2017年03月07日 (火)

音楽と医療と3.11

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今週の「SWITCHインタビュー 達人達」はノイズ・ミュージックから連続テレビ小説『あまちゃん』のテーマ音楽まで、幅広い音楽活動を続ける大友良英さんと、東大病院の循環器内科に勤務し、西洋医学や東洋医学などの垣根を越えた新たな医療の形を探る医師の稲葉俊郎さんのトークです。

 番組前半は稲葉さんが小石川植物園を大友さんと共に訪ねます。ここはかつて、黒澤明の映画でも有名な「赤ひげ診療譚」の舞台となった小石川養生所があった場所。稲葉さんは自分の原点と考えているのだそうです。後半は大友さんが作品作りを行ってきた音楽スタジオが舞台。さまざまな楽器が用意されており、自らも音楽マニアで楽器の演奏も行う稲葉さんと、即興でのセッション演奏も飛び出します!

 今回のトークでは、「音楽」と「医療」という一見まったく異なるジャンルのお2人が深く共鳴し合う場面が何度もありました。2人を結びつけたのが「福島」。大友さんは小学生から高校生まで福島で過ごし、東日本大震災の年の夏から故郷で音楽を中心としたフェスティバルを立ち上げるなど、被災地・福島を元気にしたいと活動を続けています。稲葉さんは震災直後から何度か福島に入り、医療ボランティアを行ってきました。

「こんな時に祭やっていいのか、って色んな人に言われたけど、祭が必要だって思って」という大友さん。「医療スタッフが皆うなだれていて、現代医療を本当に見直しさせられた」という稲葉さん。被災後の福島に対する、お2人の今なお強い気持ちがトークを通して伝わってきます。そしてまた、「何かの楽器を1音弾ける人が10人いれば音楽を作れる」という大友さんと、「何もない場所でも医療行為を出来るのがプロであり、ただ人の話を聞くとか何か手伝うことでも大事な医療行為になりうる」という稲葉さんの言葉からは、どんな状況でも前に進もうというポジティブさが強く感じられました。

 震災からちょうど6年という節目に放送される「SWITCHインタビュー」。3月11日(土)22:00、Eテレです。ぜひチェックしてみて下さい!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:15:50


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