2017年07月12日 (水)

想像力が仕事力!

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今週は、映画・舞台・ドラマと幅広く活躍、まるで役が乗り移ったかのような演技で見る者を圧倒する俳優・満島ひかりさんが登場!トークのお相手は、「日本人はどこからきたのか?」という謎をとくべく、“3万年前に日本に渡ってきた人々の航海を再現する”という壮大なプロジェクトに挑む、人類進化学者の海部陽介さん!

 番組前半では満島さんが海部さんの勤務する東京・上野の国立科学博物館を訪ねます。ホモ・サピエンスはどうやって世界に広がり、現在の我々につながるのか?幼い頃から(!)人類の進化に興味を持ってきたという海部さんはやがて、「我々の祖先はどうやって日本に渡ってきのか」という問題に強くひかれ、ついには当時あったと考えられる素材と道具だけで海を渡る実験にとりかかります。薄い貝殻で草や竹を切って舟を作り、磁石や羅針盤に頼らず海を行く。3万年前の人々と同じ条件で台湾から日本にたどり着こうというロマンあふれる計画です。お2人のトークでハッとさせられたのは、当時は地図もなく海流の知識もないはずだから、その前提でどのように海を渡ったかを考えなければならない、という海部さんのお話でした。3万年前の状況を想像し、当時の人々のモノの見方・考え方をいわば追体験しながら思考を深めていく。学問だから証拠がなければいけないが、そこから「こうだったに違いない」と思ってそれを突き詰めていくことが面白い発見につながる、という海部さんのお話に満島さんも深くうなずいていました。

 後半のトークは芸能活動を始めた満島さんが、暮らしていた沖縄から東京に出てきた時に通っていた都内の中学校で行われました。ドラマ『トットてれび』では黒柳徹子さんを、最新映画『海辺の生と死』では戦時下の女性を、と、さまざまな時代のさまざまな女性を演じてきた満島さん。トークではこうした役柄を演じるための準備について、明かして下さいました。文章で残っていることや映像で残っているもの、本人にインタビューしてわかりうることはできるだけ取材すること。場所があったら現地に行って、そこであえて取材ということを忘れて暮らしてみること。そうした裏付けと、それに基づき想像力を働かせる作業があって初めて、リアルな感情を演じられるのだそうです。満島さんの「俳優の仕事はペテン師だとは思っているけど、うそだけはつきたくない」という言葉がとても印象的でした。

 想像力の大切さを達人2人が語り合う『SWITCHインタビュー』、放送は7月15日(土)22:00、Eテレです。ぜひチェックしてみて下さい!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:13:49


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