2005年


「バーチャルラブ」 (アメリカ)
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「ボディーガード」 (ラテンアメリカ)
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「世界の終わりの過ごし方」 (ヨーロッパ)
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「酒井家のしあわせ」 (日本)
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バーチャルラブ
Virtual Love
アメリカ
【あらすじ】
アメリカの詩人・作家ポール・モネの全米図書賞
受賞作品をもとに、ポールと15歳の少年トニーとの間に芽生えた奇妙な友情を描く。
【監督】
リチャード・プレス
カリフォルニア大学バークレー校卒。脚本・監督した短編映画『2÷3』がニューヨーク映画祭で公開、ベルリン国際映画祭では審査員賞(jury prize)を受賞。『ランブルズ(Rambles)』と『期待(Expecting)』の両作品とも、ベルリン国際映画祭で公開された。彼のオプ・アート(Press' Op-Art)の作品は、ニューヨークタイムズのOp-Edのホームページで見ることができる。
ボディーガード
El Custodio(The Minder)
2006年/アルゼンチン/100分
●2006年 ベルリン国際映画祭 アルフレッド・バウアー賞
●2006年 サン・セバスチャン国際映画祭 ホライズン賞 スペシャルメンション
●2006年 ボコタ映画祭 最優秀作品賞、最優秀監督賞
【あらすじ】
要人のボディガードとして、まるで影のように生きる主人公。自分の存在を消して警護相手の人生を生きるうちに、いつしか抑圧に押しつぶされそうになり……。
【監督】
ロドリゴ・モレノ
ブエノスアイレス生まれ。卒業後も教鞭を取っているUniversidad del Cineにて、映画制作を学ぶ。初監督短編『NOSOTROS』、2作目の『COMRADES』が、国内及びラテンアメリカでの数々の賞を受賞。2001年に監督した初長編『DESCANSO』は、ブエノス・アイレス映画祭で最優秀アルゼンチン映画に選ばれた。
【スタッフ】
監督・脚本:ロドリゴ・モレノ
プロデューサー:ヘルナン・ムサラッピ
撮影監督:バーバラ・アルバレズ
美術:ゴンザロ・デルガド・ガリアナ
編集:ニコラ・ゴールドバート
音楽:フェデリコ・フシ
【キャスト】
ルベン:ジュリオ・シャベズ
大臣:オスマール・ヌネズ
ラマス:マルセロ・ダンドレア
アルフレッド:オスヴァルド・デレジアン
世界の終わりの過ごし方
The Way I Spent the End of the World
2006年/ルーマニア/106分
●2006年 カンヌ映画祭 ある視点部門最優秀女優賞
●2007年 ベルリン国際映画祭 ジェネレーション部門
【あらすじ】
1989年、チャウシェスク大統領の独裁政治が終焉を告げる直前のブカレスト近郊。両親と7歳の弟ラリと共に暮らす17歳のエバを主人公に、不条理で崇高な悲喜劇を描く。
【監督・脚本】
カタリン・ミツレスク
1972年ルーマニアのブカレスト生まれ。ブカレスト大学で最初に地質学を学んだ後、勉強を中断し、オーストリアやハンガリー、ポーランド、イタリアで3年間旅をしながら就労。2000年にUATCブカレストの映画監督コースを卒業。在学中に製作した短編『BUCURESTI- WIEN』と『17 MINUTES LATE』が2001年と2002年のカンヌ映画祭シネフォンダシオンに選ばれ、ルーマニアで劇場公開される。卒業以来、製作したいくつかの短編映画が賞を受賞しており、『TRAFIC』は2004年のカンヌ映画祭でパルムドール(短編部門)を受賞。コマーシャルや音楽ビデオなども監督。『世界の終わりの過ごし方』はミツレスクの初長編作品。
【スタッフ】
監督・脚本:カタリン・ミツレスク
プロデューサー:カタリン・ミツレスク、ダニエル・ミツレスク、イナ・リー
撮影:マリウス・パンドゥル
美術:ダニエル・ラドゥタ
編集:クリスティーナ・イオネスク
音楽:イブ・マリー・オムヌ
【キャスト】
エバ:ドロシア・ペトレ
ラリ:ティモテイ・ドゥマ
ヴォミカ:イオニュ・ベチェル
タルザン:マリウス・スタン
シルヴィカ:マリアン・ソイカ
アンドレイ:クリスチャン・バラル
酒井家のしあわせ
The Sakais' Happiness
2006年/日本/102分
●2006年 プサン国際映画祭 アジア映画の窓部門
【あらすじ】
地方の静かな町に暮らす酒井家。ごく普通の家族に見えるが、両親は再婚で中学2年生の次雄と妹は父親違いという少し複雑な家庭だった。そんなある日、父の正和が突然家を出ると言い出す。破天荒な理由に驚く家族だったが……。
【監督】
呉 美保(お みぽ)
1977年三重県生まれ。大阪芸術大学映像学科を卒業後、大林宣彦事務所「(株)PSC」に入社。『ハラブジ』『湯布院源流太鼓』の2本の短編を監督後、3作目の短編『め』が2002年のぴあフィルム・フェスティバルに入選。翌2003年に製作した短編『ハルモ二』は、東京国際ファンタスティック映画祭デジタル・ショート600秒部門グランプリを受賞。『酒井家のしあわせ』は呉の初監督作品。
【スタッフ】
監督・脚本:呉 美保
製作:若杉正明
エグゼクティブ・プロデューサー:甲斐真樹、岩城正剛、三浦昇
プロデューサー:久保理茎
撮影:喜久村徳章
照明:才気勝
編集:阿部亙英
録音:阿部茂
助監督:蔵方政俊
【キャスト】
酒井正和:ユースケ・サンタマリア
酒井照美:友近
酒井次雄:森田直幸
秋:谷村美月
田上百合子:濱田マリ
百澤雪子:洞口依子
菅原和吉:赤井英和
堤曜造:高知東生
藤田明美:本上まなみ
松尾浩二:山田雅人
ナリ:栗原卓也