2017年12月04日 (月)

見る前に跳ぶか、見てから跳ぶか、跳ばないという選択肢は無い

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「見る前に跳べ!」という有名な英語のことわざがありますが、今週は、文字通り「見る前に跳んだ」女性と「見たけど跳んだ」男性がトークをしました。ダンサーの菅原小春さんと「紛争解決請負人」と呼ばれる伊勢崎賢治さんです。

 今や世界にもファンの多い菅原小春さん。事前の打ち合わせの際、我々スタッフ1人1人の手をギュッと握りしめて、丁寧にご挨拶する姿がとてもカッコ良く印象的でした。話を始めると、とにかく話に引き込まれてしまう、謎の(?)吸引力。言葉の一つ一つが100%菅原さんご自身の言葉なので、ついつい聞きたくなってしまうのです。菅原さんは、高校卒業後、英語もほとんど話せなかったにも関わらずアメリカに渡り、さらに世界各国を回ってダンスのワークショップを開催し、ダンスと人柄の魅力で世界中の若者たちをとりこにしました。番組ではそんな「見る前に跳んだ」話が語られます。

 そして伊勢崎賢治さん。国連からアフガニスタンなど紛争地に派遣され、武装解除など困難な任務にあたり、「紛争解決請負人」と呼ばれるほどの方です。菅原さんとの対談で伊勢崎さんが語った紛争地の現実は、とてもひとことで表現できないものでした。正しいとか悪いとか、言葉で結論を出すことは難しいといいます。伊勢崎さんはそんな現実をしっかりと目をそむけず見つめたうえで、紛争を解決する努力を今も続けています。「見たけど跳ぶ」のはある意味「見る前に跳ぶ」より勇気がいることなのかもしれない、そう思わされました。

 今回、後半の収録が行われたのは東京・吉祥寺にあるライブハウスです。現在、大学で教鞭を取りつつ、プロのジャズマンである伊勢崎さんの演奏と、菅原さんのダンスのコラボもあります。そこでのおふたり、確実に“跳んで”います。お楽しみに!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:09:10 | 固定リンク


  
2017年11月27日 (月)

ジーン・・・

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皆さんは、最近「ジーン」と来たことありますか?

泣くことや笑うことはあっても、「ジーン」と来ることって、なかなか無いものですよね?

未来のネコ型ロボット(やや青い)の話の中に、どんな内容でも心にジーンと来るマイクが出てきましたが、そんな一品が「ぜひ欲しい」と願うあなたに!今週の石井竜也さんと柳澤寿男さんの「SWITCHインタビュー達人達」をオススメします。

 米米CLUBのヴォーカリストであり、ソロとしても多彩な活躍をしている石井さん。音楽活動に加えて、チャリティ活動も熱心に続けていらっしゃいます。そして、そこにも石井さんらしいこだわりがありました。「俺は○○でいいと思っている」、思わぬ発言に衝撃を受けました。そして次第にその真意がわかるにつれて「ジ-ン」と来ました。石井さんが作る美しいメロディー、刺激的なアート作品、そこにもきっと同様のピュアな思いがあるのだろうと想像すると、また新しい石井さんの魅力が見つかります。

 そして、指揮者である柳澤寿男さん。激しい内戦が続いたコソボで活動を続け、オーケストラを立ち上げました。対立していた民族の楽団員が共に音楽を奏でる「バルカン室内管弦楽団」です。「音楽は人をつなげる」とは、よく言われる言葉です。しかし、実際に戦いがあった所で、憎しみや悲しみを抱えて生きる人たちに、そんな言葉が通用するだろうか?番組ではオーケストラがリハーサルを行っている場面が紹介されます。そこで柳澤さんが楽団員に向けてやさしく語りかける言葉。思わず言葉を失うほど「ジーン」と来ます。

そして、さらに「ジーン」とさせたのが、そんな柳澤さんの活動に対して、石井さんが贈った「柳澤さんは一枚の絵を描いているんだよね」というひとことでした。この言葉がどんな意味を持っているのか、なぜ「ジーン」と来るのか、それは是非番組を見てお感じになってください。少々手前味噌ではありますが、お互いにリスペクトを持った者同士で語り合う「SWITCHインタビュー」ならではの瞬間だったと思います。

 ネコ型ロボット(やや丸い)がいない世界でも、私たちは「ジーン」と出来るのです。

投稿者:スタッフ | 投稿時間:10:24 | 固定リンク


  
2017年11月13日 (月)

オトナのティーンエイジャー

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今週は古屋雄作さんと古田新太さんの対談です。

古田新太さんは、改めてご説明するまでもない人気俳優さん。そして古屋雄作さん?実はこの方こそ、今年大ヒットした「うんこ漢字ドリル」の生みの親です。本職の映像ディレクターとしてこれまで次々にヒット作を作り、ついに教育分野でも大成功、という訳です。

・・・今、さらっと書きましたが、2行上にある「ひらがな3文字」の言葉、今回の放送では何度も何度も出てきます。ところが!古屋&古田の鬼才二人にかかれば、この言葉も実に軽やかにPOPに響きます。ちょっと「さわやか」ですらあります。さらに六角精児さんのナレーションで聞けば、重厚な響きすら・・・・。

収録では、他にも思わず「NHKですから!」とメガネの縁を上げたくなる発言が乱れ飛びました(笑)。それでも周囲をちっとも不快な気持ちにさせず、笑いで包まれる空間にしてしまう二人。そこには、人の感情の機微をよく理解しているからこその配慮とテクニックがあることが、トークを通じてわかってきます。人を不快にさせない才能、というべきか何なのか、ぜひご覧になってください。

 そんな盛り上がるトークの中で、古田さんがポツンと「みんな、楽しい記憶は忘れているんだよね」とつぶやきました。「そう言えば学生のころは、毎日のようにバカ笑いをしていたのに」と思う反面、「でもあのころのように笑えないし」と内心感じていた私たちの前で、古田さんも古屋さんも、学生のころや若いころの話を、本当に楽しそうに話します。そしてそれがとっても面白い!なぜそんな気持ちになれるのだろう?

よく「少年の心を忘れない・・・」という表現がありますが、お二人の中では、「少年」と「大人」が一つになっているような気がしました。きっと少年のころも既に「大人」で、大人になった今もなお「少年」なのだなあと。お二人の話を聞きながらそんな事を感じて、ちょっとだけ元気になったような気がしたのでした。

 

それにしても。59分間で何回「ひらがな3文字のあの言葉」が出てきたのかな!?

投稿者:スタッフ | 投稿時間:15:55 | 固定リンク


  
2017年10月30日 (月)

奇跡の瞬間

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今週は松任谷由実さんと坂東玉三郎さんの対談です。「本当に実現するの?」収録日になっても、なかなか信じられない思いでした。

歌舞伎座で機材のセッティングを終え待機していると、ふとこちらに歩いてくる人が。どう見ても坂東玉三郎さんです。「本物だ!」と驚く我々に「こんにちは」と優しく挨拶。何とフランクな、何とスマートな登場。

そしてしばらくすると階段を上がってくる人たちの中心に、あの松任谷由実さん、ユーミンの姿が!とても明るく、一瞬にして周りがPOPな空間に早変わりします。

こうして、我々スタッフの興奮とは対照的に、2人のスーパースターは軽やかに出会いのシーンを撮影を終えて、対談に臨んだのでした。

 「SWITCHインタビュー達人達」は、いつもきっちり決められた台本は存在していません。そして今回は特にそうでした。だってユーミンと玉三郎さんがどんな質問をするかなんて、我々には想像もつかないことですから。

しかしお二人は、お二人だからこそ出来る質問をどんどんしていきました。時にはこちらが「えっ!!」と驚くような質問までも。長年文字通り第一人者であり続けたお二人だからこその境地、思いを聞くことが出来て、本当に幸運だったとしか言いようがありません。あの場に居合わせることが出来たことが、まさに奇跡だったと思います。

奇跡の59分、ぜひご覧ください。

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:10:12 | 固定リンク


  
2017年10月16日 (月)

ロボットは仏像の夢を見るか

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今週はロボット開発事業会社代表の林要さんと、大佛師の松本明慶さんの対談です。

人工知能ロボットの最先端を研究する林さんと、仏像という伝統世界の達人である明慶さんとの会話はどうなるのか?なかなかスリリングな企画でした。

対談に臨む林さんの意気込みはすごいものでした。対談前に明慶さんによる仏像が展示されてある美術館を訪ねたのですが、林さんから出る感想は、明快かつ鋭いものばかり。驚くと共に「松本さんに会う前にこれだけ“わかってしまっている”とトークは弾むだろうか」、そんな心配をしたぐらいでした。

でも!そんな心配は全く杞憂でした。まず二人が出会った明慶さんの作業場。上を見上げると、製作中の大仏様が宙に浮いている状態で、その周りで何人もの方が作業をしているという、これまで見たことがない、スケールの大きい光景だったのです。さらに対談を収録する部屋に行くと、そこは仏像にズラリと囲まれた神々しいとしか表現できない空間。林さんのテンションはさらにグッと上がり、対談が始まったのでした。松本明慶さんのお話は、深淵な仏像の世界を、とてもわかりやすく教えてくれるものばかり。しかも長年蓄積された技と体験に基づいているので、説得力がスゴいのです。明慶さんが語る仏像の魅力、必見です!

 林さんが目指されている、「人の心を癒やすロボット」。確かに仏像に通じる部分はあります。でもやはりロボットと仏像は違うものです。そのことを知り尽くしているお二人の対談がどんな風に進んだのか?というのはぜひ番組でご覧になっていただきたいのですが、私たちの目には、お二人とも、相手が作ろうとしているものに敬意を表し、理解しようと努めているように見えました。それは達人同士による“フェアプレー”を見ているようで、すがすがしささえ感じるものだったのです。

全ての収録が終了した後、お二人は「ここからはヒミツの話」とおっしゃって、部屋を出て行かれました。そこでどんな言葉のラリーが交わされたのでしょうか? 番組をご覧になっていただき、想像してみてはいかがでしょうか。

投稿者:スタッフ | 投稿時間:09:33 | 固定リンク


  
2017年10月08日 (日)

気高くやさしい、女性ふたり

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今週は「あの」黒柳徹子さんと、京舞井上流五世家元、人間国宝でもある井上八千代さんのビッグ対談です。

 今回の収録は、前半は京都、後半は東京で行われました。

京都での収録、まずは黒柳さんに「きょうお話しするのは、京舞の~」と、番組の導入となるひとことをお願いしたのですが、そのお話されている姿はどう見ても、「あの」、番組のような感じが・・・。何しろ放送42年目を迎えるという長寿番組ですから、我々もあやかりたい!

東京で番組後半の収録が行われたのは、1回目の収録から5か月が過ぎた9月のことでした。それには理由があります。黒柳さんはこの秋に主演する舞台があり、その稽古の模様をぜひ井上さんに見てほしかったからです。つまり黒柳さんにとって舞台、演じるという事はそれほどまでに思い入れが強いものだったのです。

番組ではその稽古にお邪魔しました。ベテランの俳優陣と共に、セリフを確認しながら演じる黒柳さん。私たちが日頃テレビの画面で見る黒柳さんとはまた別の、テレビ女優第一号という長いキャリアを持つ黒柳さんの姿がありました。長時間に及ぶ通し稽古が終わって、さぞお疲れのこと・・・と思いきや、わずか10分後には早くも黒柳さんが収録場所に登場。1時間以上の収録に臨みました。その体力、精神力、やっぱりスゴイ!

そしてお相手の井上八千代さん。遠くの方から見てもすぐ井上さんだとわかる、立ち姿の美しいこと・・・。収録の待ち時間でも美しい姿勢は全く乱れません。それでいてスタッフに気を遣う言葉をかける姿を見て、私たちにはとうてい想像もつかない鍛錬をなさってきたのだろうことを痛感しました。

最後に撮ったお二人の記念撮影。とても優雅で、気品があり、でも親しみがあり、本当に美しい女性二人が写っています。

投稿者:スタッフ | 投稿時間:13:27 | 固定リンク


  
2017年10月02日 (月)

ノー ストップ トーキング!

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今週は講談師の神田松之丞さんと、作家・クリエーターのいとうせいこうさんの対談。

 これがスゴいんです、渋谷にあるホールで出会うところから、屋形船で隅田川を下るまでのおよそ3時間、2人のトークはまさにノンストップ。止まることなく続きました。そしてこれが、ぜーんぶ面白い!番組でご紹介するのはその内の3分の1程度というのが本当にもったいない、しゃべりの達人である2人だからこその収録でした。

カメラが回るまでは、ほとんど会話もしないお二人。しかし本番になると一気にボルテージが上がるのです。そして互いに相手の話を邪魔しないように、巧みに思いを引き出し、機を見て自らの思いを語り出す、まるで長年コンビを組んでいるのかと錯覚を起こしそうなくらいでした。

そしてお二人の会話、聞いていて実に“心地よい”のです。それは話と話の間の絶妙な「間」。音楽活動をしているせいこうさんのリズム感覚が優れているのは当然でしょうが、松之丞さんの語りも、とても音楽的。放送ではその秘密がご本人の解説と、せいこうさんの鋭い分析から見えてきます。

 ところで、今回は後半の撮影場所として屋形船をお借りしたので、北品川にある船着き場から隅田川の桜橋付近までの1時間余り、東京の街並みを見ながらのトークになりました。

その途中、松之丞さんが「街を観察するのにちょうどいい速さですね」とポツリ。なるほど、船の窓には川縁をランニングする人や、小さな公園のベンチで話し込む老夫婦、いろいろな風景が展開されます。何気ない日常をしっかり観察するところから、松之丞さんの巧みな人間描写が生まれているのかもしれません。

そして収録が無事に終了したところで、お二人は互いに一献。お酒をいただくせいこうさんの姿のイキなこと!時代の先端を駆け抜けているイメージのせいこうさんですが、江戸情緒残る街にもピタリとはまる、そんな魅力も垣間見ることが出来てラッキーでした!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:11:36 | 固定リンク


  
2017年09月05日 (火)

アニメとスイーツをつなぐもの

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今週は、宮崎駿監督の数々の映画でアニメーションの作画をつとめたのち独立、この夏話題の映画『メアリと魔女の花』を監督したアニメーション映画監督の米林宏昌さんが登場!トークのお相手はスイーツの世界的コンテストで何度も1位を獲得し、「パティシエ」という言葉を日本に浸透させた洋菓子界の第一人者・辻口博啓さんです!

 お2人はともに石川県出身。今回は米林さんが「ジャンルは違うけれど、モノを作っているということは同じなので、なにか作るときの心構えや葛藤について聞いてみたい」と同郷の先輩・辻口さんとのトークを熱望、この組み合わせとなりました。ということで、番組前半は、石川県七尾市にある辻口さんのお菓子によるアートを展示する美術館(!)からスタート。世界をうならせた辻口さんの「スイーツ芸術(?)」を堪能した後、海に面したテラスでケーキを食べながらのトークと相成りました!青い空・青い海という絶景をバックにこれも美術品のようなスイーツを食べながらという、なんともぜいたくな瞬間。米林さんの顔も自然とほころびます。でも米林さん、もちろんただ食べているばかりではありません。若き日の苦労から万人を喜ばせる味を作る難しさ、そして名声を獲得した後もなお世界的コンテストに挑戦し続ける理由など、辻口さんの苦難の人生、抱え続ける葛藤、そしてそれを乗り越えてゆく「辻口哲学」ともいうべき攻めの姿勢を、数々の質問によって浮き彫りにしてゆきます。

 一方、番組後半は米林さんが『メアリと魔女の花』を制作したアニメスタジオを辻口さんが訪問。アニメーション制作の仕事の一端を見せてもらいながら、米林さんの仕事哲学に迫ってゆきます。アニメの仕事との意外に遅い出会いから、スタジオジブリに入社後のアニメーターとしての修業時代、そして宮崎監督らから「監督をやってみないか」といわれた時のとまどいなど、辻口さんの質問に率直に答えていく米林さん。そして番組終盤には「チームで仕事をすることの大切さと難しさ」、そして何よりも「誰のために作品(アニメ映画もスイーツも)を作るのか」という、ベーシックにして超難問について2人が語り合い、アニメとスイーツという全く異なるジャンルのお2人が「つながる」、とてもSWITCHらしい瞬間が見られます!

 誰のために作り、何のために表現するのか?モノづくりに関わるすべての人が直面する永遠の疑問に達人2人が迫る『SWITCHインタビュー』、放送は9月9日(土)22:00、Eテレです。ぜひチェックしてみて下さい!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:16:18 | 固定リンク


  
2017年08月21日 (月)

受け継ぐ 積み重ねる

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9月2日は、連続テレビ小説『あさが来た』や映画『真夜中の弥次さん喜多さん』など、幅広くも個性的な演技で存在感を示す俳優の柄本佑さん!トークのお相手は『ありがとう』や『ビリーバーズ』などのマンガで過激な描写の中に社会問題や人間の狂気をあぶり出し、現在は連合赤軍の若者たちをモデルにした作品を連載中のマンガ家・山本直樹さんです!

 親子でマンガ好きという柄本さんのたってのご希望で実現した今回のトーク。まずは柄本さんが山本さんの自宅兼仕事場を訪問。廊下の両側にたてつけられた、本・CDがずらりと並ぶ棚の間を通り抜けると、そこは2人がようやく座れるほどの広さの仕事部屋。山本さんは早くからパソコンを導入し、アシスタントを使わずデジタルでマンガを描いてきたのだそう。そんな仕事部屋でどうやって撮影ができたのか?それは番組をご覧いただくとして、収録では柄本さんがかわいくもエロい女の子が出てくる山本マンガへの愛を語りながら、最愛の作品から最新作『レッド』まで、山本さんのマンガ術に迫ってゆきます。「ハッピーエンド」とは?リアルな描写とは?どんな人物を主人公にするのか?繊細にして過激な作風で男女問わずファンの多い山本ワールドの秘密が語られます!

 番組後半は、柄本さんが現在取り組む舞台の稽古を山本さんが見学した後、柄本さんの原点だという下北沢に移動、なじみのカフェでトーク再スタートです。俳優一家に生まれ、元々は映画監督志望であったものの「ほんものの監督が見られる」との理由でオーディションを受け、14歳でデビューした柄本さん。以来、まっすぐ俳優の道を進んできたように見えますが一度、俳優人生に不安を感じたことがあるのだそう。その時のエピソードと、それに対する山本さんのお答えは、トークを聞いていて「なるほど!」と納得させられました!

そして今回、お2人のお話を聞いて強く感じさせられたのが「受け継ぐこと」「積み重ねること」の大切さ。俳優修業の一環として昔の映画をできるだけみることを自分に課しているという柄本さん。後輩たちに、とにかく過去の面白いマンガを読むようにすすめているという山本さん。お2人からは先行作品をリスペクトし、その上で自分の面白さとは何かを追求してゆく「謙虚さ」といい意味での「貪欲さ」が感じられた今回のトークでした。

 「表現」するためには何が必要なのか?アートに限らず、人をひきつける「表現」の秘密がわかる『SWITCHインタビュー』、放送は9月2日(土)22:00、Eテレです。ぜひチェックしてみて下さい!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:17:52 | 固定リンク


  
2017年08月15日 (火)

「縁の下」の達人!

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今週は、クエンティン・タランティーノ監督の『キル・ビルVol.1』や岩井俊二監督『スワロウテイル』をはじめ数々の映画美術を担当してきた美術監督の種田陽平さん!トークのお相手はPerfumeや星野源をはじめさまざまなアーティストの曲の振り付けを担当し、リオ五輪の閉会式のセレモニーも演出した演出振付家のMIKIKOさんです!

 Perfumeのミュージックビデオでお仕事をしたことがあるというお2人。しかしこのときは、かたや美術セット、かたや振り付け担当ということで、ほとんど接点がなかったそう。種田さんが是非MIKIKOさんとじっくりお話をしたい、ということで今回のトークが実現しました。前半はMIKIKOさんがほとんどの振り付けの仕事で使うというダンススタジオを種田さんが訪問。去年一世を風靡した「恋ダンス」の振り付けなど、MIKIKO流振り付け術の神髄を聞き出してゆきます。歌詞を動きで表現し、踊る体の動きに無理なくフィットし、かつ誰もがマネしたくなる、あの踊りの人気の秘密が、振り付けしたご本人の口から語られてゆくさまは見物です!

 後半の舞台は、種田さんが美術を担当した最新作の映画が撮影された都内のスタジオ。番組ではその映画セットの仕上げ作業にもお邪魔し、種田さんの仕事ぶりを撮影させていただきました。ひょうひょうと、でも細かくセットのチェックを進め、てきぱきと修正の指示を出す種田さん。まさに達人のお仕事ぶりの一端がかいま見えます。しかしトークでは、そんな現在の境地に達するまでに種田さんがたどってきた挫折や回り道も率直に語られました。大学在学中から映画美術の仕事に関わり、そのまま美術監督の道を選んだものの経験の少ないままこの道を進んでしまったことで行き詰まりを感じ、1度映画の世界を離れた種田さん。そんな種田さんが自分を鍛え直し、空間全体を作り上げていく技を体得するために学び始めたという意外な芸術とは?

そしてお2人に共通するのは、海外での仕事を重ねていること。番組終盤では、現在も海外スタッフとの仕事に奮闘中のMIKIKOさんに、同じく今も海外と日本を往復しながら仕事を続ける種田さんがアドバイス。「なるほど!」と思える、その秘訣とは?このあたり仕事のジャンルを問わずいろいろな人に役立ちそうな情報も満載です!

 決して表には出ないけれども、常にクリエイティブなアイデアで多くの人を刺激し続ける、いわば「縁の下の達人」2人がその仕事術を語り合う『SWITCHインタビュー』、放送は8月19日(土)22:00、Eテレです。ぜひチェックしてみて下さい!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:10:05 | 固定リンク


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