かつて、深夜テレビは最先端の実験場であり、解放区だった!?
60年代、草分けとして一大革命を起こした、ニュースワイドショー「11PM」、80年代に様々な分野の新たな才能を発掘した「冗談画報」、「カノッサの屈辱」などフジテレビ深夜帯での実験、さらに今や伝説となった番組の数々を取り上げながら、各局がこの時間帯で繰り広げた表現競争を見ていく。今見ても、新鮮な企画目白押し、制作者や出演者の貴重な証言も紹介。
「深夜」が本当に深夜だった頃、それら過激で「何でもあり」の番組は、まるで生き物のように、時代と密接に呼吸しながら、ある文化潮流を生み出していた。その自由な精神は、何をもたらしたのか?
1956年、東京生まれ。
慶応大学卒業後、東京ニュース通信社にて「週刊TVガイド」の編集などに携わる。
84年に独立、「週刊文春」他の雑誌や新聞に流行、風俗現象、東京などをテーマにしたコラムを執筆。
深夜番組「冗談画報」をはじめ、テレビ番組にも出演した。
主な著書に「東京23区物語」「ナウのしくみ」「B級ニュース図鑑」。
近刊に「大東京23区散歩」「80年代しりとりコラム」などがある。