2015年2月

2015年02月26日 (木)

「ほんもの」の力

 

S03-002.jpgkawase_hana_e.png辰巳芳子さんのレシピというのは、他にないものです。

その通りに作れば確実においしい。思いつきで創作したものではなく、繰り返し作り、吟味して、確定させたレシピだから。

はやりの「お手軽簡単」料理とは対極にありますが、むやみに手をかければいいと言っているわけではなく、なぜそうしなくてはいけないか、なぜそうすればおいしくなるかを、非常に論理的、合理的に書いてあるので、納得できる。

そしてそのレシピの背景には、食べること、料理すること、生きることについての、きわめて深い洞察と哲学があります。

「食卓に並ぶ料理は、“あなたのいのちをこんなにも愛している”という、家族に対するメッセージなのよ」

―――そう言われたとき、ハッとしました。

もしインスタント食品や出来合いの総菜ばかり並べていたとしたら、それが家族のいのちに対するメッセージになってしまう。

もちろん、本当に忙しく時間がないとき、体調が悪いとき、気分が乗らないときもあります。毎日毎日、三度三度食事の支度をするのは、時にうんざりする作業です。

でもそれが、家族のいのちに対する無言のメッセージなのだとしたら?

―――以来、少しでも彩りよく、品数多く、栄養バランスよくと、心がけることが苦ではなくなりました。

辰巳さんの言葉の力が、うんざりする自分、めんどうくさくなる自分を、支えてくれるようになりました。

 

そんな辰巳さんが、「美はどのようにして追求するものか、自分の美意識を磨くためにも、座右に置いて役立つ本」とたたえたのが、花道家・川瀬敏郎さんの「一日一花」。

東日本大震災後、一日にひとつずつ、366日間にわたって季節の草木花を活けつづけた、鎮魂の記録です。

枯れた枝や虫食い葉、茎が折れてしまった花さえも、川瀬さんはいけることで生かしました。

眺めていると、気持ちがしーんと静まるのが分かります。心の中に舞い立っていたホコリがしずまって、澄みきった視界が広けていくかのような。

こんな「花」があるだろうか・・・。

今回、辰巳さんの自宅のお庭の草花を、川瀬さんが目の前でいけてくださいました。

それを見たとき、なぜか涙がこぼれそうになりました。

川瀬さんのいう「こころの花」が、そこにありました。

そして、川瀬さんの花ばさみや、辰巳先生の包丁を見たときに感じた、“神々しい”といってもいいようなオーラはどうでしょう。

ただの道具が、こんな存在感を放つものなのかと思いました。

 

辰巳さんは食材、川瀬さんは花。

もの言わぬものに向き合い、「ものと、ものごとの本質」を見つめ続けてきた、「ほんもの」のお二人による対話を、お届けします。

 

 

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:19:21 | カテゴリ:ここだけの話 | 固定リンク


2015年02月19日 (木)

ナレーションなふたり

you0219.jpgジャーン!ナレーション録り中の吉田羊さんを激写してしまいました!

当番組の「語り」(ナレーション)をつとめて下さっているのは、
俳優の六角精児さんと女優の吉田羊さん。
番組を立ち上げるとき、「ナレーションは絶対、これからブレイクしそうな人に!!」と、
狙いを定めたのが、お二人でした。

もちろん六角さんは当時すでに「相棒」の鑑識役で話題を呼び、
吉田さんも朝ドラ「純と愛」のクールなホテルウーマン役で注目されていましたが、
「お二人とも、これからもっと”来る”はず!!」と確信して、
レギュラーナレーターを引き受けていただいたのです。

なので、まさに大ブレイク中のお二人は番組スタッフにとってもちょっと自慢。
(別に私たちが自慢することじゃないのですが(笑))
「先見の明だわー」と勝手に悦に入っているというわけなのです。

映画やドラマ、CMに旅番組、バラエティのMCまで、
鬼のように忙しい中、毎週ナレーション録りのために来て下さるお二人。

そのつど内容への深い理解と、俳優ならではの表現力で、
私たちの書いたナレーションを格段にグレードアップして下さるお二人には、
どんなに感謝してもしきれません。

シブい声、重厚な語り口に、
「六角さん、ほんっとに声だけは二枚目ですね・・・」と言ってしまうスタッフに絶句しつつも、
笑って受け流して下さる六角さん。

「ここはプロレスの実況ふうにお願いします!」とか、
「ここは悪魔的な感じで」とか、
毎度ムチャぶりをする私たちに、
顔色ひとつ変えず瞬時に応えて下さる羊さん。

お二人あっての「達人達」でございます!

(六角さんのナレーション録り写真も近々UPします!)

投稿者:スタッフ | 投稿時間:19:47 | カテゴリ:ここだけの話 | 固定リンク


2015年02月18日 (水)

ついに!つぶやきはじめます。

いや-。以前から「どうして番組ツイッターやらないの?」と、いろんな方面から言われてはいたのです。
番組を知っていただいたり、感想を共有していただいたりするうえで、
「やったほうがいいよねー」という話は常々、出ていました。

しかし何を隠そう、中心メンバーは揃いも揃って、筋金入りのSNSオンチ(笑)。
ブログも、ツイッターも、フェイスブックも、LINEも、一切やったことがない!という、
今どき珍しいアナログ人間ばかりときています。

「ハッシュタグって何?」「DMって?」とか言ってる私たちが、無事つぶやき続けることができるのか?!

放送予定や、不定期アンコール放送のお知らせはもちろん、
収録の裏話や出演者のマル秘エピソードなどなど、
頑張ってつぶやいてまいりますので、
どうかぜひぜひ、フォロワーになってください!!!

+++++++++++++++


ところで、出演者リクエストについて。
たくさんの推薦や提案をいただき、本当にありがとうございます。
ひとつひとつにご返信する時間がなく大変心苦しいのですが、
いただいたメールにはスタッフ全員が必ず目を通し、
企画会議でも共有するようにしています。

半年がかり、1年がかりで実現するカップリングも多いので、
すぐにお応えできることは少ないかもしれませんが、
どうぞ長い目で、チェックしていただければ幸いです!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:17:14 | カテゴリ:ここだけの話 | 固定リンク


2015年02月09日 (月)

こんな先生に教わりたい!

imurahirokami.png井村コーチといえば、「鬼コーチ」としてその名を轟かせています。
テレビで見る井村さんの指導は、容赦なく叱る、怒鳴る、けなす!正直、怖~いイメージが先行していました・・・が、
実物の井村さんに会ってびっくり!
プールサイドの鬼の形相からは想像もつかないほど、終始にこやか、冗談も交えながら軽快なトークを連発。
「文化人に会えるなんて嬉しいわ~」。スタッフの緊張も一気にほぐれました。
井村さん曰く、「私、そんな怒ってへんよ。テレビは私が怒ってるとこしか流さへんやもん。OK出してるとこは面白ないから、みんなカットや」。
そう。そばで撮影して初めて分かりました。井村コーチの指導は確かに厳しいです。
しかし、ダメ出ししたら、選手がどこがどうダメなのか理解できるまで、そしてダメなところが直るまで、とことん付き合うのです。
最後の最後まで選手と向き合う愛情深いコーチなのです。


そんな井村さんと対面するのは、去年の大河ドラマ「軍師官兵衛」のテーマ曲を指揮したことでも知られるマエストロ・広上淳一さん。
「のだめカンタービレ」の“ジャンプする指揮者・片桐”のモデルともいわれ、国内外のオケから引っ張りだこの人気指揮者です。
広上さんもまた、「クラシック音楽」「マエストロ」というイメージからは考えられないほど、愉快でひょうきんな方でした。
ありがたいことに当番組のファンなのだそうで、
「いやーこないだの「阿川佐和子×ふなっしー」面白かったねー。感銘を受けたよー」と言いながら、
打ち合わせの間じゅう、ふなっしーのモノマネで受け答えをしてくれました(笑)。
しかも、それがうまいのなんの、ふなっしーそっくりなんです。
「やっぱり音楽家は耳がいいからなのかなー」と(笑)。


サービス精神旺盛、マシンガントークでならす二人が出会ったら、一体どうなるの?!
実は広上さん、音大の指揮科で後進の指導にも情熱を注いでいるのですが、「今どきの若者」をどう育てたらいいのか、お悩み中なのだとか。
30年以上にわたってシンクロコーチを続け、オリンピックで8大会連続14個のメダルをもたらしてきた名伯楽に、
やる気と才能を引き出すコツ、指導への情熱が枯れない理由を聞き出したい、というのです。

トークは序盤からヒートアップ!
アイドルの追っかけに精を出し、落ちこぼれだった中学時代、
イタリアでの生放送中にやってしまった前代未聞の大失敗など、
音楽エリートからはほど遠い意外な過去をマエストロが告白!

中国チーム、そして10年ぶりに復帰した日本代表チームで井村コーチを待ち受けていたカルチャーショックとは?

世界の大舞台を知り尽くす達人達が、チームを引っ張る方法、オーラの出し方、個々の才能の伸ばし方などを、縦横無尽に語り尽くします。


 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:00:00 | カテゴリ:ここだけの話 | 固定リンク


2015年02月03日 (火)

「最強のボーイズトーク完全版」もお見逃しなく~!

itoi3.jpgitoi2.jpg「こんなオトナになりたい!」「メモしたい言葉だらけの永久保存版」などなど大反響の、
中井貴一さん×糸井重里さんのSWITCHインタビュー。

本編には盛り込み切れなかった未公開トークをふんだんに盛り込んで、
2月8日(日)午後3時~、75分の「完全版」を放送します!(Eテレ)

「あまちゃん」にハマった理由を互いに分析するうちに、
「愛」をめぐる深遠な?対話に発展したり、
”号泣議員”の衝撃から演技のリアリティについて考察したり、
幼稚園時代のエピソードが「男と女」論につながったり・・・

ざっと3~4割が「未公開トーク」です。
見逃した方も、もう1度見たい方も、ぜひご覧下さい!

++++++++++++++++

ところで完全版の制作にあたって、糸井さんに事後の感想をアンケートさせてもらったところ、
「アンケートはほんとうに苦手なので、うまく答えられないのですが・・・」と言いながら、
返事を下さいました。

「(中井さんの)話しているときの姿勢の崩し方が、ものすごくうまい。
想像以上にリラックスしていて、
しかもまったく失礼にならない。
・・・まねしたいが、おそらく人格のなせる業なので無理だ。」

(「中井さんをひとことで言うと?」の問いに)
「犬の種類でいえば、牧羊犬。
そして、人の種類でいえば、主将。
好漢と呼びたくなる人です。」

なるほど確かに・・・!言い得て妙!とスタッフ全員膝をたたいたのですが、
考えてみれば、糸井さんもそうです。

どんなボールが飛んできても、あわてず騒がず、
さっと対応して、気持ちよく返球してくれる感じ。
しかも返ってきたボールには、ちょっと飾りがついてたり、音が鳴ったり、
何かうれしいオマケが付いている感じ。
(・・・たとえに才能がなくてすみません・笑)

そういう感じは、糸井さんの会社の雰囲気にも表れていると思いました。

+++++++++++++++++

糸井事務所にお邪魔して、ほかにも印象深かったことがあります。

ドアを開けて入った瞬間から、ヒノキのとーってもいい匂いに包まれるのです!
壁やドア、窓枠などに木材がふんだんに使われ、
まるで森林浴をしているかのよう。
糸井さん曰く「これ、全部角材だから、夜逃げするときは持って逃げれば再利用できるんですよ」。

つまり、合板などを貼ってあるのではなく、角材をびっしり並べてある、というのです。
へええー、どうりでいい匂いがするはずだ。なんてステキ!

番組では、二人が「お金」について語り合うくだりもありますが、
「お金の使い方には、知性が出るなー」と思ったことでした。

と、ほんとうにどこから見てもステキなお二人によるSWITCHインタビュー。
私たちスタッフも、この番組をつくる醍醐味を、あらためて実感させていただきました!


 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:19:49 | カテゴリ:ここだけの話 | 固定リンク


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