2017年10月16日 (月)

ロボットは仏像の夢を見るか

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今週はロボット開発事業会社代表の林要さんと、大佛師の松本明慶さんの対談です。

人工知能ロボットの最先端を研究する林さんと、仏像という伝統世界の達人である明慶さんとの会話はどうなるのか?なかなかスリリングな企画でした。

対談に臨む林さんの意気込みはすごいものでした。対談前に明慶さんによる仏像が展示されてある美術館を訪ねたのですが、林さんから出る感想は、明快かつ鋭いものばかり。驚くと共に「松本さんに会う前にこれだけ“わかってしまっている”とトークは弾むだろうか」、そんな心配をしたぐらいでした。

でも!そんな心配は全く杞憂でした。まず二人が出会った明慶さんの作業場。上を見上げると、製作中の大仏様が宙に浮いている状態で、その周りで何人もの方が作業をしているという、これまで見たことがない、スケールの大きい光景だったのです。さらに対談を収録する部屋に行くと、そこは仏像にズラリと囲まれた神々しいとしか表現できない空間。林さんのテンションはさらにグッと上がり、対談が始まったのでした。松本明慶さんのお話は、深淵な仏像の世界を、とてもわかりやすく教えてくれるものばかり。しかも長年蓄積された技と体験に基づいているので、説得力がスゴいのです。明慶さんが語る仏像の魅力、必見です!

 林さんが目指されている、「人の心を癒やすロボット」。確かに仏像に通じる部分はあります。でもやはりロボットと仏像は違うものです。そのことを知り尽くしているお二人の対談がどんな風に進んだのか?というのはぜひ番組でご覧になっていただきたいのですが、私たちの目には、お二人とも、相手が作ろうとしているものに敬意を表し、理解しようと努めているように見えました。それは達人同士による“フェアプレー”を見ているようで、すがすがしささえ感じるものだったのです。

全ての収録が終了した後、お二人は「ここからはヒミツの話」とおっしゃって、部屋を出て行かれました。そこでどんな言葉のラリーが交わされたのでしょうか? 番組をご覧になっていただき、想像してみてはいかがでしょうか。

投稿者:スタッフ | 投稿時間:09:33 | 固定リンク


  
2017年10月08日 (日)

気高くやさしい、女性ふたり

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今週は「あの」黒柳徹子さんと、京舞井上流五世家元、人間国宝でもある井上八千代さんのビッグ対談です。

 今回の収録は、前半は京都、後半は東京で行われました。

京都での収録、まずは黒柳さんに「きょうお話しするのは、京舞の~」と、番組の導入となるひとことをお願いしたのですが、そのお話されている姿はどう見ても、「あの」、番組のような感じが・・・。何しろ放送42年目を迎えるという長寿番組ですから、我々もあやかりたい!

東京で番組後半の収録が行われたのは、1回目の収録から5か月が過ぎた9月のことでした。それには理由があります。黒柳さんはこの秋に主演する舞台があり、その稽古の模様をぜひ井上さんに見てほしかったからです。つまり黒柳さんにとって舞台、演じるという事はそれほどまでに思い入れが強いものだったのです。

番組ではその稽古にお邪魔しました。ベテランの俳優陣と共に、セリフを確認しながら演じる黒柳さん。私たちが日頃テレビの画面で見る黒柳さんとはまた別の、テレビ女優第一号という長いキャリアを持つ黒柳さんの姿がありました。長時間に及ぶ通し稽古が終わって、さぞお疲れのこと・・・と思いきや、わずか10分後には早くも黒柳さんが収録場所に登場。1時間以上の収録に臨みました。その体力、精神力、やっぱりスゴイ!

そしてお相手の井上八千代さん。遠くの方から見てもすぐ井上さんだとわかる、立ち姿の美しいこと・・・。収録の待ち時間でも美しい姿勢は全く乱れません。それでいてスタッフに気を遣う言葉をかける姿を見て、私たちにはとうてい想像もつかない鍛錬をなさってきたのだろうことを痛感しました。

最後に撮ったお二人の記念撮影。とても優雅で、気品があり、でも親しみがあり、本当に美しい女性二人が写っています。

投稿者:スタッフ | 投稿時間:13:27 | 固定リンク


  
2017年10月02日 (月)

ノー ストップ トーキング!

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今週は講談師の神田松之丞さんと、作家・クリエーターのいとうせいこうさんの対談。

 これがスゴいんです、渋谷にあるホールで出会うところから、屋形船で隅田川を下るまでのおよそ3時間、2人のトークはまさにノンストップ。止まることなく続きました。そしてこれが、ぜーんぶ面白い!番組でご紹介するのはその内の3分の1程度というのが本当にもったいない、しゃべりの達人である2人だからこその収録でした。

カメラが回るまでは、ほとんど会話もしないお二人。しかし本番になると一気にボルテージが上がるのです。そして互いに相手の話を邪魔しないように、巧みに思いを引き出し、機を見て自らの思いを語り出す、まるで長年コンビを組んでいるのかと錯覚を起こしそうなくらいでした。

そしてお二人の会話、聞いていて実に“心地よい”のです。それは話と話の間の絶妙な「間」。音楽活動をしているせいこうさんのリズム感覚が優れているのは当然でしょうが、松之丞さんの語りも、とても音楽的。放送ではその秘密がご本人の解説と、せいこうさんの鋭い分析から見えてきます。

 ところで、今回は後半の撮影場所として屋形船をお借りしたので、北品川にある船着き場から隅田川の桜橋付近までの1時間余り、東京の街並みを見ながらのトークになりました。

その途中、松之丞さんが「街を観察するのにちょうどいい速さですね」とポツリ。なるほど、船の窓には川縁をランニングする人や、小さな公園のベンチで話し込む老夫婦、いろいろな風景が展開されます。何気ない日常をしっかり観察するところから、松之丞さんの巧みな人間描写が生まれているのかもしれません。

そして収録が無事に終了したところで、お二人は互いに一献。お酒をいただくせいこうさんの姿のイキなこと!時代の先端を駆け抜けているイメージのせいこうさんですが、江戸情緒残る街にもピタリとはまる、そんな魅力も垣間見ることが出来てラッキーでした!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:11:36 | 固定リンク


  
2017年09月05日 (火)

アニメとスイーツをつなぐもの

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今週は、宮崎駿監督の数々の映画でアニメーションの作画をつとめたのち独立、この夏話題の映画『メアリと魔女の花』を監督したアニメーション映画監督の米林宏昌さんが登場!トークのお相手はスイーツの世界的コンテストで何度も1位を獲得し、「パティシエ」という言葉を日本に浸透させた洋菓子界の第一人者・辻口博啓さんです!

 お2人はともに石川県出身。今回は米林さんが「ジャンルは違うけれど、モノを作っているということは同じなので、なにか作るときの心構えや葛藤について聞いてみたい」と同郷の先輩・辻口さんとのトークを熱望、この組み合わせとなりました。ということで、番組前半は、石川県七尾市にある辻口さんのお菓子によるアートを展示する美術館(!)からスタート。世界をうならせた辻口さんの「スイーツ芸術(?)」を堪能した後、海に面したテラスでケーキを食べながらのトークと相成りました!青い空・青い海という絶景をバックにこれも美術品のようなスイーツを食べながらという、なんともぜいたくな瞬間。米林さんの顔も自然とほころびます。でも米林さん、もちろんただ食べているばかりではありません。若き日の苦労から万人を喜ばせる味を作る難しさ、そして名声を獲得した後もなお世界的コンテストに挑戦し続ける理由など、辻口さんの苦難の人生、抱え続ける葛藤、そしてそれを乗り越えてゆく「辻口哲学」ともいうべき攻めの姿勢を、数々の質問によって浮き彫りにしてゆきます。

 一方、番組後半は米林さんが『メアリと魔女の花』を制作したアニメスタジオを辻口さんが訪問。アニメーション制作の仕事の一端を見せてもらいながら、米林さんの仕事哲学に迫ってゆきます。アニメの仕事との意外に遅い出会いから、スタジオジブリに入社後のアニメーターとしての修業時代、そして宮崎監督らから「監督をやってみないか」といわれた時のとまどいなど、辻口さんの質問に率直に答えていく米林さん。そして番組終盤には「チームで仕事をすることの大切さと難しさ」、そして何よりも「誰のために作品(アニメ映画もスイーツも)を作るのか」という、ベーシックにして超難問について2人が語り合い、アニメとスイーツという全く異なるジャンルのお2人が「つながる」、とてもSWITCHらしい瞬間が見られます!

 誰のために作り、何のために表現するのか?モノづくりに関わるすべての人が直面する永遠の疑問に達人2人が迫る『SWITCHインタビュー』、放送は9月9日(土)22:00、Eテレです。ぜひチェックしてみて下さい!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:16:18 | 固定リンク


  
2017年08月21日 (月)

受け継ぐ 積み重ねる

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9月2日は、連続テレビ小説『あさが来た』や映画『真夜中の弥次さん喜多さん』など、幅広くも個性的な演技で存在感を示す俳優の柄本佑さん!トークのお相手は『ありがとう』や『ビリーバーズ』などのマンガで過激な描写の中に社会問題や人間の狂気をあぶり出し、現在は連合赤軍の若者たちをモデルにした作品を連載中のマンガ家・山本直樹さんです!

 親子でマンガ好きという柄本さんのたってのご希望で実現した今回のトーク。まずは柄本さんが山本さんの自宅兼仕事場を訪問。廊下の両側にたてつけられた、本・CDがずらりと並ぶ棚の間を通り抜けると、そこは2人がようやく座れるほどの広さの仕事部屋。山本さんは早くからパソコンを導入し、アシスタントを使わずデジタルでマンガを描いてきたのだそう。そんな仕事部屋でどうやって撮影ができたのか?それは番組をご覧いただくとして、収録では柄本さんがかわいくもエロい女の子が出てくる山本マンガへの愛を語りながら、最愛の作品から最新作『レッド』まで、山本さんのマンガ術に迫ってゆきます。「ハッピーエンド」とは?リアルな描写とは?どんな人物を主人公にするのか?繊細にして過激な作風で男女問わずファンの多い山本ワールドの秘密が語られます!

 番組後半は、柄本さんが現在取り組む舞台の稽古を山本さんが見学した後、柄本さんの原点だという下北沢に移動、なじみのカフェでトーク再スタートです。俳優一家に生まれ、元々は映画監督志望であったものの「ほんものの監督が見られる」との理由でオーディションを受け、14歳でデビューした柄本さん。以来、まっすぐ俳優の道を進んできたように見えますが一度、俳優人生に不安を感じたことがあるのだそう。その時のエピソードと、それに対する山本さんのお答えは、トークを聞いていて「なるほど!」と納得させられました!

そして今回、お2人のお話を聞いて強く感じさせられたのが「受け継ぐこと」「積み重ねること」の大切さ。俳優修業の一環として昔の映画をできるだけみることを自分に課しているという柄本さん。後輩たちに、とにかく過去の面白いマンガを読むようにすすめているという山本さん。お2人からは先行作品をリスペクトし、その上で自分の面白さとは何かを追求してゆく「謙虚さ」といい意味での「貪欲さ」が感じられた今回のトークでした。

 「表現」するためには何が必要なのか?アートに限らず、人をひきつける「表現」の秘密がわかる『SWITCHインタビュー』、放送は9月2日(土)22:00、Eテレです。ぜひチェックしてみて下さい!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:17:52 | 固定リンク


  
2017年08月15日 (火)

「縁の下」の達人!

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今週は、クエンティン・タランティーノ監督の『キル・ビルVol.1』や岩井俊二監督『スワロウテイル』をはじめ数々の映画美術を担当してきた美術監督の種田陽平さん!トークのお相手はPerfumeや星野源をはじめさまざまなアーティストの曲の振り付けを担当し、リオ五輪の閉会式のセレモニーも演出した演出振付家のMIKIKOさんです!

 Perfumeのミュージックビデオでお仕事をしたことがあるというお2人。しかしこのときは、かたや美術セット、かたや振り付け担当ということで、ほとんど接点がなかったそう。種田さんが是非MIKIKOさんとじっくりお話をしたい、ということで今回のトークが実現しました。前半はMIKIKOさんがほとんどの振り付けの仕事で使うというダンススタジオを種田さんが訪問。去年一世を風靡した「恋ダンス」の振り付けなど、MIKIKO流振り付け術の神髄を聞き出してゆきます。歌詞を動きで表現し、踊る体の動きに無理なくフィットし、かつ誰もがマネしたくなる、あの踊りの人気の秘密が、振り付けしたご本人の口から語られてゆくさまは見物です!

 後半の舞台は、種田さんが美術を担当した最新作の映画が撮影された都内のスタジオ。番組ではその映画セットの仕上げ作業にもお邪魔し、種田さんの仕事ぶりを撮影させていただきました。ひょうひょうと、でも細かくセットのチェックを進め、てきぱきと修正の指示を出す種田さん。まさに達人のお仕事ぶりの一端がかいま見えます。しかしトークでは、そんな現在の境地に達するまでに種田さんがたどってきた挫折や回り道も率直に語られました。大学在学中から映画美術の仕事に関わり、そのまま美術監督の道を選んだものの経験の少ないままこの道を進んでしまったことで行き詰まりを感じ、1度映画の世界を離れた種田さん。そんな種田さんが自分を鍛え直し、空間全体を作り上げていく技を体得するために学び始めたという意外な芸術とは?

そしてお2人に共通するのは、海外での仕事を重ねていること。番組終盤では、現在も海外スタッフとの仕事に奮闘中のMIKIKOさんに、同じく今も海外と日本を往復しながら仕事を続ける種田さんがアドバイス。「なるほど!」と思える、その秘訣とは?このあたり仕事のジャンルを問わずいろいろな人に役立ちそうな情報も満載です!

 決して表には出ないけれども、常にクリエイティブなアイデアで多くの人を刺激し続ける、いわば「縁の下の達人」2人がその仕事術を語り合う『SWITCHインタビュー』、放送は8月19日(土)22:00、Eテレです。ぜひチェックしてみて下さい!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:10:05 | 固定リンク


  
2017年08月08日 (火)

世代の違う2人の意外な共通点

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今週は、昭和を代表する数々の名曲の作詩を手がけ、小説『長崎ぶらぶら節』では直木賞も受賞した作家のなかにし礼さん!トークのお相手は、世界中でブームになったあのゲームアプリの開発に関わったゲームディレクターの野村達雄さん。半世紀近い年の差があり一見、接点が何もなさそうなこのお2人から、一体どんなトークが飛び出すのか?

 実はお2人、共通点が1つあります。なかにしさんが野村さんに興味を持ち、「ぜひ会いたい」と熱望したのも、その1点がきっかけでした。それは、お2人とも旧満州・中国東北部で生まれ育った、ということ。番組前半ではなかにしさんが野村さんの手ほどきでゲームアプリを体験(「人生で初めて」とのことでした!)。その後、野村さんのゲーム制作現場を訪ね、「プログラミングとは?」といった仕事にまつわる質問から、中国で非常に苦労をされた幼少時代に関する質問まで、野村さんに迫っていきます。日本に来て、初めてお腹いっぱい食べられるようになったという、ある食べ物についての話など、なかにしさんも野村さんのお話に深くうなずいていました。

 後半の舞台は長野県にある、なかにしさんの仕事場。仕事をする時にいつも使う万年筆へのこだわりからスタートしたトークはやがて、なかにし流・作詩術の核心へ。「苦労はしないけど苦心はする」とサラリと言ってのけるなかにしさんですが、「あのおなじみの名曲のウラに、そんな工夫が、そんなねらいが隠されていたのか!」と目からウロコでした!そして話題はいつしか、なかにしさんの満州での戦争体験へ。家族と満州から脱出しようとした時の悲惨な体験から、脱出の道中なかにしさんのその後の人生に決定的な影響を与えた母の一言まで、聞いていると自然と背筋が伸びてくるようなお話が次々と語られます。

そして「なるほど!」と思わされたのは、そうした経験を、なかにしさんがある時期からひそかに詩にこめていた、というお話。黛ジュンの『恋のハレルヤ』や弘田三枝子の『人形の家』など、何も知らずに聞けば普通の恋の歌に聞こえる昭和の名曲が、なかにしさんのお話を聞いた後では全く違う歌に聞こえます!

 世代の違う2人が共感し合い、尊敬し合いながら互いの仕事と人生に迫っていく『SWITCHインタビュー』、放送は8月12日(土)22:00、Eテレです。ぜひチェックしてみて下さい!

 ※ なかにしさんによれば、「作詞」よりも「作詩」、とのことです!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:19:02 | 固定リンク


  
2017年08月01日 (火)

「体が資本」の仕事術

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今週は、卓越した歌とダンスで見る者を魅了し、日本武道館や横浜アリーナでの公演を成功させてきたアーティスト・三浦大知さんが登場!トークのお相手はロンドン・リオ五輪の体操競技で3つの金メダルを獲得、国内外の大会で40連勝・9年間負けなしの活躍を続け、昨年末プロ体操選手となった内村航平さん!

 内村さんが試合前に三浦さんの楽曲を聴いていたと知り、「是非、お話を!」と三浦さんが熱望したのがきっかけで実現した今回のトーク。番組前半では内村さんがいつもトレーニングを行っている練習場を三浦さんが訪ねます。鉄棒と内村さんを間近で見た三浦さんが「こう見てる感じがものすごいぜいたく」と、納得の一言。トークでは「体操競技」という体を使ったパフォーマンスでいかに人の心を動かすことができるか、というテーマが掘り下げられてゆきます。競技である以上、点数はつけられるけど「そこじゃないだろう」という内村さん。やはり「どれだけ人の心を感動させるかどうか」というところに重きを置いているのだそう。そのきっかけとなった東日本大震災後の競技大会のエピソードも含め、体を巡る深いお話が繰り広げられてゆきます。

後半のトークは三浦さんが初めてソロ・アーティストとして初めて立った場所だという都内のライブハウス。歌を歌いながら激しいヒップホップ系のダンスを踊る三浦さんのパフォーマンス、そのダンスの秘密や驚きのトレーニング法が、内村さんとのトークで明かされてゆきます。面白かったのはトークの最中、内村さんが終始「歌って踊るっていう感覚が全然わからない」とおっしゃっていたこと。「体を動かす達人のはずの内村さんでもそんな風に感じられるのか!」と、驚きでした!三浦さんのパフォーマンス論に興味津々で色々と質問をぶつける内村さん。一方、三浦さんも「スポーツが人にもたらす感動に、音楽が人にもたらす感動が勝てる日が来るのか・・・どこかそういう憧れみたいなものが、いつもある」と言い、アスリートへの尊敬の念を隠しません。まさに「体が資本」の達人2人が、互いに共感しながらそれぞれの「身体論」を語るさまは見物です!

人を感動させるパフォーマンスの秘密がわかる『SWITCHインタビュー』、放送は8月5日(土)22:00、Eテレです。ぜひチェックしてみて下さい!

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:13:13 | 固定リンク


  
2017年07月12日 (水)

想像力が仕事力!

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今週は、映画・舞台・ドラマと幅広く活躍、まるで役が乗り移ったかのような演技で見る者を圧倒する俳優・満島ひかりさんが登場!トークのお相手は、「日本人はどこからきたのか?」という謎をとくべく、“3万年前に日本に渡ってきた人々の航海を再現する”という壮大なプロジェクトに挑む、人類進化学者の海部陽介さん!

 番組前半では満島さんが海部さんの勤務する東京・上野の国立科学博物館を訪ねます。ホモ・サピエンスはどうやって世界に広がり、現在の我々につながるのか?幼い頃から(!)人類の進化に興味を持ってきたという海部さんはやがて、「我々の祖先はどうやって日本に渡ってきのか」という問題に強くひかれ、ついには当時あったと考えられる素材と道具だけで海を渡る実験にとりかかります。薄い貝殻で草や竹を切って舟を作り、磁石や羅針盤に頼らず海を行く。3万年前の人々と同じ条件で台湾から日本にたどり着こうというロマンあふれる計画です。お2人のトークでハッとさせられたのは、当時は地図もなく海流の知識もないはずだから、その前提でどのように海を渡ったかを考えなければならない、という海部さんのお話でした。3万年前の状況を想像し、当時の人々のモノの見方・考え方をいわば追体験しながら思考を深めていく。学問だから証拠がなければいけないが、そこから「こうだったに違いない」と思ってそれを突き詰めていくことが面白い発見につながる、という海部さんのお話に満島さんも深くうなずいていました。

 後半のトークは芸能活動を始めた満島さんが、暮らしていた沖縄から東京に出てきた時に通っていた都内の中学校で行われました。ドラマ『トットてれび』では黒柳徹子さんを、最新映画『海辺の生と死』では戦時下の女性を、と、さまざまな時代のさまざまな女性を演じてきた満島さん。トークではこうした役柄を演じるための準備について、明かして下さいました。文章で残っていることや映像で残っているもの、本人にインタビューしてわかりうることはできるだけ取材すること。場所があったら現地に行って、そこであえて取材ということを忘れて暮らしてみること。そうした裏付けと、それに基づき想像力を働かせる作業があって初めて、リアルな感情を演じられるのだそうです。満島さんの「俳優の仕事はペテン師だとは思っているけど、うそだけはつきたくない」という言葉がとても印象的でした。

 想像力の大切さを達人2人が語り合う『SWITCHインタビュー』、放送は7月15日(土)22:00、Eテレです。ぜひチェックしてみて下さい!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:13:49 | 固定リンク


  
2017年07月03日 (月)

いつでも、いつまでも真剣勝負!

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今週は、映画『キャタピラー』でベルリン国際映画祭最優秀女優賞に輝き、ドラマから舞台まで精力的に活躍する女優の寺島しのぶさんが登場!トークのお相手はアトランタ・シドニー・アテネとオリンピック三連覇の偉業を成し遂げた柔道家の野村忠宏さんです!

 「私にとって演技は“勝つか負けるか”」と言い切り、スポーツ選手、特に個人競技のアスリートを尊敬してやまない寺島さん。今回はそんな寺島さんたってのご希望で、野村さんとのトークが実現しました。野村さんは最初「何で自分が指名されたのか?」と不思議だったようですが、トークが進むうちに2人の共通点が次々と明らかに!「歌舞伎の名門」と「柔道一家」という環境に生まれながらも、あくまでも情熱と、そしてたゆまぬ努力があって成功をつかみ取ったこと、強い意志を持ち徹底した負けず嫌いであること、そして今、お子さんたちが舞台に立ったり柔道の試合に出たりと自分たちと同じことを始めているのを見てさまざまな思いを胸に秘めていること・・・。互いに質問をし答える中で、共感し合い距離を縮めてゆく様子が、収録の時から強く感じられました!

 一方で番組後半には、お2人が今立っている場所の違いも明らかになります。「女優をやめたいと思ったことは?」という野村さんの質問に即座に「ない」と言い切り、後悔のない作品はこれまでなく、おそらくこれからもないからこそ、この仕事を続けてゆく、と笑う寺島さん。一方で野村さんはおよそ2年前に柔道競技の選手を引退され、現在は全国の学校を回る活動に力を入れています。そんな今の話をされている最中、寺島さんの質問にハッとさせられました―― 「今後、何をモチベーションに野村さんは…悔しいと思っていくんでしょうかね?」 何よりも勝ち負けを重視し続けて来た寺島さんと野村さん。負けた時の悔しさが、共に前に進むためのパワーになってきたはずです。そして自分たちは当然のように、これからも悔しさを感じ続け、前に進み続ける・・・。お2人の生き方が寺島さんの一言に集約されているように感じられた瞬間でした。

 常に真剣勝負に挑み続けるお2人が、仕事と人生への向き合い方について存分に語り合う『SWITCHインタビュー 達人達』、放送は7月8日(土)22:00、Eテレです。チェックしてみて下さい!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:10:27 | 固定リンク


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