2023/10/24

NHKドラマ「神の子はつぶやく」放送決定のお知らせ

NHK脚本ワークショップ2021のフェロー川恵実さんの「神の子はつぶやく(旧題:信じさせて欲しかった)」がNHKスペシャルのドラマとして完成し、以下日時で放送されます。
ドキュメンタリーとドラマという異なるアプローチで「宗教2世」の問題に迫る意欲的なNHKスペシャルシリーズです。ドキュメントと併せてぜひドラマをご覧下さい。

【放送予定】
ドキュメント “宗教2世”を生きる
2023年10月29日(日) 総合 よる9時〜9時49分
(NHKプラスで11月11日(土)午後0:44まで視聴できます)

ドラマ 神の子はつぶやく
2023年11月3日(祝・金) 総合 よる10時〜11時30分
(NHKプラスで11月10日(金)午後11:30まで視聴できます)

NHKオンデマンドもご利用下さい。

【脚本】
川恵実 野田慈伸 柴田岳志

【出演】
河合優実 田中麗奈 根本真陽
杉田雷麟 岩男海男 工藤遥 和田光沙 尾上寛之 斎藤加奈子 吹越満
萩原聖人 渋川清彦 酒井若菜 森山未來

あらすじ、登場人物紹介など、詳しくはこちらをご覧下さい。
https://www.nhk.jp/g/blog/h9kcmp4ml6c/
2023/07/01

NHKによるサンダンス支援2023:支援3作品が決定!

NHKは新進映画作家の脚本をサポートし、サンダンス・インスティテュートの脚本ラボとサンダンス・インスティテュート/NHK賞に推薦する事業を今年も行っています。
2023-2024サイクルのNHK推薦3作品が以下の通り決定しました。

「イ民」 The Outsider
後閑 広 Gokan Hiroshi

田中一郎は突然、入国管理局に不法入国の疑いで拘束される。取調べでは異常な理屈で追い詰められ、日本人である証明ができない。さらに弁護士から難民申請をしましょうと謎の提案を持ちかけられ困惑する。
一方、ワーラムという男と友情を育んでいたが、入管の杜撰な対応による事故で亡くなる。その後、田中は仮放免されるが、助けられなかった罪の意識と遺族との対話から、日本人でありながら難民として生きていく決意をする。

「怪獣は襲ってくれない」 The Kaiju still hasn’t attacked.
岡本 昌也 Masaya Okamoto

15歳の「こっこ」はスマホと充電器だけを持ってひとり、地元のシケた街から7時間電車を乗り継いで新宿へやってきた。新宿・歌舞伎町。ギンギラギンのアーチを抜けると、でかい怪獣のフリーズした映画館。その横にある灰色の空洞で、宿題のたまった少年少女たちが界隈≠作っている。今日も、だれかがブロンでパキって飛び降りたみたいだけど、こっこには悲しみ方がわからない。とにかく「ぴえん」とつぶやいた、ツイッターで。

「僕らは耳で焙煎をする」 We roast with our ears
川上 信也 Shinya Kawakami

香坂肇(30)は自意識過剰なバリスタ。全国大会に挑むが惨敗し、都落ちしてカフェを経営していると、事業所で働く視覚障害を持つ林彩乃(25)が現れ、交流が始まり、肇は綾乃に惹かれていく。
しかし、彩乃は視覚障害者であるが故のミスがきっかけで解雇される。
肇は彩乃の家を訪れ、一緒に耳で焙煎するコーヒーを作ろうと奮起させ、猛特訓の末、完成させ、事業所で販売しヒット商品に。 肇はその豆で大会に再挑戦する。

選出された映画作家3名は、NHKが8月に行う脚本ワークショップに参加してさらに脚本を磨きます。サンダンス・インスティテュートが推薦するクリエイティブアドバイザーが指導・助言を担当します。
新型肺炎感染対策としてオンラインでのワークショップとなる予定です。

NHKは脚本ワークショップを受けて改稿された長編劇映画脚本3作品を、NHK推薦作品としてサンダンス・インスティテュートに提出。インスティテュートは世界中から集まる他の応募作品と等しく、「サンダンス脚本ラボ」および「サンダンス・インスティテュート/NHK賞」の候補として審査を行います。




ワークショップは8月1〜4日(日本時間)オンラインで行われ、濃く熱い4日間となりました
  • 写真
左上から時計回りに、通訳こはたあつこさん、講師ジュラ・ガズダグさん、フェロー川上信也さん、フェロー後閑広さん、フェロー岡本昌也さん
2023/02/08

サンダンス・インスティテュート/NHK賞2023 受賞者決定

写真
受賞者 オリーブ・ウンオスー
NHKとアメリカのサンダンス・インスティテュート(俳優・映画監督のロバート・レッドフォード主宰の非営利団体)が共同で実施する「サンダンス・インスティテュート/NHK賞2023」の受賞者が、サンダンス映画祭授賞式で発表されました。
受賞者はナイジェリア出身、ロンドンを拠点に活躍する脚本家・映画監督オリーブ・ウンオスーさん、受賞脚本は「レイディ Lady」です。ウンオスーさんには賞金1万ドルが授与され、サンダンス・インスティテュートからのクリエイティブ・アドバイスを含め、受賞作品の制作支援が行われます。

サンダンス・インスティテュート/NHK賞2023受賞作品の詳細はこちらをご覧ください。
2022/07/04

NHKによるサンダンス支援2022:支援3作品が決定!

NHKは新進映画作家の脚本をサポートし、サンダンス・インスティテュートの脚本ラボとサンダンス・インスティテュート/NHK賞に推薦する事業を今年も行っています。
2022-2023サイクルのNHK推薦3作品が以下の通り決定しました。

「君と、巡りめぐる。」 Princess KALPA & rabbit
ふじやさとし Satoshi Fujiya

シングルマザーの宮本亜沙子は、娘のソラ(6歳)と幸せな毎日を過ごしていた。
しかし、小学校入学を前にソラの脳に腫瘍が見つかり、余命8ヶ月を宣告される。
突如、始まった娘との壮絶な闘病生活。
ある日、ソラは入院先のホスピスで一冊の絵本『カルパ姫とうさぎ』を見つける。
それは、亜沙子が小学生の頃に幼なじみと作ったものだった。

「海と山と小人とわたし」 The Fairy with Me
板橋 基之 Motoyuki Itabashi

福島県浪江町に暮らす結。両親を震災で亡くした結は、祖父と暮らし、心の調子を崩しているものの、悲しみを隠すかのように、家事をこなし、笑顔を絶やさない。
そんな結の前に小人のクバが現れ、愉快な交流が始まる。
ある日結は病院の帰りに寄った復興市で、空流(そら)と出会う。空流もまた心の病と闘っていた。
そんな空流の病気のために、結はある計画を実行し、小さな恋が芽生える。
結と空流とクバの、静かな交流の物語である。

「アンナと小林くんは此処」 Anna and Kobayashi Are Here
宮瀬 佐知子 Sachiko Miyase

強姦事件に巻き込まれた17歳の高校生アンナといつも陽気なフィリピン人の母シェリー。極度のストレスから色彩感覚を失ったアンナを、病院も警察も学校もさらに傷つける。そんな中出会ったとあるジャーナリストや根気よく付き合ってくれる友人の小林との関係性が、徐々にアンナとシェリーを前向きにさせていく。色を失ったことで音や音楽の鮮やかさに心も癒されていく中、思いもよらない過酷で理不尽な運命がアンナを待ち構えていた。

選出された映画作家3名は、NHKが8月に行う脚本ワークショップに参加してさらに脚本を磨きます。サンダンス・インスティテュートが推薦するクリエイティブアドバイザーが指導・助言を担当します。
新型肺炎感染対策としてオンラインでのワークショップとなる予定です。

NHKは脚本ワークショップを受けて改稿された長編劇映画脚本3作品を、NHK推薦作品としてサンダンス・インスティテュートに提出。インスティテュートは世界中から集まる他の応募作品と等しく、「サンダンス脚本ラボ」および「サンダンス・インスティテュート/NHK賞」の候補として審査を行います。




ワークショップは8月2〜5日(日本時間)オンラインで行われ、実り多い4日間となりました
左上から時計回りに、通訳こはたあつこさん、講師ジュラ・ガズダグさん、フェローふじやさとしさん、フェロー宮瀬佐知子さん、フェロー板橋基之さん
2022/02/07

サンダンス・インスティテュート/NHK賞2022 受賞者決定

ハサン・ハディ
受賞者 ハサン・ハディ
NHKとアメリカのサンダンス・インスティテュート(俳優・映画監督のロバート・レッドフォード主宰の非営利団体)が共同で実施する「サンダンス・インスティテュート/NHK賞2022」の受賞者が、オンライン開催された「サンダンス映画祭」で1月29日(日本時間:1月30日)に発表されました。
受賞者はニューヨークを拠点に活動しているイラク人脚本家・映画監督ハサン・ハディさん、受賞脚本は「大統領の誕生日ケーキ The President’s Cake」です。ハディさんには賞金1万ドルが授与され、サンダンス・インスティテュートからのクリエイティブ・アドバイスを含め、受賞作品の制作支援が行われます。

サンダンス・インスティテュート/NHK賞2022受賞作品の詳細はこちらをご覧ください。
2021/08/04

NHKによるサンダンス支援2021:支援3作品が決定!

NHKは新進映画作家の脚本をサポートし、サンダンス・インスティテュートの脚本ラボとサンダンス・インスティテュート/NHK賞に推薦する事業を今年も行っています。2021-2022サイクルのNHK推薦3作品が以下の通り決定しました。

「信じさせて欲しかった」 Let me believe
川 恵実 Megumi Kawa

「聖書に書かれていることだけが正解」と母親に信じさせられ、学校にも馴染めない姉妹。正直で理屈っぽい姉の遙は、恋や父親の死をきっかけに神の存在を疑い、家出し自らの歩む道を模索する。その姉を妹の祈が、亡き父の教えを胸に救出に向かう。宗教と個人の関わり方を問う作品。

「焼きそばパン(仮)」 Taste of Yakisoba
奥野俊作 Shunsaku Okuno

2007年12月。20歳の浪人生コジマは路上で泥酔していたナオミと出会うが2日後ナオミは死体で発見されコジマは殺人容疑で逮捕され無実の罪で服役する。
15年後。35歳となったコジマが出所。コジマは留学生のソヨンと出会い、ソヨンはコジマの映画を撮りはじめる。映画を撮影しながら自分自身を演じることで失った時間を取り戻してゆくコジマ。ナオミの魂を救い自身の無実を晴らすためコジマは真犯人を探す決意をする。独特のクールな視点で描かれる。

「団地のマイケル」 Old Haunts
三宅響子 Kyoko Miyake

高齢者が多く住み孤独死御殿とも囁かれる団地に、マイケルと名乗る少年と母親が現れる。隣人達が訝しがる中、お節介の四郎だけ少年の世話を焼く。ある日マイケルの前に、死んだはずの鉄が現れる。孤独死した住民で幽霊として戻ってきたのだ。心優しい鉄と触れ合い、徐々に心を開くマイケル。穏やかな日常が訪れるなか、マイケルと母を虐待した父親が現れる。マイケルは幽霊や老人達とともに立ち向かうのだが…。サスペンスとファンタジーが交錯する作品。

選出された映画作家3名は、NHKが9月に行う脚本ワークショップに参加してさらに脚本を磨きます。サンダンス・インスティテュートが推薦するクリエイティブアドバイザーが指導・助言を担当します。
新型肺炎感染対策として、昨年に続きオンラインでのワークショップとなる予定です。

NHKは脚本ワークショップを受けて改稿された長編劇映画脚本3作品を、NHK推薦作品としてサンダンス・インスティテュートに提出。インスティテュートは世界中から集まる他の応募作品と等しく、「サンダンス脚本ラボ」および「サンダンス・インスティテュート/NHK賞」の候補として審査を行います。




ワークショップは9月15〜18日(日本時間)オンラインで行われ、充実の4日間となりました。
写真下から時計回りに、講師ジュラ・ガズダグさん、フェロー奥野俊作さん、フェロー川恵実さん、通訳こはたあつこさん、フェロー三宅響子さん。
2021/02/04

サンダンス・インスティテュート/NHK賞2021 受賞者決定

メリアム・ジョーベアー
受賞者 メリアム・ジョーベアー
NHKとアメリカのサンダンス・インスティテュート(俳優・映画監督のロバート・レッドフォード主宰の非営利団体)が共同で実施する「サンダンス・インスティテュート/NHK賞2021」の受賞者が、アメリカ・ユタ州で開催された「サンダンス映画祭」で2月3日(日本時間:2月4日)に発表されました。
受賞者はカナダを拠点に映画制作を続けているメリアム・ジョーベアーさん、受賞脚本は「マザーフッド MOTHERHOOD」です。ジョーベアーさんには賞金1万ドルが授与され、サンダンス・インスティテュートからのクリエイティブ・アドバイスを含め、受賞作品の制作支援が行われます。

サンダンス・インスティテュート/NHK賞2021受賞作品の詳細はこちらをご覧ください。
2020/07/20

NHKによるサンダンス支援3作品が決定!

NHKは新進映画作家の脚本をサポートし、サンダンス・インスティテュートの脚本ラボとサンダンス・インスティテュート/NHK賞に推薦する事業を今年も行っています。2020 -2021サイクルのNHK推薦作品が以下の通り決定しました。

2020 - 2021NHK推薦作品
「バーバー・ブルース」 Nana's Blues
中井乃絵美 Noemie Nakai

服役中の70代の老女が刑務所から仮釈放される。しかし、実社会には彼女の居場所はなかなか見つからない。彼女は再び刑務所で気心の知れた受刑者仲間との生活をすることを画策する。

「プリズム」 PRHYTHM
針生悠伺 Yuji Hariu

短気な性格で伸び悩むバックダンサーの男が冤罪に巻き込まれ、刑務所に収容されてしまう。理不尽に虐げられる刑務所生活の中、男は更正プログラムであるダンスレッスンに参加。荒くれ者の受刑者たちとのダンスによって、忘れていた本当の踊る喜びを取り戻していく。

「ノアの魔法」 The Argument for Beauty
渋谷 悠 Yu Shibuya

英会話講師の豊、妻のアシュレイ、そして息子のノア、9歳。
その日はノアの誕生日を祝うはずだった。豊はノアに1羽のオウムをプレゼントする。だが同じ頃アシュレイは男と情事を重ねていたのだった。バラバラになっていく家族。離れて暮らすことになった豊に、ノアは寂しくないようにと可愛がっていたオウムを託す。そんなノアのために豊は「魔法の箱」を残していく。悩み抜いた結果、ノアが魔法に込めた願いとは…。

選出された映画作家3名は、NHKが東京で行う脚本ワークショップに参加してさらに脚本を磨きます。サンダンス・インスティテュートが推薦するクリエイテブアドバイザーが指導・助言を担当します。
新型肺炎感染対策として、今年のワークショップはオンラインで行う予定です。

NHKは脚本ワークショップを受けて改稿された長編劇映画脚本3作品を、NHK推薦作品としてサンダンス・インスティテュートに提出。インスティテュートは世界中から集まる他の応募作品と等しく、「サンダンス脚本ラボ」および「サンダンス・インスティテュート/NHK賞」の候補として審査を行います。

ワークショップは9月22〜25日(日本時間)の4日間、オンラインで行われました
左上から時計回りに、講師ジュラ・ガズダグさん、フェロー針生悠伺さん、フェロー渋谷悠さん、通訳こはたあつこさん、フェロー中井乃絵美さん
2020/07/20

「太陽の子」NHKドラマ版放送予定

2014年のNHK脚本ワークショップに参加した「太陽の子(旧題:神の火)」のNHKドラマ版が完成し、以下日時で放送されます。ぜひご覧下さい。

BS8K先行放送
8月1日(土)午後1時30分〜午後2時50分
8月6日(木)午後1時00分〜午後2時20分

地上波・総合、BS8K、BS4K同時放送
8月15日(土)午後7時30分〜 午後8時50分

【作】黒崎博
【出演】柳楽優弥、有村架純、三浦春馬、三浦誠己、宇野祥平、尾上寛之、渡辺大知、葉山奨之、奥野瑛太、イッセー尾形、山本晋也、國村隼、田中裕子

あらすじ、登場人物紹介など、詳しくはこちらをご覧下さい。
https://www4.nhk.or.jp/P6499/
https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=24328

なお、ドラマ版とは異なる視点で描かれる「太陽の子 映画版」は2021年に劇場公開予定です。
2020/02/01

サンダンス・インスティテュート/NHK賞2020 受賞者決定

カーステン・タン
受賞者 カーステン・タン
NHKとアメリカのサンダンス・インスティテュート(俳優・映画監督のロバート・レッドフォード主宰の非営利団体)が共同で実施する「サンダンス・インス ティテュート/NHK賞2020」の受賞者が、アメリカ・ユタ州で開催された「サンダンス映画祭」で2月1日(日本時間:2月2日)に発表されました。
受賞者はシンガポール出身、ニューヨークをベースに活動するカーステン・タンさんです。受賞脚本は「ハイアー HIGHER」です。タンさんには賞金1万ドルが授与され、サンダンス・インスティテュートからのクリエイティブ・アドバイスを含め、受賞作品の制作支援が行われます。

サンダンス・インスティテュート/NHK賞2020受賞作品の詳細はこちらをご覧ください。
2020/01/20

「37セカンズ」NHKドラマ版ほか放送予定

2016年のNHK脚本ワークショップに参加した「37セカンズ」の放送情報です。

国際共同制作バリバラドラマ「37セカンズ」(89分=ドラマ74分+15分メイキング)再放送
2月1日(土)【BSプレミアム】 午前0:26〜1:55 ※31日(金)深夜
2月1日(土)【BS4K】 19:30〜20:59

BS1スペシャル「もう一つの37セカンズ〜車椅子女子の挑戦〜」(49分)
2月2日(日)【BS1】22:00〜22:49
2月8日(土)【BS1】16:00〜16:49(再)
映画のオーディションに応募した車椅子女子たちを追ったドキュメンタリーです。

「ごごナマ」 トークコーナー 大東駿介さんゲスト
1月27日(月)【総合】13:00〜14:00

なお、「37セカンズ」映画版は2月初旬より劇場公開予定です。
NHKドラマ版のその後を描いています。
詳しくはこちらまで。
2019/06/24

NHKによるサンダンス支援3作品が決定!

NHKは新進映画作家の脚本をサポートし、サンダンス・インスティテュートの脚本ラボとサンダンス・インスティテュート/NHK賞に推薦する事業を今年も行っています。2019 - 2020サイクルのNHK推薦作品が以下の通り決定しました。

2019 - 2020NHK推薦作品
「サイレンは空ろに消ゆ」 The Siren Vanishes
春本雄二郎 Yujiro Harumoto

頭脳明晰にも関わらず、生まれ育った村に残り、献身的に役場に勤める男が、行政の一方的な村の集団移転命令に直面し、コミュニティを守るか、自分の家族を守るか、連帯と個の狭間で答えを見出そうとする話。

「誰かの、赤い風船」 Someone's Red Balloon
熊谷まどか Madoka Kumagai

田舎町で、農作業と家族の世話に明け暮れてきた50代の主婦と、都会の片隅で、愚かな罪を犯して逃げてきた20代の女。年齢も、環境も、価値観も全く違う二人が、赤い風船のもたらした小さな奇跡によって出会い、共鳴し合い、『力強い再生』にたどり着く物語。

「エレーナ・チャンネル」 Helena Channel
家冨未央 Mio Ietomi

ある時は、コンビニ勤めのママ。
ある時は、人気動画チャンネルの出演者!
自分の名前をつけた動画チャンネル「Helena Channel」を使い、日本に暮らす移民の目線をポップに生き生き届けるエレーナ。ブラジルの太陽のような彼女の存在が、日本に生きる孤独な人たちに革命を起こす物語。


選出された映画作家3名は、NHKが8月に東京で行う脚本ワークショップに参加してさらに脚本を磨きます。サンダンス・インスティテュートからの推薦を受けて招聘される2018年のクリエイティブ・アドバイザーは、脚本家/映画監督/教育者のジュラ・ガズダグさん。サンダンスラボを含め、世界各地の脚本ワークショップ、教育機関で後進の指導をされています。

NHKは8月の脚本ワークショップを受けて改稿された長編劇映画脚本3作品を、NHK推薦作品としてサンダンス・インスティテュートに提出。インスティテュートは世界中から集まる他の応募作品と等しく、「サンダンス脚本ラボ」および「サンダンス・インスティテュート/NHK賞」の候補として審査を行います。
2019/02/18

「37 Seconds」ベルリン国際映画祭でダブル受賞!


2016年のNHK脚本ワークショップに参加し、NHKとの国際共同制作作品として完成した長編劇映画「37 Seconds」が第69回ベルリン国際映画祭で2つの賞を受けました!

パノラマ部門の31作品から観客が投票で選ぶ「観客賞」と、全部門の上映作品を対象に外郭団体CICAEが選ぶ「Art House Cinema Award国際アートシアター連盟賞」です。
プレミア上映終了時には観客のスタンディングオベーションが起こり、鳴り止まない拍手にHIKARI監督、出演の佳山明さん、神野三鈴さん、大東駿介さんはじめ制作関係者にも喜びがあふれました。

HIKARI監督 にとっても、作品にとっても大きな意味のある受賞となりました。
今後は国内外の映画祭参加、劇場公開など展開していきます。ご期待ください。

ベルリン国際映画祭公式リリースはこちら
37 Secondsについてはこちら
2019/02/06

サンダンス・インスティテュート/NHK賞2019 受賞者決定

青島太郎
受賞者 青島太郎
NHKとアメリカのサンダンス・インスティテュート(俳優・映画監督のロバート・レッドフォード主宰の非営利団体)が共同で実施する「サンダンス・インス ティテュート/NHK賞2019」の受賞者が、アメリカ・ユタ州で開催された「サンダンス映画祭」で2月2日(日本時間:2月3日)に発表されました。
受賞者は2018年のNHK脚本ワークショップに参加し、脚本のオリジナル性がサンダンス・インスティテュートに評価された映像作家、青島太郎さんです。受賞脚本は「惑星コルサコフ PLANET KORSAKOV」です。青島さんには賞金1万ドルが授与され、サンダンス・インスティテュートからのクリエイティブ・アドバイスを含め、受賞作品の制作支援が行われます。

サンダンス・インスティテュート/NHK賞2019受賞作品の詳細はこちらをご覧ください。
2018/12/25

「37 Seconds」ベルリン国際映画祭パノラマ部門に正式招待決定!

HIKARI監督
HIKARI監督
2016年のNHKの脚本ワークショップに参加し、その後NHKとの国際共同制作作品として制作が進んでいた映画「37 Seconds」がこの度完成し、2019年2月のベルリン国際映画祭パノラマ部門でワールドプレミア上映の運びとなりました。
長編初監督でベルリン招待を射止めたHIKARI監督、車椅子の主演女優佳山明をはじめとするキャストも映画祭に参加します。映画の詳細はこちらをご覧下さい。

ベルリン国際映画祭は2019年2月7日〜17日の開催。「37 Seconds」はワールドプレミア上映となります。
2018/12/20

「The Mustang」サンダンス映画祭でワールドプレミア上映!

ロール・ドゥ・クレルモン=トネール
ロール・ドゥ・クレルモン=トネール監督
2015年のサンダンス・インスティテュート/NHK賞受賞作品「The Mustang」が完成し、サンダンス映画祭プレミア部門での上映が決定しました。
脚本・監督のロール・ドゥ・クレルモン=トネールはフランス出身で、女優・プロデューサーとしても活躍しています。「The Mustang」はロールの長編第一作となります。
作品詳細はこちらをご覧下さい。

サンダンス映画祭は2019年1月24日〜2月3日の開催です。
2018/07/13

NHKによるサンダンス支援3作品が決定!

NHKが新進映画作家の脚本をサポートし、サンダンス・インスティテュートの脚本ラボとサンダンス・インスティテュート/NHK賞に推薦する事業が今年も行われています。この度、2018 - 2019サイクルのNHK推薦作品が以下の通り決定しました。

2018 - 2019NHK推薦作品
「惑星コルサコフ」 Planet Korsakov
青島太郎  Taro Aoshima

20年ぶりに帰省した男が出会ったのは、死んだはずの母だった。過去と現在を行き来しながら男は母との距離を埋めようとするが……。

「PLAN75」 PLAN75
早川千絵  Chie Hayakawa

高齢化問題を解決するために、75歳以上の高齢者に安楽死を奨励する国の制度『PLAN75』。命の価値を揺るがすシステムの中に生きる三人の女性の物語。

「なぎさ」 NAGISA
古川原壮志  Takeshi Kogahara

死んだ妹を忘れられない兄が、偶然出かけたトンネルで妹の幽霊を見かけたことで、トンネルへ通い始める。消えない過去の事実に向き合う青年の物語。

選出された映画作家3名は、NHKが8月に東京で行う脚本ワークショップに参加してさらに脚本を磨きます。サンダンス・インスティテュートからの推薦を受けて招聘される2018年のクリエイティブ・アドバイザーは、脚本家/プロデューサーのエリック・ジェンドレセンさん。2001年のHBOミニシリーズドラマ「バンド・オブ・ブラザース」の共同クリエイター、脚本家リーダー、スーパーバイジング・プロデューサーとして、ゴールデン・グローブ賞やエミー賞で「最優秀ミニシリーズドラマ作品賞」を受けており、現在も多数の映画やテレビのミニシリーズの制作に携わっています。
NHKは8月の脚本ワークショップを受けて改稿された長編劇映画脚本3作品を、NHK推薦作品としてサンダンス・インスティテュートに提出。インスティテュートは世界中から集まる他の応募作品と等しく、「サンダンス脚本ラボ」および「サンダンス・インスティテュート/NHK賞」の候補として審査を行います。
2018/02/07

サンダンス・インスティテュート/NHK賞2018 受賞者決定

レミ・ウィークス
受賞者 レミ・ウィークス
NHKとアメリカのサンダンス・インスティテュート(俳優・映画監督のロバート・レッドフォード主宰の非営利団体)が共同で実施する「サンダンス・インス ティテュート/NHK賞2018」の受賞者が、アメリカ・ユタ州で開催された「サンダンス映画祭」で1月27日(日本時間:1月28日)に発表されました。
受賞者はイギリスの新進映像作家、レミ・ウィークスさん、受賞脚本は「ヒズ・ハウス HIS HOUSE」です。ウィークスさんには賞金1万ドルが授与され、サンダンス・インスティテュートからのクリエイティブ・アドバイスを含め、受賞作品の制作支援が行われます。

サンダンス・インスティテュート/NHK賞2018受賞作品の詳細はこちらをご覧ください。
プレスリリースはこちらです。
2017/09/20

2016年サンダンス・インスティテュート/NHK脚本賞
映画「Oh Lucy!」カンヌ映画祭批評家週間に正式招待されました

カンヌ映画祭批評家週間
カンヌ映画祭批評家週間
NHKとアメリカのプロダクションとの共同制作の映画「Oh Lucy!」(脚本監督・平ノ敦子、主演・寺島しのぶ)が、2017年のカンヌ映画祭の批評家週間で上映されました。
映画「Oh Lucy!」は、2016年1月のサンダンス映画祭でサンダンス・インスティテュート/NHK賞を受賞した平ノ敦子氏のオリジナル脚本を、NHKが制作支援した作品です。

左 平ノ敦子  右 寺島しのぶ
左 平ノ敦子  右 寺島しのぶ


平ノ敦子氏は、短編版「Oh Lucy!」で、第67回カンヌ映画祭学生映画部門において日本人として初の入賞を果たすなど、これまでも国際映画祭で数多くの賞を受賞しており、今回の「Oh Lucy!」が初の長編作品となります。
国際批評家週間は、フランス映画批評家組合が主催する部門で、今年で第56回目となります。批評家週間は、初回もしくは第二回目監督作品が上映され、新人監督の登竜門となっています。今年は1250の長編作品のなかから選ばれた7作品が上映されました。日本人監督作品としては、吉田大八監督「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」以来10年ぶりの選出となります。
この作品のNHK放送バージョンは9・16にNHK総合テレビでも放送されました。
映画「Oh Lucy!」(95分 日本/アメリカ)
<あらすじ>
節子(寺島しのぶ)は、メイドカフェで働く姪のミカ(忽那汐里)に頼まれ、ミカの代りに英会話教室に通うことになる。そこで、一風変わった教え方をするアメリカ人講師のジョン(ジョシュ・ハートネット)と出会う。ジョンは節子に「Lucy」と名乗らせる。英会話教室には初老の定年後の小森(役所広司)も通っていた。Lucyになりきった節子は、心の奥に眠っていた感情を次第に解き放ち、ジョンに惹かれていく。しかし節子の幸せな日々は突然終わる。ジョンがミカを連れて日本を去ってしまったのだ。節子は二人を追いかけ、ミカの母親、綾子(南果歩)とともにアメリカに向かうのだが…。

<出演者>
寺島しのぶ、南果歩、忽那汐里、大後寿々花 、井上肇/役所広司/ジョシュ・ハートネット ほか
<スタッフ>
脚本・監督:平ノ敦子
プロデューサー:ハン・ウェスト, 木藤幸江, ジェシカ・エルバーム, 平ノ敦子, 木藤幸江
共同制作プロデューサー:土屋勝裕(NHK編成局コンテンツ開発センター)
制作:OH LUCY.LLC, MATCHGIRL PICTURES, MERIDIAN CONTENT, GLORIA SANCHEZ PRODUCTIONS/ NHK
2017/06/23

NHKによるサンダンス支援3作品が決定!

NHKが新進映画作家の脚本をサポートし、サンダンス・インスティテュートの脚本ラボとサンダンス・インスティテュート/NHK賞に推薦する事業が今年も行われています。この度、2017 - 2018サイクルのNHK推薦作品が以下の通り決定しました。

2017 - 2018NHK推薦作品
古河原壮志
「なぎさ」 NAGISA
古河原壮志

亡き妹の面影を求めて暮らす大学生の兄。未だに事故で無くなった妹への悔恨と想いを断ち切れず現実を受け入れられない。友人たちとともにその辛い記憶に立ち向かい一歩を踏み出そうとする青年の姿が瑞々しい感性で描き出される。

三宅響子
「ファム ファタール」 FAMME FATALE
三宅響子

地方新聞の独身女性記者、洋子。連載の企画で孤独死を取材するうちに奇妙な偶然に気付く。孤独死した人々の影には共通して一人の中年女性「ミスF」の存在が見え隠れする。 取材者として「ミスF」の正体を探るために追う洋子だが次第に「ミスF」に強い興味を抱いて行く。クライム・サスペンス タッチの物語。

福永壮志
「イオマンテ」 IOMANTE
福永壮志

人生を斜に構えて時堕落な毎日を過ごす男が自らのルーツと向き合う物語。
沖縄に暮らす主人公は父の死後、久しぶりに生まれ故郷の北海道へ戻る。久しぶりの家族、友人、古老たちの出会いの中でそれまで直視する事の無かった自らのルーツ「アイヌ」と向き合い自分のアイデンティティを見つける物語。

3名の映画作家は、NHKが8月に東京で行う脚本ワークショップに参加して、さらに脚本を磨きます。サンダンス・インスティテュートからの推薦を受けて招 聘される2017年のクリエイティブ・アドバイザーは、ハワード・A・ロッドマンさん。南カリフォルニア大学映画芸術部教授・全米脚本家組合西部会長・映画芸術科学協会執行委員他USAサンダンス・インスティテュートラボでも人気の講師。
映画作品はジュリアン・ムーア主演の「SAVAGE Grace」2007(邦題「美しすぎる母」)、ジョシュ・ハートネット主演の「August」(邦題「黄昏のウォール街」)など、多くの脚本を手がけ、その他テレビシリーズの脚本・演出なども多数。

ハワード・A・ロッドマン
3人の映画作家とロッドマン氏


NHKは8月の脚本ワークショップを受けて改稿された3作品を、NHK推薦作品としてサンダンス・インスティテュートに提出。インスティテュートは世界中から集まる他の応募作品と等しく、「サンダンス脚本ラボ」および「サンダンス・インスティテュート/NHK賞」の候補として審査を行います。
2017/05/08

「OH LUCY!」カンヌ映画祭批評家週間コンペティションに選出!

OH LUCY!
サンダンス・インスティテュート/NHK賞を2016年に受賞した「OH LUCY!」(平ノ敦子監督)がこのほど完成し、5月に開催されるカンヌ映画祭批評家週間のコンペティションに参加することが決まりました。カンヌ映画祭は2017年5月17日〜28日の開催。「OH LUCY!」はワールドプレミア上映となります。
2017/02/13

サンダンス・インスティテュート/NHK賞2017 受賞者決定

受賞者 ババク・アンバリ
受賞者 ババク・アンバリ
NHKとアメリカのサンダンス・インスティテュート(俳優・映画監督のロバート・レッドフォード主宰の非営利団体)が共同で実施する「サンダンス・インス ティテュート/NHK賞2017」の受賞者が、アメリカ・ユタ州で開催された「サンダンス映画祭」で1月28日(日本時間:1月29日)に発表されました。
受賞者はイラン出身・ロンドン在住のババク・アンバリさん、受賞脚本は「アイ・ケイム・バイ I CAME BY」です。アンバリさんには賞金1万ドルが授与され、サンダンス・インスティテュートからのクリエイティブ・アドバイスを含め、受賞作品の制作支援が行われます。

サンダンス・インスティテュート/NHK賞2017受賞作品の詳細はこちらをご覧ください。
NHKのプレスリリースはこちらです。
2016/06/24

NHKによるサンダンス支援3作品が決定!

NHKが新進映画作家の脚本をサポートし、サンダンス・インスティテュートの脚本ラボとサンダンス・インスティテュート/NHK賞に推薦する事業が今年も行われています。この度、2016 - 2017サイクルのNHK推薦作品が以下の通り決定しました。

2016 - 2017NHK推薦作品
「笑え、子どもたち」 Laugh, children
佐藤快磨
後藤、阿部、夏井の三人は、それぞれの生きるという事についての意識の違いからすれ違い傷つけ合うようになるが、伝統行事なまはげを終え、新年を迎え、すべての荷を下ろすことはないまま、一歩前に進んだように見える。

「永遠の1900マイル」
増田靜雄
フィリピン人女性とその息子が、故郷・フィリピンへ戻り、そこで日本兵の幽霊と出会う。大きな事件に巻き込まれながら、本当の幸せを見つけ出す物語。

「CANTERING」 CANTERING
HIKARI
下半身不随の漫画家ゴーストライター、夢馬(28)は、過保護な母親のもとで社会から隔離されて育った。アダルト漫画への就職をきっかけに自分のアイデンティティを発見した彼女は、ある縁から車椅子タクシー運転手とのロマンスを始めるが・・・。

3名の映画作家は、NHKが8月に東京で行う脚本ワークショップに参加して、さらに脚本を磨きます。サンダンス・インスティテュートからの推薦を受けて招 聘される2016年のクリエイティブ・アドバイザーは、ダンテ・ハーパーさん。自身の監督作品のみならず脚本・プロデュース・編集でインデペンデント映画に深く関わり、大手映画制作会社に脚本を提供してきました。独自開発脚本All You Need is Kill「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(2014)は、アクション映画脚本として注目を集め、後にトム・クルーズ主演、ダグ・リーマン監督で映画化されています。現在はトーマス・ペリーの小説Metzger’s Dogの脚色、ソニー・ピクチャーズ社のマーベルコミック作品Venom脚本に取り組んでいます。

NHKは8月の脚本ワークショップを受けて改稿された3作品を、NHK推薦作品としてサンダンス・インスティテュートに提出。
インスティテュートは世界中から集まる他の応募作品と等しく、「サンダンス脚本ラボ」および「サンダンス・インスティテュート/NHK賞」の候補として審査を行います。
2016/02/12

サンダンス・インスティテュート/NHK賞2016 受賞者決定

受賞者 平柳敦子
受賞者 平柳敦子
NHKとアメリカのサンダンス・インスティテュート(俳優・映画監督のロバート・レッドフォード主宰の非営利団体)が共同で実施する「サンダンス・インス ティテュート/NHK賞2016」の受賞者が、アメリカ・ユタ州で開催された「サンダンス映画祭」で1月30日(日本時間:1月31日)に発表されました。
受賞者は日本出身の平柳敦子さん、授賞脚本は「オー ルーシー! Oh Lucy!」です。平柳さんには賞金1万ドルが授与され、サンダンス・インスティテュートからのクリエイティブ・アドバイスを含め、受賞作品の制作支援が行われます。

サンダンス・インスティテュート/NHK賞2016受賞作品の詳細はこちらをご覧ください。
NHK報道資料はこちらです。

共同脚本 ボリス・フルーミン
共同脚本 ボリス・フルーミン
2015/07/21

NHKによるサンダンス支援3作品が決定!

NHKが新進映画作家の脚本をサポートし、サンダンス・インスティテュートの脚本ラボとサンダンス・インスティテュート/NHK賞に推薦する事業が今年も行われています。この度、2015 - 2016サイクルのNHK推薦作品が以下の通り決定しました。

2015 - 2016NHK推薦作品
「僕の映画」 A BOY ON THE SET
早川千絵
幼いころから車上生活をして育った少年、明。彼の子供時代を描く映画の撮影に立ち会い、
やがて彼自身の役を演じるためにカメラの前へ立つことになる。

「4」 4
針生悠伺
人間とオニの戦争中、敵の赤ちゃんを拾った三人の青年が、その子を救うために、
オニの大使館を目指して旅に出る。

「アメリカの恋人」 A long way away from
中江和仁
アメリカのド田舎で行われるトンデモナイ映画祭に招かれた
ベテラン日本人監督の珍道記!

3名の映画作家は、NHKが8月に東京で行う脚本ワークショップに参加して、さらに脚本を磨きます。サンダンス・インスティテュートからの推薦を受けて招聘される2015年のクリエイティブ・アドバイザーは、映画「Go fish」(原題:Go Fish / 1994)の監督・脚本、またテレビシリーズ「Lの世界」(原題:The L Word )の監督・脚本・プロデューサーとして知られるローズ・トロシェーさんです。

NHKは8月の脚本ワークショップを受けて改稿された3作品を、NHK推薦作品としてサンダンス・インスティテュートに提出。
インスティテュートは他の応募作品と等しく、「サンダンス脚本ラボ」および「サンダンス・インスティテュート/NHK賞」の候補として審査を行います。
2015/02/03

サンダンス・インスティテュート/NHK賞2015 受賞者決定

受賞者 ロール・ドゥ・クレルモン=トネール
受賞者 ロール・ドゥ・クレルモン=トネール
NHKとアメリカのサンダンス・インスティテュート(俳優・映画監督のロバート・レッドフォード主宰の非営利団体)が共同で実施する「サンダンス・インス ティテュート/NHK賞2015」の受賞者が、アメリカ・ユタ州で開催された「サンダンス映画祭」で1月31日(日本時間:2月1日)に発表され、フランスのロール・ドゥ・クレルモン=トネールさんが脚本「ムスタング MUSTANG」で受賞しました。受賞者には賞金1万ドルが授与され、受賞作品の制作支援が行われます。

また、2014年のNHK脚本ワークショップで支援を行った黒崎博さんの「神の火 Prometheus’ Fire」に対し、インスティテュートからスペシャルメンション賞が送られました。「神の火」に対しても、クリエイティブ面のアドバイスなどの支援が行われます。

サンダンス・インスティテュート/NHK賞2015受賞作品の詳細はこちらをご覧ください。
NHK報道資料はこちらです。

2013年のNHK脚本ワークショップで長編脚本のサポートを受けた平柳敦子さんが、同名の短編作品「Oh Lucy!」でサンダンス映画祭短編部門のインターナショナル・フィクション審査員賞を受賞しました。

黒崎博
黒崎博
平柳敦子
平柳敦子
「Oh Lucy!」主演:桃井かおり
「Oh Lucy!」主演:桃井かおり
2014/06/23

NHKによるサンダンス支援3作品が決定!

NHKが新進映画作家の脚本をサポートし、サンダンス・インスティテュートの脚本ラボとサンダンス・インスティテュート/NHK賞に推薦する事業が今年も行われています。この度、2014 - 2015サイクルのNHK推薦作品が以下の通り決定しました。

2014 - 2015NHK推薦作品
「イカメッシー」 IKAMESSYI
田中智章
イカめしを販売する母親と、ゆるキャラの着ぐるみ姿で旅をすることになった、ひきこもり娘。
2人のささやかなロードムービー。

「嘘と寝た女」 Perfect Stranger
中江和仁
5年連れ添った内縁の夫が亡くなる。
そのとき、夫の名前や、医師と称していた事などすべてが嘘だとわかった。
一人残された妻は、夫が誰だったのかを突き止める旅に出る。

「神の火」 Prometheus’ Fire
黒崎 博
二人の男と一人の女。幼なじみの三人は全く違った運命を辿り始める。
恋と友情、そして自分を燃焼できる道を探して。
太平洋戦争終わり間近の京都を舞台に、さわやかに、時に残酷に描き出す青春群像。

3名の映画作家は、NHKが8月に東京で行う脚本ワークショップに参加して、さらに脚本を磨きます。講師は、サンダンス・インスティテュートから推薦を受け招聘するクリエイティブ・アドバイザー。2014年の講師は、「ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男」「ミッシング・ポイント」などの映画や人気テレビドラマの脚本家として、また新進映画作家の指導者として活躍しているウィリアム・ウィーラーさんです。

NHKは8月の脚本ワークショップを受けて改稿された3作品を、NHK推薦作品としてサンダンス・インスティテュートに提出。
インスティテュートは他の応募作品と等しく、「サンダンス脚本ラボ」および「サンダンス・インスティテュート/NHK賞」の候補として審査を行います。
2014/06/03

NHKアジア・フィルム・フェスティバル上映作品 放送のお知らせ

NHKアジア・フィルム・フェスティバル2011で上映された作品が、7月のBSプレミアムに登場します。

7月4日(金)午後1:00〜  BSプレミアム
風の音、愛のうた」(2011年・タイ)
監督:ピーラサック・サックシリ
   プッティポンサーイシーケーウ
   サヨムプー・ムックディープローム

出演:パッチャイ・パックディースースック
   ソムチャイ・サックディクン
   ラリター・パンヨーパート ほか

ぜひご覧ください。
2014/04/28

NHKアジア・フィルム・フェスティバル上映作品 放送のお知らせ

NHKアジア・フィルム・フェスティバル2011で上映された3作品が6月のBSプレミアムに登場します。放送日時は以下となっています。

6月13日(金)午後1:00〜  BSプレミアム
我が大草原の母」(2010年・中国)
監督:ニンツァイ
出演:ナーレンホア、トゥメンバヤル ほか

6月20日(金)午後1:00〜  BSプレミアム
花嫁と角砂糖」(2011年・イラン)
監督:レザ・ミルキャリミ
出演:サイド・プールサミミ、ナガール・ジャワヘリアン ほか

6月27日(金)午後1:00〜  BSプレミアム
秘剣ウルミ バスコ・ダ・ガマに挑んだ男」(2011年・インド)
監督:サントーシュ・シヴァン
出演:プリトヴィーラージ、プラブ・デーヴァ ほか

ぜひご覧ください。
2014/02/10

サンダンス・インスティテュート/NHK賞2014 受賞者決定

受賞者 マーク・イライジャ・ローゼンバーグ
受賞者 マーク・イライジャ・ローゼンバーグ
NHKとアメリカのサンダンス・インスティテュート(俳優・映画監督のロバート・レッドフォード主宰の非営利団体)が共同で実施する「サンダンス・インス ティテュート/NHK賞2014」の受賞者が、アメリカ・ユタ州で開催された「サンダンス映画祭」で1月24日(日本時間:25日)に発表され、アメリカのマーク・イライジャ・ローゼンバーグさんが脚本「アド・インエクスプロラタ Ad Inexplorata」で受賞しました。受賞者には賞金1万ドルが授与され、受賞作品の制作支援が行われます。

受賞作品の詳細はこちらをご覧ください。
NHK報道資料はこちらです。

2013 - 2014NHK推薦3作品は惜しくも脚本ラボ参加はなりませんでしたがインスティテュートから高い評価を受けました 。

サンダンス映画祭2014では、2008年にNHK賞を受賞したアレハンドロ・フェルナンデス・アルメンドラス監督の最新作To Kill a Manが上映され、見事ワールド・ドラマ・コンペティションの最高賞である審査員大賞を受けました。
2013/06/17

NHKによるサンダンス支援3作品が決定!

NHKが新進映画作家の脚本をサポートし、サンダンス・インスティテュートの脚本ラボとサンダンス・インスティテュート/NHK賞に推薦する事業が今年も行われています。この度、2013 - 2014サイクルのNHK推薦作品が以下の通り決定しました。

2013 - 2014NHK推薦作品
「Oh Lucy! (オー ルーシー!) Oh Lucy!」
平柳敦子
55独身OL節子が一風変わった英会話教室で見つけたもう1人の自分『ルーシー』。
『ルーシー』は抑圧されていた節子の欲望を解放する。

「構成家族 Like A Family」
三宅伸行
「ブラジル移民ノ条件ハ、家族ヲ形成スルコト」
1930年代の神戸。一縷の夢を託しブラジルへの移住を希望し集まった人々の人間模様を描く。

「残る歳月 The rest of his life」
久万真路
人様には迷惑かけて生きてはいけない、の信条を胸に古希を越えた主人公の福山健二(72)は慎ましやかに暮らしてきた。だがある日、自分は認知症を発症したのでは?という疑念を抱き、周りの人々とどう距離を保って余生を過ごしていくべきかの問題に直面する。
健二が出した答えは大胆なものだった…

3名の映画作家は、NHKがサンダンス・インスティテュートから推薦を受け招聘するクリエイティブ・アドバイザーが7月に東京で行う脚本ワークショップに参加します。
今年のクリエイティブ・アドバイザーは、「セクレタリー」「クロエ」など映画の脚本家として、また教育者として活躍しているエリン・クレシダ・ウィルソンさんです。

NHKは7月の脚本ワークショップを受けて改稿された3作品を、NHK推薦作品としてサンダンス・インスティテュートに提出。
インスティテュートは他の応募作品と等しく、「サンダンス脚本ラボ」および「サンダンス・インスティテュート/NHK賞」の候補として審査を行います。
2013/05/29

「HELI」のアマット・エスカランテ監督、カンヌ映画祭で監督賞!

サンダンス・NHK賞作品「HELI」のアマット・エスカランテ監督が、カンヌ映画祭で監督賞を受賞しました!3回目のカンヌ、初のコンペティション参加で見事栄誉を受けたエスカランテ監督は、メキシコ在住の34歳。ドラッグ・カルテルが牛耳る田舎町で暴力に苛まれながら生きる若者エリを描き、評価を受けました。

HELI写真
アマット・エスカランテ監督
2013/04/23

サンダンス・NHK賞4作品 放送決定

サンダンス・NHK国際映像作家賞を受賞した作品4本がBSプレミアムで放送されます。

5月7日(火)午前9:00〜10:50 BSプレミアム
GO!」(2001年 日本) 監督・脚本:矢崎充彦/出演:高田宏太郎、椋木美羽、山崎努、美保純、伊集院光 ほか

5月8日(水)午前9:00〜11:07 BSプレミアム
ランドリー Laundry」(2001年 日本) 監督・脚本:森淳一/出演:窪塚洋介、小雪、内藤剛志 ほか

5月9日(木)午前9:00〜10:51  BSプレミアム
彼女を見ればわかること」(1999年 アメリカ)監督・脚本:ロドリゴ・ガルシア/出演:グレン・クローズ、ホリー・ハンター、キャシー・ベイカー、キャリスタ・フロックハート、キャメロン・ディアス ほか

5月10日(金)午前9:00〜10:58 BSプレミアム
ミラーを拭く男」(2003年 日本)監督・脚本:梶田征則/出演:緒形拳、栗原小巻、辺土名一茶、国仲涼子、津川雅彦 ほか

ぜひご覧ください。
2013/04/19

「HELI」カンヌ映画祭コンペティションに選出!

サンダンス・NHK国際映像作家賞を2010年に受賞したメキシコ作品「HELI」(アマット・エスカランテ監督)がこのほど完成し、5月に開催されるカンヌ映画祭のコンペティションに参加することが決まりました。カンヌ映画祭は2013年5月15日〜26日の開催。世界から選ばれた19作品が最高賞パルムドールを競います。

HELI写真1
HELI写真2
2013/02/04

サンダンス・インスティテュート/NHK賞2013 受賞者決定

受賞者 萩原健太郎(左)・藤本匡太(共同脚本/右)
受賞者 萩原健太郎(左)・藤本匡太(共同脚本/右)
NHKとアメリカのサンダンス・インスティテュート(俳優・映画監督のロバート・レッドフォード主宰の非営利団体)が共同で実施する「サンダンス・インス ティテュート/NHK賞2013」の受賞者が、アメリカ・ユタ州で開催された「サンダンス映画祭」で1月26日(日本時間:27日)に発表され、日本の萩原健太郎さんが脚本「スペクタクルド・タイガー」で受賞しました。受賞者には賞金1万ドルが授与され、受賞作品の制作支援が行われます。

受賞作品の詳細はこちらをご覧ください。
NHK広報資料はこちらです
2013/01/15

「ハッシュパピー バスタブ島の少女」アカデミー賞ノミネート!

サンダンス・NHK賞作品「ハッシュパピー バスタブ島の少女 Beasts of the Southern Wild(旧題:南の果ての野獣ども)」が、この度発表されたアカデミー賞ノミネートで以下の4部門に選ばれました!

ハッシュパピー バスタブ島の少女 写真
・作品賞
・監督賞 ベン・ザイトリン
・主演女優賞 クヮヴェンジャネ・ウォレス
・脚色賞 ベン・ザイトリン、ルーシー・アリバー

主演女優賞にノミネートされたクヮヴェンジャネ・ウォレスは現在9歳。部門史上最年少の選出です。詳しくはこちらをご覧ください。

アカデミー賞授賞式は2月24日(日本時間25日)に行われます。
また、2013年4月に劇場公開、NHKでの放送は2014年4月以降を予定しています。
2013/01/11

サンダンス・NHK賞作品「夏のメイ」、サンダンス映画祭で上映!

夏のメイ 写真
脚本がサンダンス・インスティテュート/NHK賞を2011年に受けた「夏のメイ May in the Summer」(監督:シャリーン・デイビス Cherien Dabis)がこのほど完成し、サンダンス映画祭2013のUSコンペティション部門に選出されました。
さらに、部門のオープニング上映作品にも選ばれ、期待が集まっています。

サンダンス映画祭:2013年1月17日〜27日 アメリカ・ユタ州
授賞式は26日夜(日本時間27日)です。

サンダンス・インスティテュート/NHK賞2013の受賞者は、2013年の映画祭開催中に発表されます。

過去の“What's New”はこちら

PAGE TOP