2014年11月

2014年11月28日 (金)

「大阿闍梨」と「探検家」のイメージは・・・?

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いったいどんな方なんだろう、きっと仙人のような方に違いないーーー
というのが、塩沼亮潤さんに会う前のイメージでした。

大峯山千日回峰行を成し遂げた塩沼さんの称号は、「大峯千日回峰行大行満大阿闍梨」。
何しろ、標高差1300m往復48㎞の山道を1日で行って帰ってくる、というのを千日間、台風だろうが高熱を出していようが1日たりとも休んではならない、という壮絶な行です。塩沼さんはさらに「四無行」という、9日間「飲まず食わず眠らず横にならず」を続ける行をも達成。普通はそんなことをすれば死んでしまうわけですから、まさに命がけの行といえます。
それを乗り越えてきた方なのだからさぞかし・・・という予想は、見事に裏切られました。

「東京に用があって来てたものですから」と作務衣姿でひょっこり現れた塩沼さん。
まず何よりお若い!!40代ですから当然かもしれませんが、ニコニコとお話し下さる姿はとても気さくで、「高僧」然とした威圧感はまったくありません。
たまにカクッとくるようなダジャレ(つまりオヤジギャグ)も飛び出して、こちらはしょっちゅう吹き出したり爆笑したり。
実に楽しくお話が続くのです。
もちろん接しているうちに、その突き抜けた朗らかさは、やはり非凡なものだ、というのが実感されるようになるのですが・・・・。

そして探検家の角幡唯介さん。
著書の表紙の写真は、北極で真っ黒に雪焼けし、ひげが真っ白に凍り付いている壮絶なもの。
きっと、熊みたいな、むくつけき大男に違いないーーーー
という予想は、見事に裏切られました。

思ったよりお若い!というのが第一印象。澄んだ目が印象的で、どこか少年のような、純粋さ漂う方なのです。
この人が、北極を自分でソリを引きながら徒歩で1600㎞旅したり、世界最後の秘境といわれるチベットの峡谷を這いずり回ったりするのだろうか、と、意外の念に打たれたことを覚えています。

その混じりけのない情熱にふれるうちに、「探検家になるべくしてなる人って、いるんだな」「私たち凡人は、自分ができない代わりに、こういう人が挑戦する冒険を見守り、胸躍らせたりしばし日常を忘れたりするんだな」などと思い巡らせたことでした。
大阿闍梨と探検家、異色のふたりが生と死をめぐって、ふたりにしかできない対話を繰り広げます。

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:13:30 | カテゴリ:ここだけの話 | 固定リンク


2014年11月15日 (土)

椎名林檎と西加奈子はソウルメイト!?

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番組テーマソング「孤独のあかつき」は、椎名林檎さんがこの番組のために書き下ろしてくださった楽曲です。
ドキドキしながら出来上がりを待ち、届いたデモテープを初めて聴いたときの感激は、今でも忘れられません。

手探りで新番組を立ち上げようとしてるなか、林檎さんの曲によって、番組の輪郭が、くっきり見えたような気がしました。
「この曲に見合うような、いい番組にしなくちゃ!」と大いに励まされたことを覚えています。

1本1本の番組を仕上げていく過程では、さまざま苦労や苦心もあるのですが、番組が完成に近づいて、
エンディングに林檎さんの「孤独のあかつき」が流れると、「ああ、今回も林檎さんが待っていてくれた」というか、
「今回も「孤独のあかつき」にたどり着けた」という気持ちになるのです。

そして今回ついに!林檎さん本人の出演がかないました。

「どうしても一生に一度はお目にかかりたい。職権乱用してお会いできるとしたらこの番組かなと思って。」
と椎名さんが熱烈なラブコールを送ったのは、同世代の作家・西加奈子さん。

宮崎あおい・向井理主演で映画化された「きいろいゾウ」、芦田愛菜ちゃん主演の「円卓」はじめ、
「さくら」や「通天閣」など、広く人気を集めている売れっ子作家です。

西さんも椎名さんのライブに足を運ぶなどファンだったということもあって、西さんの自宅兼仕事場でお互い
「感激の初対面」と相成りました。

室内は西さんテイストに溢れるブックカフェのような空間。
番組ではご紹介していませんが、お二人の出会いは「運命」だったのでは?と思うような偶然が次々に起こりました。

西さんの本棚を見て、手塚治虫の「奇子」、「北斗の拳」などなど共通する漫画体験で盛り上がる二人。

西さんの執筆机の脇に置かれたキャットタワーを見て、「あ、うちにあるのとおんなじ!」と椎名さん。

西さんが身につけていたピアスを見て、「私もおんなじの持ってます!」。

収録中に鳴り出した鳩時計の音にも、「あ、これ、うちのとおんなじ音!」。

さらに、椎名さんのレコーディングスタジオにやってきた西さんのはいていた靴も、「おそろい」を持っているとのこと・・・!

オンエアではぜひこれらの品々にも注目してみてください。

そんなお2人は、トークも初対面とは思えないほど大盛り上がり!
近年男性の1人称で物語を書くことが増えている西さんが、
椎名さんの最新アルバムの1曲「自由に道連れ」の、「今はまだ男にも女にもならない」という歌詞に大共感すると、
「男と女」についての赤裸々トークが展開したり。
椎名さんが「まさに自分のことみたい」と感じて号泣したという作品からは、クリエーターの苦悩が浮かび上がってきます。

そして番組後半、今度は椎名さんの最新アルバムのレコーディングスタジオへ。
西さんが持ち前の活きのいい関西弁で、
「椎名さんは職人さんぽい」「人類の女の子の中でも、シャイなほうでは?」「”椎名林檎”のイメージが苦しくなることは?」
等々、椎名さんの本音にぐいぐい迫っていきます。

投稿者:スタッフ | 投稿時間:22:00 | カテゴリ:ここだけの話 | 固定リンク


2014年11月08日 (土)

降りてきた

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阿川佐和子さんには、ぜひ番組に出ていただきたいと思っていたのです。
何しろ「聞く力」の達人、1000人以上にインタビューしてきたインタビューの達人、なわけですから。
しかし。誰と語り合っていただくのがいいか?と考えたとき、はたと困りました。

何しろ1000人以上にインタビューしてこられたわけですから、
たいていの方とはすでに面識がある。誰の名前が挙がっても、
「今までに某週刊誌で対談してるんじゃない?」
「あれ、某TV番組で対談してなかったっけ?」となってしまい・・・。
「さすがの阿川さんもこの人とは絶対話したことない!」
「この人と阿川さんが対談したらどうなるの?!」という、
ワクワク感が持てる、斬新な人選はないものか・・・
考え続けること半年、ある日天啓のように降りてきたのが「ふなっしー」!の名前だったのです。

ふなっしーさんには以前、当番組の総集編のゲストとして出演していただいたことがあり、
その瞬発力、機転、人をとらえて離さぬ魅力については、私たちも十分承知していました。
「ふなっしーに、”聞く力”の権化・阿川佐和子が挑んだらどうなるのか?」
「逆にふなっしーは阿川さんにちゃんとインタビューできるのか?」
---想像しただけで、スタッフ全員異様な盛り上がりに。

さっそく阿川さんにお話を持ちかけたところ、「私とふなっしーを対談させようなんて、
いったい誰が考えたの?!面白いわね!!」とふたつ返事でOKしてくださった、というわけです。

最初は「阿川さんと1時間も語り合うことがそんなにあるのか?」と疑問に思ったという
ふなっしーも、われわれスタッフと阿川さんの熱意に負けて(?!)、
超多忙な中、ある晴れた日に、船橋は「梨街道」にて、収録に臨んで下さることとあいなったのでした。

その後に待ち受けていた、空前絶後、抱腹絶倒、驚天動地、永久保存のやりとりとは?!
ナレーションを吹き込んだ六角さんが「これまでで一番面白かったよ」と太鼓判を押す
「阿川佐和子×ふなっしー」、ぜひオンエアでご覧ください!!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:23:00 | カテゴリ:ここだけの話 | 固定リンク


2014年11月01日 (土)

超売れっ子俳優が神戸まで会いに来たのは・・・

blog_book-1.jpg本屋大賞を受賞した「昨夜のカレー、明日のパン」を自ら脚色したドラマが、現在NHKのBSプレミアムで放送中(日曜よる10:00~)の木皿泉さん。
「すいか」「Q10」「セクシーボイスアンドロボ」など、木皿作品には熱狂的ファンがいますが、
実は「木皿泉」は和泉努さんと妻鹿年季子さん夫妻のペンネーム。
10年前に脳内出血で倒れ、重度の後遺症を抱える和泉さんを、妻鹿さんが介護しながら、
数々の名作ドラマを生み出してきました。

そんな木皿さんが「会って話したい」と名前を挙げたのは、超売れっ子俳優の佐藤健さん。
「えっ、なんで?」と驚いたのは佐藤さん本人ばかりではありません。
木皿ドラマ「Q10」に主演されたという接点があるとはいえ、
なぜあまたいる俳優さんの中で、30歳以上も年下の佐藤さんなのか。

実は「Q10」を執筆したとき、佐藤さんの演技があまりにも予想外で、
いったいどういう俳優さんなのか正体がつかめず、
最後まで「当て書き」(その俳優さんをイメージして脚本を書くこと)ができなかったのだとか。
今回じっくり話して、その「正体」をつかみたい、というのです。

それにしても出演作が目白押しの佐藤さん。
木皿さんが暮らす神戸まで出向いていただく時間はとても取れないのではないかと思ったのですが、
超過密スケジュールをやりくりして、来て下さいました!
聞けば「Q10」のとき、木皿さんの脚本が届くのを、「『少年ジャンプ』の発売を待つ小学生のように」心待ちにしていたのだとか。

そして10月某日12:22。 新神戸駅に到着した佐藤さん。
駅構内が混乱しないか心配でしたが、たまたま居合わせた方々は佐藤さんの笑顔にみんなくぎづけ!
見とれてしまって声も出ない様子でした。

いよいよ木皿さんのご自宅兼仕事場へ。
そこは部屋の壁という壁が作り付けの本棚になっていて、哲学書からマンガまで、ありとあらゆる本で埋め尽くされた素敵な空間。
木皿さんいわく、本に囲まれているとケンカにならないのだとか。(そんな話をテレビで聞いたことがあるそうです。)

脚本家と俳優、立場の違う両者のトークは年齢差など関係なく最初から大盛り上がり!
佐藤さんは翌日には北海道に飛んで映画のクランクイン、のはずでしたが、
帰りの新幹線を遅らせてまで、熱いトークを繰り広げてくださいました。

ドラマづくりを表からも裏からも語り尽くす、
「佐藤健×木皿泉」ぜひご覧ください。

投稿者:スタッフ | 投稿時間:23:00 | カテゴリ:ここだけの話 | 固定リンク


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