2017年8月

2017年08月21日 (月)

受け継ぐ 積み重ねる

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9月2日は、連続テレビ小説『あさが来た』や映画『真夜中の弥次さん喜多さん』など、幅広くも個性的な演技で存在感を示す俳優の柄本佑さん!トークのお相手は『ありがとう』や『ビリーバーズ』などのマンガで過激な描写の中に社会問題や人間の狂気をあぶり出し、現在は連合赤軍の若者たちをモデルにした作品を連載中のマンガ家・山本直樹さんです!

 親子でマンガ好きという柄本さんのたってのご希望で実現した今回のトーク。まずは柄本さんが山本さんの自宅兼仕事場を訪問。廊下の両側にたてつけられた、本・CDがずらりと並ぶ棚の間を通り抜けると、そこは2人がようやく座れるほどの広さの仕事部屋。山本さんは早くからパソコンを導入し、アシスタントを使わずデジタルでマンガを描いてきたのだそう。そんな仕事部屋でどうやって撮影ができたのか?それは番組をご覧いただくとして、収録では柄本さんがかわいくもエロい女の子が出てくる山本マンガへの愛を語りながら、最愛の作品から最新作『レッド』まで、山本さんのマンガ術に迫ってゆきます。「ハッピーエンド」とは?リアルな描写とは?どんな人物を主人公にするのか?繊細にして過激な作風で男女問わずファンの多い山本ワールドの秘密が語られます!

 番組後半は、柄本さんが現在取り組む舞台の稽古を山本さんが見学した後、柄本さんの原点だという下北沢に移動、なじみのカフェでトーク再スタートです。俳優一家に生まれ、元々は映画監督志望であったものの「ほんものの監督が見られる」との理由でオーディションを受け、14歳でデビューした柄本さん。以来、まっすぐ俳優の道を進んできたように見えますが一度、俳優人生に不安を感じたことがあるのだそう。その時のエピソードと、それに対する山本さんのお答えは、トークを聞いていて「なるほど!」と納得させられました!

そして今回、お2人のお話を聞いて強く感じさせられたのが「受け継ぐこと」「積み重ねること」の大切さ。俳優修業の一環として昔の映画をできるだけみることを自分に課しているという柄本さん。後輩たちに、とにかく過去の面白いマンガを読むようにすすめているという山本さん。お2人からは先行作品をリスペクトし、その上で自分の面白さとは何かを追求してゆく「謙虚さ」といい意味での「貪欲さ」が感じられた今回のトークでした。

 「表現」するためには何が必要なのか?アートに限らず、人をひきつける「表現」の秘密がわかる『SWITCHインタビュー』、放送は9月2日(土)22:00、Eテレです。ぜひチェックしてみて下さい!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:17:52 | カテゴリ: | 固定リンク


2017年08月15日 (火)

「縁の下」の達人!

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今週は、クエンティン・タランティーノ監督の『キル・ビルVol.1』や岩井俊二監督『スワロウテイル』をはじめ数々の映画美術を担当してきた美術監督の種田陽平さん!トークのお相手はPerfumeや星野源をはじめさまざまなアーティストの曲の振り付けを担当し、リオ五輪の閉会式のセレモニーも演出した演出振付家のMIKIKOさんです!

 Perfumeのミュージックビデオでお仕事をしたことがあるというお2人。しかしこのときは、かたや美術セット、かたや振り付け担当ということで、ほとんど接点がなかったそう。種田さんが是非MIKIKOさんとじっくりお話をしたい、ということで今回のトークが実現しました。前半はMIKIKOさんがほとんどの振り付けの仕事で使うというダンススタジオを種田さんが訪問。去年一世を風靡した「恋ダンス」の振り付けなど、MIKIKO流振り付け術の神髄を聞き出してゆきます。歌詞を動きで表現し、踊る体の動きに無理なくフィットし、かつ誰もがマネしたくなる、あの踊りの人気の秘密が、振り付けしたご本人の口から語られてゆくさまは見物です!

 後半の舞台は、種田さんが美術を担当した最新作の映画が撮影された都内のスタジオ。番組ではその映画セットの仕上げ作業にもお邪魔し、種田さんの仕事ぶりを撮影させていただきました。ひょうひょうと、でも細かくセットのチェックを進め、てきぱきと修正の指示を出す種田さん。まさに達人のお仕事ぶりの一端がかいま見えます。しかしトークでは、そんな現在の境地に達するまでに種田さんがたどってきた挫折や回り道も率直に語られました。大学在学中から映画美術の仕事に関わり、そのまま美術監督の道を選んだものの経験の少ないままこの道を進んでしまったことで行き詰まりを感じ、1度映画の世界を離れた種田さん。そんな種田さんが自分を鍛え直し、空間全体を作り上げていく技を体得するために学び始めたという意外な芸術とは?

そしてお2人に共通するのは、海外での仕事を重ねていること。番組終盤では、現在も海外スタッフとの仕事に奮闘中のMIKIKOさんに、同じく今も海外と日本を往復しながら仕事を続ける種田さんがアドバイス。「なるほど!」と思える、その秘訣とは?このあたり仕事のジャンルを問わずいろいろな人に役立ちそうな情報も満載です!

 決して表には出ないけれども、常にクリエイティブなアイデアで多くの人を刺激し続ける、いわば「縁の下の達人」2人がその仕事術を語り合う『SWITCHインタビュー』、放送は8月19日(土)22:00、Eテレです。ぜひチェックしてみて下さい!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:10:05 | カテゴリ: | 固定リンク


2017年08月08日 (火)

世代の違う2人の意外な共通点

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今週は、昭和を代表する数々の名曲の作詩を手がけ、小説『長崎ぶらぶら節』では直木賞も受賞した作家のなかにし礼さん!トークのお相手は、世界中でブームになったあのゲームアプリの開発に関わったゲームディレクターの野村達雄さん。半世紀近い年の差があり一見、接点が何もなさそうなこのお2人から、一体どんなトークが飛び出すのか?

 実はお2人、共通点が1つあります。なかにしさんが野村さんに興味を持ち、「ぜひ会いたい」と熱望したのも、その1点がきっかけでした。それは、お2人とも旧満州・中国東北部で生まれ育った、ということ。番組前半ではなかにしさんが野村さんの手ほどきでゲームアプリを体験(「人生で初めて」とのことでした!)。その後、野村さんのゲーム制作現場を訪ね、「プログラミングとは?」といった仕事にまつわる質問から、中国で非常に苦労をされた幼少時代に関する質問まで、野村さんに迫っていきます。日本に来て、初めてお腹いっぱい食べられるようになったという、ある食べ物についての話など、なかにしさんも野村さんのお話に深くうなずいていました。

 後半の舞台は長野県にある、なかにしさんの仕事場。仕事をする時にいつも使う万年筆へのこだわりからスタートしたトークはやがて、なかにし流・作詩術の核心へ。「苦労はしないけど苦心はする」とサラリと言ってのけるなかにしさんですが、「あのおなじみの名曲のウラに、そんな工夫が、そんなねらいが隠されていたのか!」と目からウロコでした!そして話題はいつしか、なかにしさんの満州での戦争体験へ。家族と満州から脱出しようとした時の悲惨な体験から、脱出の道中なかにしさんのその後の人生に決定的な影響を与えた母の一言まで、聞いていると自然と背筋が伸びてくるようなお話が次々と語られます。

そして「なるほど!」と思わされたのは、そうした経験を、なかにしさんがある時期からひそかに詩にこめていた、というお話。黛ジュンの『恋のハレルヤ』や弘田三枝子の『人形の家』など、何も知らずに聞けば普通の恋の歌に聞こえる昭和の名曲が、なかにしさんのお話を聞いた後では全く違う歌に聞こえます!

 世代の違う2人が共感し合い、尊敬し合いながら互いの仕事と人生に迫っていく『SWITCHインタビュー』、放送は8月12日(土)22:00、Eテレです。ぜひチェックしてみて下さい!

 ※ なかにしさんによれば、「作詞」よりも「作詩」、とのことです!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:19:02 | カテゴリ: | 固定リンク


2017年08月01日 (火)

「体が資本」の仕事術

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今週は、卓越した歌とダンスで見る者を魅了し、日本武道館や横浜アリーナでの公演を成功させてきたアーティスト・三浦大知さんが登場!トークのお相手はロンドン・リオ五輪の体操競技で3つの金メダルを獲得、国内外の大会で40連勝・9年間負けなしの活躍を続け、昨年末プロ体操選手となった内村航平さん!

 内村さんが試合前に三浦さんの楽曲を聴いていたと知り、「是非、お話を!」と三浦さんが熱望したのがきっかけで実現した今回のトーク。番組前半では内村さんがいつもトレーニングを行っている練習場を三浦さんが訪ねます。鉄棒と内村さんを間近で見た三浦さんが「こう見てる感じがものすごいぜいたく」と、納得の一言。トークでは「体操競技」という体を使ったパフォーマンスでいかに人の心を動かすことができるか、というテーマが掘り下げられてゆきます。競技である以上、点数はつけられるけど「そこじゃないだろう」という内村さん。やはり「どれだけ人の心を感動させるかどうか」というところに重きを置いているのだそう。そのきっかけとなった東日本大震災後の競技大会のエピソードも含め、体を巡る深いお話が繰り広げられてゆきます。

後半のトークは三浦さんが初めてソロ・アーティストとして初めて立った場所だという都内のライブハウス。歌を歌いながら激しいヒップホップ系のダンスを踊る三浦さんのパフォーマンス、そのダンスの秘密や驚きのトレーニング法が、内村さんとのトークで明かされてゆきます。面白かったのはトークの最中、内村さんが終始「歌って踊るっていう感覚が全然わからない」とおっしゃっていたこと。「体を動かす達人のはずの内村さんでもそんな風に感じられるのか!」と、驚きでした!三浦さんのパフォーマンス論に興味津々で色々と質問をぶつける内村さん。一方、三浦さんも「スポーツが人にもたらす感動に、音楽が人にもたらす感動が勝てる日が来るのか・・・どこかそういう憧れみたいなものが、いつもある」と言い、アスリートへの尊敬の念を隠しません。まさに「体が資本」の達人2人が、互いに共感しながらそれぞれの「身体論」を語るさまは見物です!

人を感動させるパフォーマンスの秘密がわかる『SWITCHインタビュー』、放送は8月5日(土)22:00、Eテレです。ぜひチェックしてみて下さい!

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:13:13 | カテゴリ: | 固定リンク


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