Lecture
第1回 「渋谷系」とDJカルチャー
Eテレ 2016年5月29日(日) 午前0時
番組内容
90年代、バブル崩壊、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件…時代の大きなうねりの中にあった日本で、局地的に人気だった「渋谷系」と呼ばれる音楽が旋風を巻き起こす。
フリッパーズ・ギター、カヒミ・カリィにピチカート・ファイヴ…渋谷のレコード店だけが、全国チャートとはまったく違うベスト10だった。
そして、それは「渋谷系」と一言ではくくれない、新しい価値観の提示だった。
同じ頃、加熱していったのは、DJカルチャー。サンプリングやリミックスで既存の音楽を掘り出し、再構築し、新しい命を吹き込む。渋谷は、世界で一番アナログレコードが集まる街、と呼ばれるまでになった。
DJ的発想、感覚は、私たちの感性を刷新し、今につながっているのではないか?
VTR出演者
- ・カジヒデキ(アーティスト)
- ・瀧見憲司(DJ/レーベルオーナー)
- ・信藤三雄(アートディレクター・映像ディレクター)
- ・橋本徹(DJ・編集者)
- ・須永辰緒(DJ/音楽プロデューサー)
講義資料
・「オリコンアルバムチャート」
1993年12月27日
・「HMV渋谷・JPチャート」
1993年12月24日
参考文献
- ・「渋谷系」若杉実 著
- ・「ポップ中毒者の手記」川勝正幸 著
- ・「アースダイバー」中沢新一 著
- ・「創られた『日本の心』神話」輪島裕介 著
- ・「レコードマップ」
- ・「POP・iND'S」
- ・「Suburbia Suite」橋本徹 著