2018年12月

2018年12月28日 (金)

家族写真

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もちろん相手があの和田アキ子さんですから、緊張は当然です。しかし収録に向かう写真家・平間至さんの緊張ぶりは、ちょっと心配になるぐらいでした。平間さんといえば、日本を代表する多くのミュージシャンたちから絶大な信用を集める大物写真家、和田さんとも長年お仕事を一緒になさっているので、「なぜ?」という感じはありました。しかし、収録が始まると、その訳がわかりました。平間さんは、和田さんの内面の奥深くまで、礼儀正しく迫っていきます。相手に立ち入ったことを聞く以上、生半可な気持ちでは出来ない。そのような思いの表れだったのだと思います。

 和田さんは、どのような質問も遮ることなく、時にユーモアを交えて、時に心をこめて答えていらっしゃいました。本当はいろいろとお話しして頂いたので全部ご紹介したいのですが、今回は「歌手・和田アキ子」としての思いを中心に構成させていただきました。言うまでもありませんが、そのプロフェショナルとしての意識の高さには圧倒されます。和田さんと言えば、日曜のお昼などなど、いつも側にいたと感じるぐらい身近な存在でもありますが、まだまだ知らない和田さんの顔が、たくさんあるんだなと感じました。

 そして後半は平間さんの写真館で収録。この写真館に行ってみてまず驚かされるのは、壁一面に貼られた「家族写真」です。ミュージシャンの躍動的な写真の数々で知られる平間さんのイメージとは、一見かけ離れたような和やかな家族写真。実はそこには一篇のストーリーがあり、大変に感動的なものでした。(上手く説明できないので映画化希望!)詳しくは番組をご覧になって頂きたいのですが、そこには「写真」というものが人々の記憶を残すことの意義、重みがありました。

 映画で家族が写真を撮るシーンが出てきたら、それはその後の別れを暗示するシーンだという話を聞いたことがあります。普段いっしょにいるけど、いつまでも一緒にいることは出来ない家族。けれども、その時間を1枚の写真の中に固定することで、記憶は永遠のものになる・・・。

みなさんは家族写真、撮っていますか?

投稿者:スタッフ | 投稿時間:07:45 | カテゴリ: | 固定リンク


2018年12月25日 (火)

いのしし年にSWITCH!

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本年も「SWITCHインタビュー達人達」をご覧いただき、有り難うございました。

来年の最初の放送は1月5日、歌手の和田アキ子さんと写真家の平間至さんの回となります。シンガーとしての和田さんの魅力、平間さんの写真館への思いが詰まった放送になっています。

 

今年放送された「SWITCHインタビュー達人達」は・・・

「水原希子×長島有里枝」 「マツコ・デラックス×つんく♂」

「松本幸四郎×草間彌生」 「出口治明×美村里江」

「緒方恵美×西野亮廣」  「佐藤二朗×メイガス」

「布袋寅泰×木田真理子」 「藤井隆×髙橋勝大」

「ナイツ×ハンバート ハンバート」 「山田洋次×蒼井優」

「竹本織太夫×中川家 礼二」「早霧せいな×増田明美」

「蝶野正洋×大西順子」  「フジコ・ヘミング×田川啓二」

「宇多丸×畑中章宏」   「市川猿之助×青栁貴史」

「フランソワ・オゾン×池松壮亮」 「百田夏菜子×原ゆたか」

「二宮和也×落合陽一」  「林家たい平×丹道夫」

「井浦新×服部文祥」   「奈良岡朋子×勅使河原茜」

「堤幸彦×川鰭市郎」   「大竹しのぶ×太田光」

「伊東豊雄×小松義夫」  「矢野顕子×油井亀美也」

「横尾忠則×瀬古利彦」  「岩下志麻×下村一喜」

「矢部太郎×峯田和伸」  「柳楽優弥×藤田貴大」   

 

60人の達人達に心から感謝です。

投稿者:スタッフ | 投稿時間:08:49 | カテゴリ: | 固定リンク


2018年12月17日 (月)

クールにキメて

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「僕の舞台は世界なので」。都内のカフェでの打合せ、柳楽優弥さんの口からごく自然に、クールに発せられたこの言葉から、番組は立ち上がりました。それはまるで「明日は木曜日なので」などと言うのと同じような、サラリとした言葉でした。14歳にしてカンヌ映画祭で受賞され、世界の映画人と交わってきた柳楽さん。それゆえの苦労もあったとのことですが、世界中の観客、映画人にアピールしたいという思いは、常に胸の内にあるそうです。しかしそれを声を大きくすることなく、変にテレもせず、“平熱”で話す姿、これこそ「クール」(カッコいいという意味も含めて)。

 そしてもう一人の藤田貴大さん。もう「クール」という言葉を立体化したら藤田さんになるのではないかと言うほど、まずカッコいい、そしてキレキレ、さらに物静か。そんな藤田さんの演劇の話、これがまた・・・。「CDアルバムみたいな演劇になればいいんじゃないかな」「演劇は面白いものだけが残っていけばいい」とまあ、It’s so cool! そんな藤田さんに「自分ではクールだと思いますか?熱いと思いますか?」と、ド直球の質問を投げていますので、その答えもご期待ください。

 さて、今回の収録は埼玉県にある「彩の国さいたま芸術劇場」で行われました。こちらは大小のホールや稽古場がいくつも整備され、とても広々としており、建築を見るだけでも楽しい施設になっています。2006年からはあの蜷川幸雄さんが芸術監督をつとめ、世界に向けて作品を発信していました。

実は今回ご出演の柳楽優弥さん、藤田貴大さん、ともに蜷川さんとゆかりの深い方です。どのようなゆかりがあるかは番組をご覧になっていただきたいと思いますが、あの「熱い」蜷川さんの魂を、とても間近で感じてきた2人なのです。若く才能にあふれたお二人が偉大な先人について語る姿は、へりくだるのでもなく、いきりたつのでもなく、とても誠実な姿だったと思います。どこまでもカッコ良く、クールにキメていただいたお二人でした。

 では、番組を見る側も、寒くなってきたこのごろですから、ホットワインに苦みのあるチーズでクールにキメてご覧ください・・・・ってなことはありません。緑茶にようかん、ビールに煮込み、何でも結構です。楽しくご覧ください!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:08:54 | カテゴリ: | 固定リンク


2018年12月10日 (月)

駆け抜ける情念

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何度も胸が熱くなりました。周りを見ると、他のスタッフも同じ表情をしています。「いいなあ」と無言で共感しあいました。

 渋谷のライブハウスと、事務所の打合せ室で行われた、カラテカの矢部太郎さんと、銀杏BOYZの峯田和伸さんの「SWITCHインタビュー達人達」。ともに41歳、静と動、一見正反対のキャラクターながら、20年も前から互いのことを認め、リスペクトしていたという間柄です。ちなみに峯田さんのこの番組での肩書きは「歌手」。ご本人の申し出によるものです。アーティスト、ミュージシャン、バンドマン・・・いろいろある中で、峯田さんの指定は「歌手」でした。

収録は終始打ち解けた雰囲気の中で進み、峯田さんはバンドのこと、故郷である山形県のこと、女の子のことを語り、矢部さんは相方の入江さんのこと、今年大ヒットした漫画「大家さんと僕」のこと、そしてこれから漫画を描くことについて・・・。

お二人の話の中には10代、20代、30代、それぞれの時の心がまだしっかり生きていて、だからその場にいた歳がバラバラのスタッフ全員の胸が熱くなったのかもしれません。

もちろん、それは峯田さん、銀杏BOYZ(そしてゴイステ)のファンや、矢部さん、カラテカのファンの皆さんの“熱さ”と比較できるものではないのですが、テレビをご覧になる皆さん、誰の胸にも届く普遍的なものがあったように感じます。

 ところで、収録が終わると、我々はそれを文字に起こして編集作業を進めていきます。その文字になった紙を見たときに、「あれっ?」と思いました。もちろん毎回文字にすれば感じ方は変わるのですが、それにしても違うのです。「ひょっとして錯覚だったのかも・・・」と、恐る恐る編集された映像を見たのですが、映像と音声に接すれば、瞬時にあの時の熱さがよみがえってきました。歌手である峯田さんは当然のことですが、矢部さんもひょうひょうとなさっているようで、その語り口に思い、感情、情念が詰まっていて、言葉では伝えきれないものも伝えているのです。「大家さんと僕」について語るところ、峯田さんが矢部さんに贈ったことばも含めて今回の見どころです。

 とてもエモーショナルな、情念に満ちた「SWITCHインタビュー達人達」、ぜひご覧ください。

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:09:14 | カテゴリ: | 固定リンク


2018年12月04日 (火)

"美"の達人

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都内某所の和室。鯉が泳ぐ池を見ながら和服姿でたたずむ女性。まさに「凛(りん)とした」という言葉がぴったり。その女性がこちらに振り返り静かに微笑む姿に、カメラが回っているにも関わらず、思わず漏れる感嘆の声・・・。女優・岩下志麻さんであります。

 巨匠・小津安二郎監督の遺作『秋刀魚の味』。映画賞を総なめにした篠田正浩監督の『心中天網島』、検事役を熱演し容疑者役・桃井かおりとの丁々発止のやりとりが話題となった『疑惑』・・・映画史に名を刻む数々の作品に出演されてきた一方、その私生活は神秘のヴェールに包まれている岩下さん。今回、是非話したい人がいるということで番組出演を引き受けて下さいました。

 岩下さんが「是非に」と指名したのは下村一喜さん。黒木瞳、浜崎あゆみ、ビヨンセ・・・世界中の女性から撮影のオファーが絶えない写真家です。下村さんの写真で、一層輝く女性たちの“美”。自らも撮影をお願いして以来、下村さんの写真の魅力にほれこんだという岩下さんは、その秘密を知りたい!とトーク熱望されました。一方、下村さんは大の映画ファン。恐ろしい数の映画をご覧になり、特に岩下さんをリスペクトしておられるとのこと。憧れの女優からのオファーに、こちらも「是非!」ということで今回のトークが成立しました。

 前半の収録は下村さんが普段仕事で使うスタジオで、後半は岩下さんの藤色の着物が映える都内の料亭の和室にて行われました。前半のトークでは、岩下さんは赤いドレス姿。撮影が始まり岩下さんが現場に入られると、現場がひときわ明るくなりました!そんな岩下さんを前に、緊張気味ながらも自らの仕事術について丁寧に答えていく下村さん。そして後半では、冒頭にも書いた通り、着物姿の岩下さんの「これぞ女優!」というお姿が見られます。しかし下村さんも負けてはいません。好きな映画は何度も何度も見て、シーンをすっかり覚えてしまうといい、なんと岩下さんの目の前で岩下さん主演の映画のシーンを、ものまねを含めて再現して下さいます!何の映画のどんなシーンか?是非番組でお確かめ下さい。

 美を体現する女優と、美を創造する写真家。いわば“美”の達人お2人による今回のトーク。「美しくあること」「美しく生きること」・・・単に外見のことだけではない、より深い“美”のありようについて、「なるほど!」と深く納得させられる数々の言葉が交わされました。土曜の夜、番組をご覧いただきながら、少しだけ日常を離れて、“美”について考えてみませんか?

投稿者:スタッフ | 投稿時間:09:28 | カテゴリ: | 固定リンク


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