2017年4月

2017年04月19日 (水)

「生きるとは」を問う

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今週は9歳で視力を、18歳で聴力を失い、障害者をめぐる問題を当事者として研究する東京大学教授の福島智さんが登場します。お相手は、難病と闘いながら生命科学について考え、書き続けてきた柳澤桂子さんです。

今回のトーク収録は前半、後半とも柳澤さんのご自宅で行われました。とても暖かい春の日差しの中、命をめぐる対話が時に真剣に、時に笑いを交えて展開されていきます。収録で強く感じたのは福島さんのユーモア感覚でした。インタビューされる前半パートは、自分が主役ということでピンク色のおしゃれなシャツを着てきた福島さん。でもそんな自分の姿を「桜餅みたい」とたとえ、収録現場を和ませて下さいます。番組でも少し紹介されますが、大学で主催しているゼミでも今回の収録同様、盛んに冗談を飛ばされ笑いが絶えない様子で、ちょっと見ただけでも「ぜひ参加してみたい」と思わされる素敵なゼミでした!対する柳澤さんも、実はなかなかのユーモア感覚の持ち主。終始、福島さんのペースでトークが進むかと思いきや、収録の最後、柳澤さんが思わぬことをおっしゃり福島さんもタジタジ…。このあたりはぜひ、オンエアでご覧下さい!

 そしてもちろん楽しいだけではなく、今回の見所は生命や倫理をめぐるお2人の興味深いお話の数々。相模原障害者殺傷事件をめぐる福島さんのお話からは、障害者をめぐる問題だけに限定されない論点が浮かび上がります。また生命科学者の視点から「般若(はんにゃ)心経」を独特の視点で解釈した柳澤さんのお話は、人間は人間の理解を超えるものにどう向き合うかという問題を浮かび上がらせ、さらには科学と倫理をめぐるお2人の興味深い議論へとつながってゆきます。

 お2人がそれぞれの生き方からつかみとった思いを明かす『SWITCHインタビュー』、放送は4月22日(土)22:00、Eテレです。ぜひチェックしてみて下さい!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:12:43 | カテゴリ: | 固定リンク


2017年04月10日 (月)

年の差・半世紀の真剣勝負!

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今週の『SWITCHインタビュー 達人達』はこれまで著作が80冊以上、科学から芸術まで、世の中の森羅万象を「編集」という視点から読み解き、情報あふれる現代社会と対峙する知恵として「編集工学」を提唱する松岡正剛さんが登場!トークのお相手はデビューから5年、一度聞いたら癖になる曲調や独特の歌詞で人気を集める音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」のボーカル・コムアイさんです!

たまたま動画サイトでコムアイさんのミュージックビデオを目にし、以来ずっと気になっていたという松岡さん。トーク収録の少し前には、コムアイさんたち「水曜日のカンパネラ」が初めて実現した日本武道館でのコンサートも聴きに行きました。1万人近い観客を沸かせ、コンサート自体は盛況に終わったのですが、松岡さんもコムアイさん自身もこの日のパフォーマンスにはいろいろ思うところがあったようで…。トークでは松岡さんのなかなか辛口な感想と、それを受けてのコムアイさんの思いが聞けます!

しかし全体としては、松岡さん73歳とコムアイさん24歳という年の差をものともせずお2人が互いに共感し合い、刺激し合う内容になりました。「ライブでは観客を異界へ誘うドアを探したい」と望むコムアイさんと「そのドアを上手に開けてるよ」と応じ、メディア論から古典芸能まで膨大な知識でコムアイさんの魅力を独自に分析する松岡さん。一方のコムアイさんも、物怖じすることなく松岡さんに対し、編集工学とは何か?編集工学を提唱するに至った経緯とは?といった質問を繰り出していきます。トークを聞いて「本当に通じ合う人同士は、年齢差や仕事のジャンルの違いなど軽々と飛び越えて共感できるものなのだなあ」と改めて思わされました。

1を聞いて10を知る、達人同士の魂の交歓に触れる『SWITCHインタビュー』、放送は4月15日(土)22:00、Eテレです。ぜひチェックしてみて下さい!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:16:46 | カテゴリ: | 固定リンク


2017年04月04日 (火)

一生ものの仕事とは?

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今週は、大河ドラマ『真田丸』で悲運の武将・武田勝頼を演じ、わずか2話分の出演ながら強烈な印象を残した俳優・平岳大さんが登場!お相手は、メキシコの遺跡テオティワカンで長年調査を続け、巨大ピラミッドの発掘作業から古代都市の成立について大胆な仮説を発表、世界的に注目を集めた考古学者の杉山三郎さんです!

 「俳優」と「考古学者」という全く異なるジャンルで活躍されるお2人。しかし、たどってこられた人生には共通点がありました。それは最初からこの道に進んだのではない、ということ。アメリカの大学を卒業後、サラリーマン生活を経て27歳にして初舞台をふんだ平さん。そして20歳の時に日本を飛び出し世界各地を放浪する生活を送った後、35歳にしてアメリカに留学し本格的に考古学を学び直した杉山さん。でもお2人とも自分たちのたどってきた道は決して「回り道」ではない、と考えていらっしゃることが、トークからわかってきます。今の自分になるまでに経験したことは決して無駄ではなく、むしろ自分たちの内面を必ず豊かにしてくれているのだ、と。

 さらに驚かされるのは、お2人が現在の自分たちの職業を必ずしも「生涯の仕事」とは思っていない、ということ。平さんも杉山さんも今はたまたま自分たちが夢中になれるものを職業にしているが、今後さらに自分たちを惹きつけるものが現れれば、今の職業を捨ててもいい、と語り合います。何というポジティブ思考!何という柔軟さ!逆に自分の仕事にそこまで夢中になっているからこそ、お2人は「達人」になれたのかもしれません。

そうそう、「夢中になる」といえば、古代の謎が大好きだという平さんは今回、杉山さんにどうしても聞きたいことがありました。杉山さんの研究室で仕事術について色々と聞いた後、平さんはその質問を杉山さんにぶつけます。その質問とは何か?そして杉山さんのお答えは?平さんのお茶目な側面も見られますよ!

ロマンを追い続け、成功をつかんだお2人が、自分たちの経験から達人への道のヒントを明かす『SWITCHインタビュー』、放送は4月8日(土)22:00、Eテレです。ぜひチェックしてみて下さい!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:18:55 | カテゴリ: | 固定リンク


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