁さんの感想は「“あ、しっかり歌舞伎だ”と思った」というもの。ではその「歌舞伎らしさ」とは?そしてそもそも一体、歌舞伎とは何か?今回のトークはいきなり、こんな直球のテーマから始まったのでした。歌舞伎について、そして自らの大ケガについて、率直な語り口で見事に答えていく猿之助さん。まさに快刀乱麻を断つごとし!そしてそんな猿之助さんに物怖じすることなく質問をぶつけていく青栁さん。それ自体がまるで舞台での丁々発止を観ているかのような、お2人のトークにご注目下さい!

 番組後半は東京・浅草にある青栁さんの書道用具店の製作工房で、ついに完成した硯を見ながらのトーク。自ら「硯に関しては危ない方だと思う」と語る青栁さんの“偏愛トーク”は、「硯1つでここまで話が広がるのか!」と驚くこと請け合いのディープさ。さすがの猿之助さんもタジタジでした。そして最後には歌舞伎・硯、それぞれの伝統の継承についてトーク。今、小学校では書道の時間でもプラスチックの硯と墨汁が使われ、子供たちが石の硯で墨をするという経験をしなくなっているのだとか。伝統を継ぐ者同士、その責任について語る・・・のかと思いきや、話は意外な方向へ。最後まで目が離せません!

直球にして、深くえぐるような今回のトーク、是非ご覧下さい。

投稿者:スタッフ | 投稿時間:17:28


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