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Lecture

第6回『更新するストリート・カルチャー』

Eテレ 2015年11月6日(金) 午後11時
 

戦後70年、それは人々がさまざまなストリートに集まってきた歴史でもある。
「市街劇」や「ヒップホップ」など、場所としての「ストリート」は、多様なカルチャーを生んできた。
しかし今、ストリートの意味合いが変わってきている。
広大なネット空間も、漫画や映画などの仮想空間でさえも、新しい「ストリート」なのでは?
寺山修司の伝説の市街劇、サイバーパンクの小説、松本大洋や井上三太の作品などをもとに、考察していく。
今、サブカルチャー的なるものが生まれる場所はどこにある?シリーズ最終章!

※NHKサイトを離れます。
◎講義資料
・完成した三角形

・1975年、寺山修司の30時間市街劇
 「ノック」で観客に配られた地図

第6回 講師/宮沢章夫 みやざわ あきお

劇作家・演出家・作家。1956年12月9日生。80年代半ば、竹中直人、いとうせいこうらとともに、「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」を開始。その作演出をすべて手掛ける。90年、作品ごとに俳優を集めて上演するスタイルの「遊園地再生事業団」の活動を開始し、『ヒネミ』(92年)で、岸田戯曲賞受賞。エッセイなど執筆も多く、小説「サーチエンジン・システムクラッシュ」(99年)では、芥川賞・三島賞候補。「時間のかかる読書ー横光利一『機械』を巡る素晴らしきぐずぐず」で2010年伊藤整賞。大学で、演劇論、サブカルチャー論を講義するなど活動は多彩。NHKラジオ「すっぴん!」月曜パーソナリティー。

◎参考文献
  • ・「書を捨てよ、町へ出よう」
      寺山修司
  • ・「東京劇場ーガタリ、東京を行く」
      フェリックス・ガタリ 他
  • ・「ニューロマンサー」 ウィリアム・ギブスン
  • ・「鉄コン筋クリート」 松本大洋
  • ・「TOKYO TRIBE」 井上三太
  • ・「ネット・トラヴェラーズ'95」
  • ・「動員の革命」 津田大介
  • ・「オン・ザ・ロード」 ジャック・ケルアック
◎講義一覧