2018年6月

2018年06月19日 (火)

そこにある時間

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ピアニストのフジコ・ヘミングさんと、ビーズ刺繍デザイナーの田川啓二さん。この回については言葉での説明は不要だと思います。フジコさんの音楽に聴きほれ、田川さんのビーズ刺繍にうっとりし、おふたりの話に耳を傾ける・・・番組をご覧になる皆様が、そうなっていただく事がわたしたちの願いです。

 ・・・なのですが、もうひとつだけ。

現在、フジコ・ヘミングさんのドキュメンタリー映画「フジコ・ヘミングの時間」(小松莊一良監督)が公開されています。私はこのタイトルから、フジコさんの中で時はどのように刻まれているのだろうか、フジコさんの音楽を鑑賞する時間は何と豊かな贈り物だろうか、などいろいろな「時間」を想像しました。

田川さんの作品にも、さまざまな「時間」が流れています。すべて手作業という膨大な時間の蓄積、インドなど世界各国で技が磨かれてきた歴史という時間、田川さんによって作品となったビーズはいつまでもキラキラ光るだろうという未来への時間。

 今回のおふたりの話の中にも、想像力にあふれた希有な時間が流れています。そんな時間をお楽しみください。

投稿者:スタッフ | 投稿時間:10:02 | カテゴリ: | 固定リンク


2018年06月04日 (月)

スウィングしなけりゃプロレスじゃない

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東京六本木、ピアノが置かれたステージに現れた、男性と女性の出演者。服装、たたずまい、スキがありません。ジャズピアニスト大西順子さん、そしてプロレスラー蝶野正洋さん。「磨き上げられた大人」の2人です。そして蝶野さん以外、誰もお客さんがいない静寂な空間で大西さんがピアノを奏でる。ぜいたくとはこういう事を言うのでしょう。仕事とはいえ、そのおこぼれに預かることが出来る我々も、本当に幸せ者です・・・

 さかのぼること1か月前。「SWITCHインタビュー達人達」の企画会議では、組み合わせについて一番時間をかけて検討します。お話をする2人の関係が近すぎても遠すぎても上手くいかない・・・。しかし「蝶野正洋さん×大西順子さん」は、全員一致、まさに即決でした。もちろんお二人は過去一緒にお仕事をなさった等の接点はありません。大西さんはある程度プロレスのファンだったようですが、蝶野さんはジャズに関しては完全に“白紙”の状態。でも、なぜか「面白くなる」という直感を、スタッフ全員が瞬時に感じたのです。

 そして迎えた本番。同世代で、育った地域も近かった事もあって、話はスムーズに進んでいきます。プロレスに関わる人あこがれの後楽園ホールでは、何と蝶野さんが大西さんに「あの」技を!(マネージャーさん曰く、めったにそのような事はなさらないそうです)

そして迎えたのが、冒頭に記した後半の収録でした。

 ここで、「プロレスとジャズの共通点」という話題になり、トークがさらに“スウィング”していきます。2人の達人による解説は明快で独創的。蝶野さんの振りを大西さんが巧みに受けて大技を繰り出す、あるいは大西さんの“ソロ”に、蝶野さんも“ソロ”で応酬する・・・事前の直感を上回る面白い展開になっていきました。

そして最後、これからの目標は?という話題になった時です。蝶野さんから必殺のフレーズが飛び出しました。「〇〇で最後の試合がしたい」(たぶん皆さんの予想とは違う内容です)。あれだけ大勢のファンを熱狂させたからこそ出てきた言葉、そこに込められたプロレスへの愛、59分間を締めくくるにふさわしい美しいメロディーでした。

この日は偶然にも大西さんの誕生日。収録が終わって花束を贈る蝶野さんと受け取る大西さん、背景には東京の夜景。

キマりすぎるのがバッチリ似合う、最強のタッグでした。

投稿者:スタッフ | 投稿時間:10:45 | カテゴリ: | 固定リンク


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